『パロディ、二重の声』展が東京ステーションギャラリーにて開催 赤瀬川原平、横尾忠則らの作品約300点を展示

2017.2.6
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横尾忠則《POPでTOPを!》1964年頃、作家蔵

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『パロディ、二重の声 ――日本の一九七〇年代前後左右』展が、2017年2月18日(土)~4月16日(日)にかけて東京ステーションギャラリーにて開催される。

1960 年代中頃~70 年代にを通じて流行した「パロディ」。その時代には、赤瀬川原平の『櫻画報』(1970-71)が『朝日ジャーナル』をジャックし、筒井康隆が『日本以外全部沈没』(1973)を発表した。また創刊当初からパロディ・マガジンを意識した『ビックリハウス』(1974-85)は若者の圧倒的な支持を集めた。

篠原有司男《Coca-Cola Plan》1966年、個人蔵

吉村益信《豚;Pig Lib》1994年、大分市美術館蔵

赤瀬川原平《櫻画報 1971年3月19日号》より、1971年

『ビックリハウス』創刊号、1974年

本展では、このパロディという技術および形式をあらためて検討する。パロディとはいかなる技術であるのか。また、風刺や模倣とは何が同じで、何が異なるのかということを、一時代に視点を絞って炙り出していく内容となっている。

会場には赤瀬川原平や横尾忠則などから、知られざる作家まで、絵画、マンガ、グラフィックを中心に約300点の資料が展示される。めったに見られないマンガ原稿、貴重なテレビ映像、裁判記録など、珍しい出品作も展示されるとのこと。さらに会期中には、南伸坊、夏目房之介、会田誠ら豪華な顔ぶれによるトークイベントも開催される。展示内容とあわせてこちらもチェックしてみては。

倉俣史朗《Homage to Mondrian #1》1975年/Cappellini 2009 ©KURAMATA DESIGN OFFICE, Special Cooperation with Cappellini Point Tokyo_Team Iwakiri Products

アート・エイジェンシー・トウキョウ『伊丹十三のアートレポート「質屋にて」』1976年

河北秀也(AD)《独占者》、1976年、公益財団法人メトロ文化財団蔵

 

イベント情報
パロディ、二重の声 ――日本の一九七〇年代前後左右

会期:2017年2月18日(土)―4月16日(日)
会場:東京ステーションギャラリー
休館日:3月20日をのぞく月曜日、3月21日
開館時間:10:00 - 18:00
※金曜日は20:00まで開館
※入館は閉館30分前まで
入館料:一般900(800)円 高校・大学生700(600)円 中学生以下無料
※( )内は20名以上の団体料金
※障がい者手帳等持参の方は100円引き(介添者1名は無料)
主催:東京ステーションギャラリー(公益財団法人東日本鉄道文化財団)
特別協力:Special Cooperation with Cappellini Point Tokyo_Team Iwakiri Products
http://www.ejrcf.or.jp/gallery/
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