RADWIMPSが、総勢8組のアーティストとの対バンツアー発表
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10周年を迎えたRADWIMPSが放つ、驚きの「胎盤」
今からちょうど10年前の今日・2005年9月3日、横浜BLITZである一組のバンドがメジャーデビューを発表した。
バンドの名はRADWIMPS。類まれなるセンスと技術でロックシーンを代表する存在へと成長していくことになる20歳の若者たちにとって、記念すべき一歩目を踏み出した日だ。
それから10年。彼らから大きなニュースが舞い込んできた。
それは、11月4日のZepp Tokyoを皮切りに、8組のアーティストと対バン形式で8公演を行うツアー『10th ANNIVERSARY LIVE TOUR RADWIMPSの胎盤』の開催である。
気になる対バン相手は、11月4日:米津玄師、5日:きのこ帝国、9日:plenty、10日:LOVE PSYCHEDELICO、16日:ハナレグミ、23日:SPITZ、24日:いきものがかり、25日:ONE OK ROCK。
若手からベテランまで、ジャンルも様々、中には「え?!」と驚くような意外な対バン相手もいるが、何より凄いのはその豪華さだろう。その真意は是非本人たちに訊いてみたいところではあるが、様々な音楽の要素を消化・吸収してきたRADである。少なくとも彼らにとって10周年をともに過ごすべき特別な8組であることは間違いなさそうだ。
もうひとつ、ツアータイトルの『胎盤』について。もちろん「対バン」と掛けた言葉遊びの意味もあるだろうが、母性、生命、誕生といった温かさや前向きさを持ったワードが連想されるこの言葉がツアータイトルになったというのは、今のRADが好調であり、この先に向けて前向きな感情を抱いている表れなのかもしれない。
実際、筆者は今夏にフェスで2度彼らのライブを観ているが、過去の曲を多く演奏し観客を驚かせた『SUMMER SONIC』、代表曲の固め打ちでハイテンションなステージを展開した『SWEET LOVE SHOWER』と、どちらもとにかく楽しそうにライブをしていた姿が印象的である。そして同時に自らの歩みを肯定的にとらえている気がした。
RADWIMPSと各共演アーティストが『胎盤』でどのようなステージを見せてくれるのか、彼らがこの先の10年に向けてどのような展開を見せていくのか。それを目撃するためにも見逃すわけにはいかないライブとなりそうだ。
RADWIMPS