新曲「風と共に」、47都道府県ツアー経過、30年やって気付いたこと――エレファントカシマシ・宮本浩次、語る
-
ポスト -
シェア - 送る
エレファントカシマシ・宮本浩次
現在、47都道府県ツアー『30th ANNIVERSARY TOUR 2017 “THE FIGHTING MAN”』を敢行中のエレファントカシマシの30周年記念第一弾シングル「風と共に」を聴いた瞬間に感じたのは、新しい風が吹いているということだった。人生という名前の旅へいざなってくれる軽やかさ、伸びやかさ、温かさ、大らかさ、力強さを備えていて、風のようにスーッと真っ直ぐ届いてくるのだ。NHK『みんなのうた』にもなっているのだが、10歳の時に宮本浩次名義で「はじめての僕デス」を歌って以来、実に40年ぶりの『みんなのうた』復帰ということになる。当時の話やツアーの話も含めて、宮本に聞いていく。
――47都道府県ツアー中ですが、ニューシングル「風と共に」、一体いつのまに作っていたんだろうと驚きました。
いつだっけな? 曲を作ったのはツアーの前ですね。ホントに僕は労働してることがすごく好きなんですよ。以前も「大丈夫、大丈夫」と言いながら、左耳半分が一瞬聞こえなくなった時期があるので、気をつけなきゃいけないんですけど、働いてるのが性に合っている。労働していると、どんどんテンションが高くなっていって、夜、寝られなくなっちゃうんですよ。若い時はそれでも大丈夫だったんですが、51歳でそういう生活を送っていていいものかと(笑)。唯一心配しているのはそこですね。
――メディアにもたくさん登場して、テレビにもいろいろ出演されてましたもんね。
レコーディングもプロモーションも同時に進行していまして、週に1回か2回はコンサートやって、その合間にプロモーションとレコーディング。カップリングの「ベイベー明日は俺の夢」という曲はツアーの合間に歌詞を書いて、レコーディングしました。リズム録りはツアー前には終わっていたので、基本的には1人でやる作業でした。
――「風と共に」はどういう流れで形にしていったのですか?
話が来たのは1年ぐらい前ですね。NHK『みんなのうた』の担当の方から、「宮本さん、「はじめての僕デス」を出してからちょうど40年になるので、またぜひ歌ってほしいんです」というお話をいただいて。とてもうれしく思いました。
――40年ぶりの『みんなのうた』って、とてつもない記録だと思いますが、そもそもどういういきさつで「はじめての僕デス」を歌うことになったんですか?
そもそもは、NHK東京放送児童合唱団に入ったことからですよね。小学校2年の時におふくろの勧めで試験を受けて入って、小学校3年から小学校5年の半ばまでやっていて、確か『スタジオ101』という歌謡番組だったと思うんですけど、バックコーラスで野口五郎さんと一緒に歌ったこともありました。ソロで、というのは珍しいらしいんですが、その一環で「はじめての僕デス」を出すことになりまして。当時、「NHK『みんなのうた』をやったことをいつか私に感謝するわよ」っておふくろから言われたんですが、母親の予言が当たりましたね。NHKの『みんなのうた』ではあるんだけど、いろんなレコード会社のスタジオに歌を吹き込みにいったのを覚えています。行ったスタジオではダークダックスやボニージャックスも吹き込んでいたりしてましたね。当時「山口さんちのツトム君」が100万枚売れて、その後に出すことになったのが「はじめての僕デス」で。『みんなのうた』ってヒット曲を生み出す熱い場所だったみたいなんですよ。
――「はじめての僕デス」を聴くと、声変わり前だから声色はかなり違いますが、枠にはまらない豊かな表現力という点では、現在の宮本さんの片鱗もうかがえます。ご自分ではどう思っていますか?
歌詞の中に“ケッコウ ケッコウ”と言ってるところがあって、メロディが付いているところを自分流のアドリブで歌ったら、みんなが喜んでくれたのは覚えていますね。
――“デス”ってところもおもしろい歌い方になっています。
小生意気というか、歌うのが楽しくて、自分でアレンジしちゃったんでしょうね。その頃から歌が好きだったんだなということは思いました。今回、40年ぶりに『みんなのうた』の話をいただいて、しかも明るく楽しいエピソードとして、NHKの人が依頼してくれるというとても幸せな状況でした。なので、せっかくだからと思って丁寧に作らせていただいて、自分としても納得のいく曲になりました。
――歌が真っ直ぐ届いてきました。風がモチーフとなっていますが、歌詞はどのようなところから書いたのですか?
“風”というワードはこれまでも自分が作ったいろんな歌に登場してきたし、ずっと歌い続けてきた言葉ですよね。自由を象徴する部分もあるかもしれない。自由でありたいという気持ちは、昔も今もずっと持ち続けているんですが、じゃあ自由ってなんだろう?というのはとても難しい問題でして。そんなものは夢でしかないのかもしれない。そもそもこの世の中にはまず自分の重力があるわけで、さらに人との関わりによって生じるいろんな重力もあるわけで。自由があるのかどうかすらもわからないけれど、自由でありたいと強く思っているのは確かなので、そういう気持ちを真っ直ぐ歌えたのは誇りですね。奇をてらってハードめにしようとか、やさしめにしようとか思ったわけでもなくて、アレンジャーの 村山さん(村山☆潤)とも何度も何度も打ち合わせして、やりたいことを素直に真っ直ぐ表現できました。
――NHK『みんなのうた』ということで、リクエストされたことはありましたか?
「アコースティックな感じで」とは言われました。「ヘビーなロックサウンドではなくて、エレファントカシマシの音楽の優しい面を出してもらえませんか」と担当の方から言われていたので、導入部としては意識しましたし、メロディの美しさも意識しましたけれど、それ以外のところでは自然に作っていった曲です。
――子どもにも大人にも届く曲、あらゆる世代が入っていける曲なんじゃないかと思いました。
僕もこの歌、大好きなんですよ。まあ、いつだって自分の歌は大好きなんですけど(笑)。曲を聴いて、「いいね」って言ってくれたり、喜んでくれることが一番うれしいので、いろんな世代の人に聴いてもらいたいですね。大人になると悲しみが増えたり、苦しみを乗り越えてる回数が多かったりするかもしれないですけど、子どもも同じように悲しみを感じているだろうし、苦しみを乗り越えていると思うし。夢や自由を求める気持ちって、世代を越えて持っているものだと思っています。なので、「みんなのうた」だからと言って、子ども向けにしようとか、まったく思わなかったし、特定の世代を意識することもありませんでした。
――プレッシャーはありましたか?
いや、なかったんですよね。ともかくうれしくて。40年ぶりに、「また俺が歌っていいのかよ」という望外の喜びがありました(笑)。最近の放映では「風と共に」と一緒に「はじめての僕デス」も流してくれているみたいで、おもしろいことをするなって思いました。
――この曲って、校内合唱コンクールあたりでやってもおもしろそうですよね。コーラス・ワークも見事です。
コーラス・ワークは非常に凝りまして。輪唱みたいな部分も含めて、ひとりでずっとスタジオで重ねていました。最近、コーラスが好きでして、「RAINBOW」という曲も1番から最後までずっと2声で入っているんですけど、あのときも全部、自分で入れました。今回のカップリングの「ベイベー明日は俺の夢」もコーラスがたくさん入っています。カラオケって、コーラスを消しちゃうのがほとんどなんですけど、コーラスと一緒に歌ってもらいたかったので、このシングルには私のコーラスを生かしたカラオケが入っていて。カラオケのコーラスも聴きどころだと思います。
――アレンジでポイントにしたことは?
優しいメロディの曲ではあるんですが、キレイキレイにはしたくなかったということですね。ちょっと抽象的な言い方になってしまいますが、ちゃんと大地に足をつけて、自分のスピードで歩いているという土台があって初めて、歌が素直に届くと思ったので、その感覚を大切にして、村山さんと2人で何度もやり直しながら作っていきました。エレファントカシマシの音楽はバンドのメンバー4人だけで作っているわけではなくて、最近の作品は村山さんと2人でアレンジを詰めていくケースが多いですね。新しい仲間の力を借りることで、より良いものになっていきますから。友人にしたって、小学校中学校の時からの付き合いもあれば、社会人になってからの出会いだってあるわけだし、その時々で新しい仲間がどんどん出てくるわけで。
――音楽という表現において、活性化はとても大切なことでもありますよね。
バンドだって、長くやっていればいいというものではないと思っています。ストーンズだって、同じメンバーでやり続けているわけではない。エレファントカシマシもメンバー4人が根幹ではあるけれど、もはやそれだけではエレファントカシマシは成立しませんから。村山さんは新しいメンバーの1人だと思っています。ライブに関しても舞台、演出、音響、照明など、たくさんのスタッフのチームワークがあってこそなわけで、僕1人が出ていっても成立しないし、メンバー4人が出ていっても成立しない。ミッキー(ヒラマミキオ)、村山さん、すべてのスタッフの総力を結集した上で、たまたま僕ら4人がステージに出て行くという。もはやエレファントカシマシは4人であって、4人だけではないという感覚がありますね。
――カップリングの「ベイベー明日は俺の夢」もパワフルな推進力を備えたバンドサウンド全開の曲です。ツアーの日々がそのまま音楽になったような印象も受けました。
特に歌詞はそういうところがありますね、“どうせならオレは笑いたい”とホントに思っているし、きっとみんなもそうじゃないかと思うし。“どうせならオレは笑いたい”って、世間を嘲笑うとかそういうことではなくて。愉快に生きたいんですよ。楽しいことがあったほうがいいと思っているからこそ、僕は生きているわけですしね。そうじゃなきゃ、なんでこんなことをやってるんだろう?ってことになってしまいますから。でもステージに立って、お客さんが割れんばかりの拍手や声援を送ってくれると、それだけで素直にうれしいし、ありがたいし。この曲はそういうツアーの光景と毎日の思いを重ねて、作っていった曲でもありますね。
――バンド感が前面に出た曲でもありますよね。
ストレートなバンドのサウンドでいいだろうってことで、ギターもあえてなるべくシンプルにしました。重要な部分は一番熱い思いを持ってる人間が弾くことでバンド感がでるってことがわかりました。
――コーラスも実に効果的です。
結構凝りました。自分の中でコーラスのルーツって、ビートルズとビーチ・ボーイズなんですよ。中学校のときのベースだった友達が大のビーチ・ボーイズ好きで、カーステでいつもビーチ・ボーイズのベスト盤をかけていて、当時、僕は全然好きじゃなかったんだけど、頭の中に勝手に入ってしまったという(笑)。ビートルズもビーチ・ボーイズもコーラスワーク、素晴らしいですから。サウンドはシンプルなんだけど、コーラスが入るだけで、一気に広がっていく。コーラスって、それくらい大きな武器になりうるものですよね。自分で“ファーファーファー”って、地道にコーラスを重ねる作業も嫌いじゃないし、サウンドを作る上で自力で完結できるものははなんだろう?って考えたら、コーラスだった。ステージで再現できないのが残念なんですけど。
――声という楽器はまさにオリジナルですもんね。コーラスも含めて、人間味あふれるサウンドになっていて、自分ひとりだけで明日へ向かうのではなくて、聴き手も一緒に伴って、という感覚も感じました。
夢を見るなら、自分ひとりだけでというよりも、みんなと一緒に見たいですからね、どうせだったら。
――この曲って、そういう共有する感覚も特徴的ですよね。
ライブのやり方と共通するところがあって、ゴリ押しの演奏をするのではなくて、いかに歌を届けていくかという音楽の魔法のかけ方を、やっと少し理解できるようになってきたのかなと思います。150パーセントの力を出すのは結局は自己満足なんですよ。ようやくそれがわかってきた。歌手という役割の中で精一杯歌うというか。これは自分の力を過小評価しているわけではなくて、個々の力が集結しないと最大の力が生まれないということなんですよ。野球も集団競技だから、バンドと似たところがあって、全員が4番バッターをやろうとしたら成り立たないし、それぞれの役割があって、それをまっとうすることが重要じゃないですか。音楽も一緒。自己満足ではないことに、今さらながら気がつきました。自己表現の場ってだけでもない。エレファントカシマシの音楽であると同時に、暮らしの中に入っていく音楽でありたい。だから聴いてほしいし、歌ってほしいと思っています。今回の2曲は“大人になった”と言ったら変だけど、それなりの経験値を積んだエレファントカシマシが自分たちを理解した上で、ジャケットも含めて、最後まで責任を持てるものとしてパッケージできた作品だと思います。
――男の子と女の子のイラストが描かれたジャケットも印象的です。
加藤久仁生さんが描いてくださった『みんなのうた』のアニメーションがとても素敵で。ただきれいなだけじゃなくて、グロテスクな感じも含めて絵で表現してくれて、いいなと思って、お願いしました。ポップだし、優しくて、タッチも柔らかくて、僕は大好きですね。実は僕らの音楽を前から聴いてくれていて、それも良かったというか、うれしかったですね。とても寡黙で素敵な人なんです。
――ジャケットの絵を依頼する時に、具体的な絵のイメージを伝えたりしたのですか?
男の子と女の子にしたかったんですよ。男の子ひとりだけでも、女の子ひとりだけでもダメだった。「子どもの頃の宮本さんということで、男の子だけでもいいんじゃないですか」という意見もあったんですが、加藤さんと話して、2人描いてもらうことになりました。裏にはメンバーをイメージした4人の絵も入れてもらいました。「表1の男の子が4人をイメージさせるようなものにしてほしい」とお願いしたら、すごくいいのを描いてくれたので、買ってくれた人は裏面を見てのお楽しみってことみたいですよ。
――ツアーについてもお伺いしたいのですが、僕の観た茨城県立県民文化センターでもどの曲も歌の世界観がしっかり伝わってきて素晴らしいステージでした。毎回、あれだけのステージをやるのはとてつもないことなのではないかと感じました。
年輪って言うと変ですけど、繰り返しいろんなやり方を模索してきて、今回のステージでは“一曲入魂”というやり方を意識的にやめているんですよ。どういうことかというと、昔は1曲に力をかけすぎて、7、8曲で全エネルギーを使い切ってしまうことも多々あったんですが、30年かけてようやく、1本のステージを適切なペースでやりきれるようになってきた。1曲1曲のパワーを最大限に発揮することと力任せにやることはまったく違うと、やっとわかってきた。「今宵の月のように」だったら、メロディーを明快に歌うことが大切だし、「生命賛歌」みたいな曲でさえ、実は丁寧にメロディーを歌うことによって、最大のパワーが発揮される。そういう意識で練習するように切り替えました。100m走よりマラソンに近い感じというか、1曲1曲を全力を全員で力任せにやることをやめて、余力を残して、メロディと言葉をはっきり伝えることを心がけて、ツアーを回ることにした。ただ、そういうやり方で納得のいくステージをやるには、蓄積の力や基礎体力が前提として必要になってくる。今でもライブの後半で絶叫型の曲が立て続けに配置されていたりするんですが、そういう歌を歌いきるには普段から煙草をやめたり、お酒を控えたり……コンディション作り、体調の管理が不可欠になってくる。日常の節制をやり続けることで、初めて力の抜けたステージが可能になるんですよ。メンバー全員、50歳を過ぎて体力的にも衰えてきているし、老化が始まってると思うんですよ。何もかにも全力でやると、体が壊れしてしまうし、そうなると、回復するのに時間がかかってしまう。毎週コンサートをやるには普段から節制して、コンサートにエネルギーを集中しなきゃいけない。そういう日常の集中力を高めて生きていくことを学びました。
――47都道府県ツアーをやり続けていくためには地道な努力が必要だってことですね。
そうですね。ようやくそういうスタートを切ることができるようになりました。
――ツアーはここまでやってみて、どんなことを感じてますか?
先日行った徳島で当日券が15枚出て、ソールド・アウトになったんですよ。徳島県の鳴門市でキャパが1500人のところがソールド・アウトというのが信じられない。一昨年までだったら、ライブハウスがいっぱいになったら嬉しいという状況だったわけで、30年やってきて、みなさんからの祝祭感に包まれてツアーをやって、エレファントカシマシに対する信頼みたいなものも感じたし、継続って力だな、やめなくて良かったなって。ソールド・アウトってこんなにうれしいものなのかと思いました(笑)。ホールでやってるのも良かったのかなと思います。というのは、老若男女、来やすいですから。実際に観に来てくれている方々、ホントに老若男女なんですよ。80歳前後の方も来てくれているし、お子様連れのお父さんお母さんもいるし、若い人もいるし。30年やってるって、こういうことかなって思いました。“元気をもらう”って言葉、大嫌いだし、気持ち悪いなって思っていたんですが、今、僕らはどう考えても、会場から元気をもらっていますよね。1曲目でやっている曲があるんですが、その曲で手拍子が始まったときはびっくりしました。
――茨城でも手拍子が起こっていました。
とてもマニアックな曲だし、どう考えても、手拍子が起こる曲じゃないじゃないですか?
――確かにそうですね。
信じられない光景でした。あんなマニアックな曲で、自然発生的に手拍子をしている。スタッフ一同、度肝を抜かれました(笑)。
――それだけみんな、エレファントカシマシのライブを待っていたってことでもあるわけですよね。「ベイベー明日は俺の夢」の中に<行ったことのないマチまで行きたいのさ>という歌詞がありますが、その言葉が実現しているツアーと言えそうですね。バンド、スタッフ、観客、そしてその土地その土地の空気が融合して、特別な空気が生まれているのではないですか?
あの空気は融合と言っていいんでしょうね。コンサートらしいコンサートができてる実感がありました。僕らのコンサートのスタッフって、もう30年以上やってる人もいるし、全員が20年以上のつきあいで、あらゆるツアーを一緒にやってきた仲間なんですよ。ほぼ同じ顔ぶれで一緒にツアーをやってきていて、今回、エレファントカシマシの音楽が会場の中でスパークしてるって、全員が肌で感じてるんですよ。もちろんお客さんも含めてなんですけど。……こんなことを言っちゃうと、お客さんがまた張り切っちゃって、無理矢理盛りあがろうとしちゃうかもしれないけど、そんなことも意識しなくていいよ。自然にゆだねていただいて、気楽にきていただければ一緒に楽しめるんじゃないかなと思います。信じられないですよ、僕らにこんなステージができたんだって。
――30年やってきて、今になって気付くこともあるんですね。
新発見ですよ。みんなで楽しめる。これがコンサートなんでしょうね。エレファントカシマシが本当にやりたかったのは、客席に背を向けるようなものでもないし、電気付けっぱなしで、ずっと怒った顔でやるものではない。最初からこれがやりたかった。でもそのやり方がわからなかったんですよ。ようやくワケのわからない状態を脱して、エレファントカシマシがやりたかった理想のコンサートが実現してるんじゃないかと思います。
――遅ればせながら?
そう、遅ればせながらですよね。ただ、もともと僕らのコンサートの質が低かったわけではないですよ。その時その時の最大限を目指してやってきたけれど、30周年を迎えて、ようやく思いとステージが一致してきた。僕らの思い、スタッフの思い、そして観客の思いがひとつに融合するようになってきた。
――新発見の先には何が?
ともかく自分の歌を歌いたいんですよ。今も歌ってますけど。短い人生だってことも改めて感じてますし、その日々の中で自分が一番やりたい形で歌を歌っていけたらいいなと思っています。
取材・文=長谷川誠 撮影=吉場正和
7月26日(水)発売 49th Single「風と共に」のSPOT公開中
2017.7.26 ON SALE
シングル「風と共に」
1. 風と共に
2. ベイベー明日は俺の夢
3. 風と共に(Instrumental)
4. ベイベー明日は俺の夢(Instrumental)
~新春ライブ2017セレクション日本武道館~
1. 新しい季節へキミと
2. 悲しみの果て
3. 星の砂
4. はじまりは今
5. 笑顔の未来へ
6. 夢を追う旅人
7. 俺たちの明日
8. 東京ジェラシィ
9. i am hungry
10. so many people
11. ファイティングマン
12. 涙
全12曲収録
「風と共に」Music Video
通常盤(CD only) UMCK-5631 ¥1,100(税抜)
■発売予定日:2017年7月26日
■規格:Blu-ray/DVD(2形体)
■価格(予定):Blu-ray ¥5,500+税、DVD ¥4,500+税
■発売元:ソニー・ミュージックダイレクト
■7月15日(土) 秋田・秋田県民会館 17:30/18:00 ※SOLD OUT
■7月16日(日) 岩手・盛岡市民文化ホール 17:00/17:30 ※SOLD OUT
■7月22日(土) 沖縄・ミュージックタウン音市場 17:15/18:00 ※SOLD OUT
[ツアー後半戦日程]
■9月23日(土・祝) 愛知・名古屋国際会議場 センチュリーホール 17:15/18:00
■9月24日(日) 石川・本多の森ホール 17:00/17:30
■9月30日(土) 長崎・島原文化会館 大ホール 17:30/18:00
■10月6日(金) 青森・弘前市民会館 18:30/19:00
■10月8日(日) 宮城・仙台サンプラザホール 17:00/17:30
■10月9日(月・祝) 栃木・宇都宮市文化会館 大ホール 17:00/17:30
■10月14日(土) 大分・宇佐文化会館 大ホール 17:30/18:00
■10月15日(日) 香川・サンポートホール高松 大ホール 17:00/17:30
■10月22日(日) 新潟・新潟県民会館 17:00/17:30
■10月28日(土) 和歌山・和歌山市民会館 大ホール 17:30/18:00
■10月29日(日) 滋賀・守山市民ホール 大ホール 17:00/17:30
■11月3日(金・祝) 福岡・福岡サンパレス 17:30/18:00
■11月5日(日) 鳥取・米子市公会堂 17:00/17:30
■11月18日(土) 群馬・ベイシア文化ホール 大ホール 17:30/18:00
■11月19日(日) 埼玉・大宮ソニックシティ 大ホール 17:00/17:30
■11月23日(木・祝) 山口・山口市民会館 大ホール 17:00/17:30
■11月25日(土) 京都・ロームシアター京都 メインホール 17:30/18:00
■11月26日(日) 静岡・三島市民文化会館 大ホール 17:00/17:30
■12月2日(土) 奈良・なら100年会館 大ホール 17:30/18:00
■12月9日(土) 富山・富山オーバード・ホール 17:30/18:00
指定席 6,900円(税込)
※7月22日(土) 沖縄・ミュージックタウン音市場公演のみ、
スタンディング 6,900円(税込) ドリンク代別となります。
※3歳以上
ツアー後半戦の先着先行受付 7月13日(木)12:00~スタート!
一般発売は9月2日~受付