アルスマグナ、ツアー最終公演でロックの神・シノ爆ロック(篠原信一)が大暴れ
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アルスマグナ
人気急上昇中の2.5次元コスプレダンスユニット、アルスマグナが8月19日にZepp DiverCity Tokyoで、アルスマグナ LIVE TOUR 2017 ROCK’N ARS FES「FULL THROTTLE!」〜イレギュラーで行こう!!〜」のファイナル公演を行った。
アルスマグナ
ステージは、私立九瓏ノ主学園に通う神生アキラ、泉奏、朴ウィト、榊原タツキと、先生の九瓏ケントによる学園ストーリーと、アルスマグナのオリジナル曲やボカロ曲、そしてダンスパフォーマンスが融合。笑いあり、友情あり、青春ありの独自の世界観で魅了した。
赤、青、黄、緑、紫の5色のサイリウムで埋め尽くされた会場は、開演前から外気をしのぐ熱気に包まれていた。ステージの幕が上がりメンバーが登場すると、一曲目「夏にキスしていいですか?」からライブがスタート。さらに「炎上ダンシング」と、夏にぴったりの熱いナンバーを続けて披露すると、アルスメイト(ファンの総称)からは大歓声があがった。「お前ら声出せんのか? 1日楽しめるのか?」と神生アキラが煽ると、その声はさらに大きくなる。満足気な表情を見せたメンバーは、ボカロナンバー「ビースト・ダンス」でキレキレのダンスをパフォーマンス。この後のMCで朴ウィトや榊原タツキが「一秒もムダにしないで楽しんでね!」と語りかけていたが、メンバーの一挙手一投足に歓喜するメイトの様子は、まさに彼らの言葉どおり。アルスマグナのパフォーマンスを、この空間を、存分に楽しんでいる様子が手に取るように伝わってくる。自己紹介の後、それぞれの言葉でこのステージへの意気込みを語ると、「とびっきりの恋をして、かっこいい男になりてーんだよ!」と、4曲目の「勝手に親衛隊」に突入。「チャーッス!」のコール&レスポンスで盛り上がる中、九瓏が「自分にまったく興味のない女の子を振り向かせる会心の一撃」とお題を発表すると、まずは自ら「そこらへんの男と一緒にするなよ。俺、結構むちゃくちゃやるぜ」とお手本を披露。4人4様の口説き文句にひとしきり盛り上がった後、「先生の言うコト、ゼーッタイ♡」を歌い終わると、ステージをはける九瓏。「やっぱり夏は浮かれてしまうぜ!」と浮かれ気分の生徒達の前に、「俺の絶対コーナーはまだまだ終わらないぜ」とマントを羽織った九瓏が再び登場し、ステージは一転、不穏な空気に。
「秘密結社 THE ROCK」と書かれたバックドロップを背に、「我が名はティーチャーロック!」と高らかに叫ぶ九瓏、いやティーチャーロック。悪の手下達も現れ、ソロ曲「Joker」を歌い上げると、4人の“イレギュらレンジャー”が登場。神生ソロの「進め-FIRE-」、朴&タツキによる「キミドリクエスト」を歌い終わったところで、ティーチャーロック達と捕らえられた泉がステージに。「会場にいるメイトの命と引き換えだ!」と言うティーチャーロック達に戦いを挑むメンバーだが、あえなく負けてしまう。そこでイレギュらレンジャーパープルであるティーチャーロックの正気を取り戻させるためにと、会場に助けを求めるメンバー。メイト達による「ねえ、パープル!」の呼び声に正気を取り戻したパープルは、メンバーと一緒に「Be Ambitious」を熱唱した。
しかし、秘密結社 THE ROCKはまだ滅んではいなかった。世界征服を目指し悪の化身と化したぬいぐるみのコンスタンティンと戦うために、立ち上がるメンバー。その前に「着替えさせてください」と、ステージの幕が下りると、「これは着替えじゃない、変身なんだ!」と口々に言いながらイレギュらレンジャーに着替えるメンバーの姿がシルエットで映る。再び幕が上がると、イレギュらレンジャーの姿に変身したメンバーの姿が。変身したイレギュらレンジャーの活躍により、コンスタンティンの正気も戻った。全員が喜んだところで、雷鳴と共に高らかな笑い声が響き、シノ爆ロックに扮した篠原信一がステージに登場。シングル「全開で行こう」のMVでは、重音楽部のデスメタルバンドのボーカリストだったが、今回はロックの神としての登場だった。「私がロックの神!シノ爆ロックだ!」と叫ぶと、飛びかかってくるメンバーを次々と投げ飛ばし、圧倒的強さを見せつけるシノ爆ロック。そんなシノ爆ロックに5人が力を合わせて「イレギュらーアタック」を放ち撃退。その後「全開で行こう」を全力で歌い踊るメンバーにシノ爆ロックらも参加し、一緒に会場を盛り上げた。そして、ステージはいよいよ後半戦。「恋の容量∞」「Q愛ダンシングフラッシュ」「ボクはつづく」とアップチューンのダンスナンバーを畳み掛けると、固い絆を歌う「High Five〜Type A.R.S〜」で本編を終えた。
アルスマグナ
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アンコールでは、「サンバ DE わっしょい feat. 九瓏幸子」で再び盛り上げた後、10月4日にリリースするDVDシングル「チョークスリーパーまり子先生」を初披露。アルスマグナのボーカロイド“アルスロイド”をフィーチャーした超高速ボカロナンバーで、息をつかせぬハードなダンスパフォーマンスに会場は大喝采。最後に「もう一回みんなで一つになろう」と「スターメイト」を披露。そして、メイト達との「グッ!」「ピース!」、「おやす!」「マグナ!」のコール&レスポンスでステージを締め括った。
アルスマグナ
「僕たち自身不安だったんですけど、メイトさんと僕たちで素敵なものをつくることができました」(榊原)「このツアーで、自分を見つけるという課題を作っていました。みなさんの声とパワーをもらって、それを見つけることができました」(朴)「アルスマグナとメイトがいる空間は本当に最高だなと思いました」(泉)「この先もずっとアルスと一緒にみんなと一緒に、新たに頑張っていきましょう」(神生)「“アルスはメイトと共に”この言葉を掲げて、これからも一緒にいきたいと思います」(九瓏)。ツアーで改めてメイト達との絆を深めたアルスマグナ。リリースにライブにと、2017年後半もアルスマグナの快進撃は続く!
文:大窪由香
アルスマグナ
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