ユーミン“2つの意味”で帝国劇場に歴史を刻むと宣言! ユーミン×帝劇vol.3 『朝陽の中で微笑んで』製作発表

2017.8.18
レポート
舞台


2017年11月より東京・帝国劇場にてユーミン×帝劇vol.3 『朝陽の中で微笑んで』が上演される。8月17日(木)TOHOシネマズ六本木ヒルズにて製作発表会が行われ、松任谷由美、寺脇康文、宮澤佐江、齋藤洋介、六平直政、脚本と演出を務める松任谷正隆が出席した。
 
ユーミンの歌と俳優の演技、劇場空間が一体となり、ミュージカルでも音楽劇でもないのが「ユーミン×帝劇」。2012年10月に第1弾、2014年10月に第2弾が上演され、今回で第3弾。過去の2公演とも連日大盛況となり、今回満を期しての第3弾となる。
 
舞台は500年後。職を失った中年男の鳴沢肇(寺脇)がある容疑で警察の取り調べを受けていた。鳴沢は20年前に結婚を約束していたが、不二の病で亡くなった恋人がいた。そんな中、その恋人と瓜二つの紗良(宮澤)が20歳を迎えようとしていた。
 

 
タイトルである『朝陽の中で微笑んで』は自身の楽曲名というのもあり、松任谷由美は「永遠の中に巡り会えた2人の歌です。今の私の声で今の表現力で、この楽曲を歌えることが楽しみです」とのこと。
 
また、過去を振り返って今までの反省点としては「この企画への理解が浅かったかもしれないですね。それが徐々に体験することによって理解でき、ステージに立てるようになったかなと思います」と話した。
 
座長ということもあり、過去の2公演においても座長弁当を差し入れしている。今回も座長弁当の内容が大いに期待されており「帝劇の新たな歴史を座長弁当でも刻もうと思っています」と、作品にも座長弁当にも気合い十分な様子。
 

 
松任谷由美とW主演を飾る寺脇は「ユーミン×帝劇として素晴らしいなと思ったのは、大人のほろ苦いおとぎ話というイメージを持っています。胸がキュンとするものももちろん入っていますし、SFというので設定は突飛なところもありますが、それを差し引いても現実味のある感想を持てる作品だなと思います」と作品について語った。
 

 
紗良を演じる宮澤は「今回の舞台の出演が決まったときは本当に嬉しくて、私と同じくらい母がすごく喜んでくれました。ユーミンさんのことを昔から母も知っていて、ユーミンさんの曲で母も育っているので、私は母に親孝行できる気がします」と出演の喜びを語った。
 

 
松任谷由実の楽曲で何を使うかというのは、今までの作品でもトップシークレットであった。しかし、今回の会見では、松任谷正隆が収録アルバムから何曲を使うか答えるサプライズもあった。
 
その内容としては、「acacia」から3曲、「OLIVE」から1曲、「PEARL PIERCE」から1曲、「THE DANCING SUN」から1曲、「POP CLASSICO」から3曲、「ALARM a la mode」から1曲、「Frozen Roses」から1曲、「A GIRL IN SUMMER」から1曲、「DAWN PURPLE 」から1曲、「Cowgirl Dreamin'」から1曲、「14番目の月」から1曲、「MISSLIM」から1曲とのこと。ファンにとってはこの上ないサプライズとなった。
 

 
ユーミン×帝劇vol.3 『朝陽の中で微笑んで』は、11月27日(月)~12月20日(水)まで東京・帝国劇場にて上演される。
 
取材・文・撮影/瀧澤 唯
 
公演情報
『朝陽の中で微笑んで』

■日程:2017年11月27日(月)
■会場:帝国劇場
■歌・ストーリーテリング:松任谷由実
■出演:寺脇康文 宮澤佐江/入絵加奈子 六平直政 斎藤洋介 他
■脚本・演出:松任谷正隆
■公式サイト:http://www.tohostage.com/yuming2017/

 
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