アライグマの器用さを見せる「ドキドキボックス」とは!?「日立市かみね動物園」vol.2

2015.10.8
レポート
イベント/レジャー

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マンドリルやカピバラにも直接エサやり体験!

太平洋を望む神峰(かみね)公園の一角にある日立市かみね動物園(茨城県日立市)は、「楽しく入って、学んで出られる動物園」をモットーに様々な工夫をしています。前回は、大型動物へのエサやり体験を紹介しましたが、エサやり体験ができる動物はまだまだいます!

マンドリルのおやつタイム

まずは、「サルの楽園」にいるマンドリル。「マンドリルのおやつタイム」には、来園者が直接エサをあげることができます。オスのケンシロウは、エサを手(前足)で受け取ってから、口に入れます。迫力のある顔をしていますが、紳士的に受け取ってくれました。色鮮やかな顔は、オスのみです。メスはもっと地味なので、比べてみましょう。オスとメスは体格差があり、メスの体の大きさはオスの半分ぐらいです。

マンドリルのケンシロウ(オス)

 

ワタボウシパンシェの赤ちゃん

マンドリルの隣には、ビルマニシキヘビ、ワタボウシパンシェ、コモンマーモセットがいます。ワタボウシパンシェには、7月に赤ちゃんが誕生しました。コモンマーモセット(メイン画像)は、カメラを向けると近づいてきて、レンズを覗き込んできます。近づきすぎて、逆に写真が撮りにくかったのですが、覗き込んできたときの表情があまりに可愛くて、すっかり心を奪われました!

 

チンパンジーのおやつタイム

 

「チンパンジーのおやつタイム」は、わくわくドームからチンパンジーたちがエサを食べる様子を見ることもできます。

ペットボトルに自分で水を入れて、その水を飲むチンパンジー

 

「カピバラエティハウスのおやつタイム」には、コツメカワウソ、カピバラ、アライグマ、ホンドタヌキ、プレーリードッグがエサを食べる様子が見られます。コツメカワウソからプレーリードッグまで、飼育員さんの後をついて行けば、解説付きのミニツアーに参加した気分。

コツメカワウソには、穴をあけた竹筒の中に魚を入れてあげます。この竹筒は、「イキイキ計画」の一環として、カワウソたちを退屈させないために作られたもの。岩場に隠れた魚を探すように、穴から上手に魚を引っ張り出して食べます。

 

カピバラエティハウスのおやつタイム

 

カピバラには、来園者が直接エサをあげることができます。ほとんどの時間、まったりと過ごしているカピバラですが、「おやつタイム」にはエサをもらいに集まってきてくれます。

アライグマは、「ドキドキボックス」という箱の中からエサを取りだす場面をお見逃しなく! アライグマは目が悪いので、手(前足)の感覚がとても優れています。「ドキドキボックス」は、そんなアライグマの魅力を見せたいという飼育員さんの思いがこもった手作り。穴から手を入れて、手の感触だけでエサをつかんで取り出す様子が見られるようになっています。


園内の掲示物やエサのあげ方などから、飼育員さんたちの工夫がたくさん見られます。そんな飼育員さんたちの1日は、どんなスケジュールか気になりますね。園内には、こんな掲示物もありました!

飼育員さんの1日

飼育員さんたちのスケジュールが、時間ごとに細かく書かれています。隣には、園長さんや獣医さんのスケジュールも書かれているので、動物園の仕事に興味がある人はぜひ読んでみましょう!

日立市かみね動物園
住所: 茨城県日立市宮田町 5丁目2-22
開園時間:3月~10月(夏季)9時~17時(入場は16時15分まで)
     11月~2月(冬季)9時~16時15分(入場は15時30分まで)
休園日:年末年始(12月31日~1月1日)