バステッド、13年ぶりの来日公演スタート「戻ってこれて嬉しいよ！」

イギリスの生んだポップ・ロック・バンド、バステッド（Busted）が、10年の活動休止期間を経て復活。13年ぶりにリリースした3枚目のアルバム『ナイト・ドライバー / Night Driver』を携えて、13年ぶりの日本ツアーを3月7日に恵比寿リキッドルームで行なった。当日の模様をオフィシャルレポートでお届けする。

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会場には早くからファンが詰めかけ、開演前にはグッズ販売が売り切れるなどの盛り上がりを見せる。

ソールドアウトとなった本公演は早々に人で埋め尽くされ、定刻を迎え会場が暗転すると大きな歓声の中、3人が元気良く登場。「ハロージャパン！」、「コンニチワ！」、「オハヨー!!」と思い思いに叫び、マットが「みんな！　バステッドだよ!!　戻ってこれて嬉しいよ！」と話すと代表曲「Air Hostess」からスタート。続いて「Thinking Of You」、「On What You're On」、『Night Driver』とニュー・アルバムからの楽曲を続々と披露していく。

ファンの熱気にマットは日本語で「ヤバーイ！　ヤバーイ！」と笑ってみせる一幕も。チャーリーも「戻ってきて本当に気分がいいね!!」と話すと、ジェイムスは昔と変わらないお茶目な仕草で会場を沸かす。

2ndアルバムより「Nerdy」、「Who's David」を披露し、会場はまるで13年前の青春を思い出すかのような甘酸っぱいエモーショナルな空気に包まれた。最新作からの「I Will Break Your Heart」、そして今回の再結成に先だって公開されていた2ndアルバムからの名バラードで3人のハーモニーが美しい「Meet You There」を披露すると涙するファンの姿も多く見られた。

ここから、楽しい夜もあと半分、とばかりに全英1位のヒットソング、「Crashed The Wedding」、1stアルバムから「Sleeping With The Light On」、そしてニューアルバムから「New York」をはさんで、再び1stアルバムより「You Said No」、「What I Go To School For」と続けてヒットソング・メドレーとなった。

「長い間お待たせ！　みんな愛してるぜ！」、「戻ってこれて嬉しいよ！」

この言葉を幾度となく述べる3人の表情は終始弾けんばかりの笑顔。心の底からこの再結成ライブを楽しんでいるようだ。

本編が終わるとすぐさま手拍子が起こる。13年の思いが詰まったアンコールにメンバーもすぐに応じ、ステージへと姿を表すと「Coming Home」を披露。マット、チャーリー、ジェイムスの3人が中央に集まりお互い顔を合わせながら演奏するシーンも。最後は「今夜来てくれて本当にありがとう！　またすぐに戻ってくるから!!」と叫び、名曲「Year 3000」でこの日最大のピークを迎えた。

ファンと記念撮影をし、名残惜しそうにハイタッチしながらメンバーはステージを後にした。メンバーがいなくなると、会場は壮大な拍手で包まれた。

このあとバステッドは3月8日、大阪のumeda AKASOにてワンライブを控えている。