ストリンドベリの二大傑作『令嬢ジュリー』『死の舞踏』が3月10日より開幕

2017.3.10
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『令嬢ジュリー』 写真撮影:加藤孝 写真提供:シス・カンパニー


Bunkamura シアターコクーン内に2つの特設小劇場が出現、その斬新なシチュエーションで、2017年3月10日より、ストリンドベリの二大傑作がシス・カンパニーにより上演される。若い男女の衝動と情熱がほとばしる『令嬢ジュリー』と熟年夫婦の愛憎が激突する『死の舞踏』という、対照的な2作品だ。 特設小劇場での昼夜交互上演となる。

演出は両作共に小川絵梨子が担当。開幕前日の3月9日には、Bunkamura シアターコクーンで最終通し稽古が行われた。その舞台写真と共に、小川、そして出演者たちのコメントを紹介する。

演出・小川絵梨子 コメント

今回、シアターコクーンに2つの小劇場を設けて2作品を交互に上演します。それぞれ男女3人の芝居ですが、『令嬢ジュリー』が若い世代の物語だとすれば、『死の舞踏』は死を意識する成熟世代の物語。直接的なつながりはありませんが、それぞれの男女観の捉え方など、それぞれ異なる舞台空間と共に、その対比を意識しながら両作品を楽しんでいただけたら幸いです。

【令嬢ジュリー】

出演・小野ゆり子 コメント

最初に台本を読んだ時には、「うわあ、面白そう!」と喜んでいたのですが、現実は、よく簡単にそんなことを思っていたなと(笑)。でも、演出の小川さんが的確に導いてくださるので、上っ面の想像ではなく、自分の心に芽生えたものを大切にしたいと小川さんに付いて行きました。愛も欲望も憎しみも、この本に描かれていることは現代と変わらないので、 この3人の男女が生きる姿を見ていただきたいですね。

『令嬢ジュリー』 写真撮影:加藤孝 写真提供:シス・カンパニー

出演・城田優 コメント

本格的なストレートプレイは初めてで難しいことばかりでしたが、高い山を登りきった時の達成感は十分にイメージでき ていたので、とにかく努力あるのみ!で稽古に励んできました。大きなコクーンをわざわざ小さくスリリングな空間に造り変えて、2作を交互に上演するという大胆な試みもすごい! そこに参加できることが、とても嬉しいですね。

出演・伊勢佳世 コメント

今回、少人数でやりがいを感じると同時に、自分の戯曲の読み方がまだまだ甘いと痛感しています。戯曲に書き込まれて いる情報が少ない分、自分でどうにでも捉えられるんですが、人物の背景も考えながら読み込まなければ、と思いながらの稽古でした。私の演じるクリスティンは、とにかく辛い状況に置かれるので、彼女には幸せになってもらいたいです(笑)。

『令嬢ジュリー』 写真撮影:加藤孝 写真提供:シス・カンパニー

【死の舞踏】

出演・池田成志 コメント

100年以上前に書かれた戯曲なのに、とても現代的ですね。今は、予断をもたず、ポンポン台詞を言えたらと思ってい ます。シンプルさを心がけて、淡々としているのに伝わるにはどうしたらよいかを心の片隅に置いています。予定調和に陥らず、観る人が「コイツら一体どうなるんだ?」と眺めながら、それぞれの感想をもっていただけたら嬉しいですね。

『死の舞踏』 写真撮影:加藤孝 写真提供:シス・カンパニー

出演・神野三鈴 コメント

底知れない深さを持つこの作品には、魂や細胞レベルでぶつからなければ太刀打ちできません。でも、知性豊かなロジックと瑞々しい感受性を併せ持つ小川さんの演出のおかげで、全く不安がありませんでした。この戯曲は、観る人の年齢や置かれている状況によって受け止め方も大きく変わるのも面白いところだと思います。お客様には『令嬢ジュリー』と両方、楽しんでいただきたいですね。

『死の舞踏』 写真撮影:加藤孝 写真提供:シス・カンパニー

出演・音尾琢真 コメント

展開の予測がつかない、生の舞台ならではの面白さと楽しさが凝縮された作品です。自分の中にはない経験や感情が台本 には書かれていて、それを演出の小川さんと大ベテランのお二人と一緒に模索する毎日です。生の息づかいを大切に、素 直に舞台に立ち、笑いも随所に盛り込まれたこの舞台を、皆さんに楽しんでいただきたいと思っています。

『死の舞踏』 写真撮影:加藤孝 写真提供:シス・カンパニー

 
公演情報
シス・カンパニー公演ストリンドベリ交互上演 「令嬢ジュリー」

日程:2017年3月10日(金)~4月1日(土)
会場:Bunkamuraシアターコクーン
料金:S席7,800円/A席6,800円[全席指定]
好評発売中
<作>アウグスト・ストリンドベリ 
<上演台本・演出>小川絵梨子 
<出演>小野ゆり子・城田優・伊勢佳世

シス・カンパニー公演ストリンドベリ交互上演 「死の舞踏」

日程:2017年3月10日(金)~4月1日(土)
会場:Bunkamuraシアターコクーン
料金:7,800円[全席指定]
好評発売中
<作>アウグスト・ストリンドベリ 
<翻訳・演出>小川絵梨子 
<出演>池田成志・神野三鈴・音尾琢真

公式サイト:http://www.siscompany.com/sisw/