『ベルギー奇想の系譜』展が7月より開催に 「皮肉」と「ユーモア」を備えたベルギー美術の500年をたどる

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『ベルギー奇想の系譜 ボスからマグリット、ヤン・ファーブルまで』展が、2017 年7 月15 日(土)~9 月24 日(日)にかけて、Bunkamura ザ・ミュージアムにて開催される。

現在のベルギーとその周辺地域では、中世末期から、空想でしかありえないものを描く絵画が発展した。しかし18世紀、自然科学の発達と啓蒙思想の影響から不可解なものは解明されてゆく。かつての幻想美術の伝統が引き継がれるのは、産業革命後の19世紀である。画家たちは夢や無意識の世界に価値を見出し、今日もベルギー周辺の地域の芸術に強い個性と独自性を与えている。

​ヒエロニムス・ボス工房 《トゥヌグダルスの幻視》 1490-1500年頃 油彩、板 ラサロ・ガルディアーノ財団 © Fundación Lázaro Galdiano

​ヒエロニムス・ボス工房 《トゥヌグダルスの幻視》 1490-1500年頃 油彩、板 ラサロ・ガルディアーノ財団 © Fundación Lázaro Galdiano

ルネ・マグリット 《大家族》 1963年 宇都宮美術館

ルネ・マグリット 《大家族》 1963年 宇都宮美術館

本展は、中世から現代までベルギー美術の500年をたどる展覧会だ。「奇想」をテーマとして据え、15~16世紀のフランドル絵画から、19世紀の象徴派、コンテンポラリー・アートまで、約120点の作品を紹介。ボス派やブリューゲル、クノップフ、アンソール、シュルレアリストのマグリットや、デルヴォー、そして現代のヤン・ファーブルまで、総勢30名の作家の作品が一堂に会することとなる。

さらに会場では、絵画や版画のみならず彫刻、音、インスタレーションなど様々な表現で、幻想と耽美、皮肉とユーモアを備えたベルギー美術の魅力を堪能することができるという。気になる方はぜひ足を運ぼう。

トマス・ルルイ 《生き残るには脳が足らない》 2009年 ブロンズ ロドルフ・ヤンセン画廊  copyright: Studio Thomas Lerooy, Brussels courtesy: Rodolphe Janssen, Brussels photo: Philippe D, Hoeilaart

トマス・ルルイ 《生き残るには脳が足らない》 2009年 ブロンズ ロドルフ・ヤンセン画廊 copyright: Studio Thomas Lerooy, Brussels courtesy: Rodolphe Janssen, Brussels photo: Philippe D, Hoeilaart

ジャン・デルヴィル 《レテ河の水を飲むダンテ》 1919年 油彩、キャンヴァス 姫路市立美術館

ジャン・デルヴィル 《レテ河の水を飲むダンテ》 1919年 油彩、キャンヴァス 姫路市立美術館

 

イベント情報
ベルギー奇想の系譜 ボスからマグリット、ヤン・ファーブルまで

会 期: 2017 年7 月15 日(土)~9 月24 日(日)※7 月18 日(火)、8 月22 日(火)休館
開館時間: 10 時~18 時、毎週金・土曜日は21 時まで ※入館は各閉館の30 分前まで
会 場: Bunkamura ザ・ミュージアム
入 館 料: 一般1,500 円(1,300 円)、大学・高校生1,000 円(800 円)、中学・小学生700 円(500 円)
※( )内は前売、20 名様以上の団体料金
お問合せ: ハローダイヤル03-5777-8600 http://www.bunkamura.co.jp

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