ハチャメチャな奴らが戻って来た！ 　米原幸佑らが語る、新作舞台『Live Musical「SHOW BY ROCK!!」』

サンリオの音楽とバンドをテーマにしたキャラクタープロジェクト『SHOW BY ROCK!!』は、2012年のキャラクター誕生から今年で5年を数える。繋がりを意味する“LOCK”をキーワードに、物と繋ぐ「融合」、人を繋ぐ「結束」、時を繋ぐ「永劫」をテーマに5周年の記念イヤーに突入した。

2013年にはスマホゲームアプリがスタートし、現在240万ダウンロードを達成している。昨年2016年に上演されたミュージカルの好評を受け、2017年、さらに生まれ変わった『Live Musical「SHOW BY ROCK!!」』の公演が発表された。

この発表は、サンリオ新商品展示会『SANRIO EXPO 2017』にてアナウンスされたもの。イベントには、主役バンドである「シンガンクリムゾンズ」のキャスト４名が登壇。ボーカル＆ギター・クロウ役の米原幸佑、アイオーン役の輝馬、ヤイバ役の鳥越裕貴、ロム役の滝川英治など前回同様のキャストがズラリと並び、舞台への意気込みを語った。

クロウ役 米原幸佑：初演のミュージカルが去年の2月にありまして、そこから約1年経って、同じメンバーでまたできるってことが本当に嬉しく思います。舞台ならではのシンガンクリムゾンズで暴れ倒したいなと。去年は曲数が少なかったので、今年はたくさんこのメンバーで歌い、奏で、演奏できたらなと思います。

アイオーン役 輝馬：初演は去年2月に行われたんですが、この4人が集まれることが奇跡に近いようなことだと思ってますし、初めて「再演が決まりました！ この４人がまた揃いました！」と言われた時の喜びといったらもう……！　本当に楽しみで楽しみで仕方ないです。来てくれるみなさんと一緒に、会場がひとつになって盛り上がれるよう一生懸命頑張ります。

ヤイバ役 鳥越裕貴：またハチャメチャな奴らが戻って来ました！ この制作発表の前にも活動して来たんですが、一瞬でこの空いていた時間をぎゅっと取り戻すような空気感もあり、今の時点から楽しみにしています！

ロム役 滝川英治：誰一人欠けることなく再演できることを本当に嬉しく思います。個性がバラバラな4人ですが、だからこそ奏でられる僕らにしかできない演奏というか、四重奏を……。口で歌うというか、心で歌うというか、そんな音楽を心がけて――。

鳥越：歌ってはないけどな（笑）。

滝川：心の叫びや！ 魂や！

鳥越：何で奏でるって？ じゃあ何でドラム叩くんや？

滝川：大胸筋や！ 筋肉でドラム叩きます（笑）。よろしくお願いします。

一同：（笑）

――昨年の公演を経て、現在のお互いの印象はいかがですか？

米原：輝馬はアイオーンをやるだけあって、マイワールドがすごいというか。マイペースでぴったりなんですよね。ロム役の（滝川）英治くんはビシッとキメるとこもある……キメる2割、天然8割ぐらいな！

滝川：ほぼやないか。ほぼキメるでええやん！

米原：そんな人がロムをやってるのがすごく愛しい感じもありますし、一生懸命突っ込んで引き出してる鳥越ヤイバがいるとか、それを僕がちょいちょい拾ってみたりとか。自然とバランスの良いチーム感になったなという気がしています。

――ご自身の役柄と自身が似ている部分はありますか？

鳥越：鍛え上げられた筋肉ですかね。

滝川：お前ようそれ自分で言えるなぁ。お前にとってこれが100％か？

鳥越：いや、70％くらい。お客様の前に立つときは120％の筋肉をお届けしたいなと！

輝馬：あと3ヶ月あるからね。

鳥越：全然いけます！ 見違えるほどの筋肉で（笑）。

滝川：まだまだやん。

輝馬：今は何％くらい？

滝川：まだ俺は2割。（お腹を服で隠して）まだホンマに見せられへん！　ロムだけ社会人で、みんなより少し大人です。僕も最近いろんな現場で若い子と接する機会が多くて、みんなの良い手本にならないといけないなっていう気持ちは持ってるんですが、なかなかそこに達しないなと。お兄さんとしてみんなに教えないといけないなって“気持ち”は持ってます。

米原：『SHOW BY ROCK!!』の住人たちと同じように僕も音楽が本当に好きですし、それを一緒にできる心強いメンバーがいるっていうのもクロウとはリンクするのかなって思います。クロウのまっすぐさみたいなのは逆に憧れるというか。まっすぐで素直で素敵だなと思いながら、自分もそういう風になれるように。クロウを体現できるように頑張りたいと思います。歌が好きってところは一緒ですかね。

輝馬：僕はシャイなところですね。結構人見知りするので。でもそれが勝手に取れちゃうようないいメンバーなので、この現場ではあまりシャイさは出してないと思います。

――この作品は音楽・バンドをテーマにしていますが、実際にバンドを組まれるとしたらどのパートを担当したいか教えてください。

米原：僕は「ココア男。」っていうバンドをやってるときはドラムだったんです。今はアコースティックデュオを組んでて、ギターとボーカルやってるんですけど、ベースだけやったことないんです。なのでベースはやってみたいなと思います。

鳥越：僕もベースですね。ヤイバという役をやらせてもらって、よりベースの音を聞くようになったらどんどん面白くなって。ベースってかっこいいんですよ！ やってる人もかっこいい人が多いんですよ！

滝川：土台みたいなもんだよね。

鳥越：誰が土台やねん。

滝川：「ベース」だから。核たるものやん。

米原：ちょっと黙ってもらっていいですかね？（笑）

滝川：僕はやっぱりドラムかな。ドラムって熱くてがっしりしたイメージがあって、そういうのが好きなので。

輝馬：僕はギターですね。音がかっこいいっていうのがありますし、弾いてる人がカッコいいんですよ！ ベースもドラムもですが、弾いてるカッコよさが好きです。

――ミュージカル公演に先駆けて、5月にライブイベントも行われます。抱負をお願いします。

米原：去年の初演ミュージカルは、1幕が芝居で2幕がライブバトルみたいな作りだったんですが、2幕のライブに対するお客さんの反応とか歓声で「シンガンクリムゾンズとして、クロウとして立たせてもらっている」ということが実感できました。（今回5月にライブイベントがあることで、その）感覚を取り戻せるし、お客さんも「こんなにノッていいんだ！」ってわかってから劇場に来れるっていうのも、楽しみが倍になるのかなと思います。5月のライブは本当のライブのつもりで叫んではしゃいでほしいなって思います。

輝馬：歌も本当にかっこいい曲ばかりで、歌っていて、演奏していてすごく気持ちいいんですよ。この4人でバカやりながら演技をして、歌ではかっこよくみなさんにお届けして、会場がひとつになれるように5月、そして秋にできるように頑張りたいと思います。

鳥越：よりパフォーマンス力をつけます！ そして果たしてライブはシンガンクリムゾンズだけなのか、他にもどのバンドが出るのか！？　そことのパフォーマンスも見ていただけたらなと思います。

滝川：生なので、お客様との一体感といいますか。僕らの魂とお客様の魂、そのぶつかりあいを僕らも肌で感じたいです。熱いステージになると思いますので、みなさんも汗流してタオルを2、3枚用意してもらったほうがいいと思います。日頃の鬱憤とか思いっきり叫びまくって、僕らをストレスの発散材料にしていただければ！　1年前よりもハードルは上がっており、プレッシャーもありますが、みなさんのご期待に答えられるように今からお芝居も楽器も、パフォーマンスを上げて本番に挑みたいなと思っております。

この日、新作公演の発表と共にシンガンクリムゾンズのアーティストビジュアルも同時公開。出演バンドも今後、順次公開予定だ。