YOSHIKIディナーショー、チャリティーオークション落札総額は4,000万円超え　手術を乗り越え感動の閉幕

会場の入り口では、ピアノに座るYOSHIKIと、日本人男性として初めて表紙を飾った『VOGUE JAPAN』の表紙、2つの巨大なパネルと共に、ライトアップされたドラムセットとクリスタルピアノが出迎えた。薔薇で彩られた美しいテーブルには、本人監修のこだわりの食事メニューが並び、YOSHIKIオリジナルワインと限定グッズは来場者だけが手にする事のできる特別な手土産として用意された。華やかな会場には、米国エージェントや芸能関係者、また桃井かおりをはじめとする国際的セレブリティに加え、米・英の元駐在大使などの文化人のゲストたちが集結。さらに、大阪公演では、京都大学iPS細胞研究所所長の山中伸弥教授、東京公演の初日には白鵬関も来場するなど、国内外問わず多方面からVIPゲストの面々が集った。世界を股に掛け活動するYOSHIKIならではの国際色豊かな会場である。

X JAPAN解散ライブのラストに演奏された「THE LAST SONG」から始まったショーは、「Forever Love」、「Without You」、12月13日Blu-ray&DVDリリースが決定したドキュメンタリー映画『WE ARE X』の主題歌「La Venus」など、X JAPANを代表する名曲たちや、第69回ゴールデングローブ賞テーマ曲「Golden Globe」、2005年日本国際博覧会「愛・地球博」公式イメージソング「I’ll Be Your Love」、天皇陛下御即位10年奉祝曲 「Anniversary」など、YOSHIKIが手掛けたスケールの大きな楽曲たちで構成。ストリングスと、海外から来日したゲストボーカリストのアシュリー・ナイト、ケイティ・フィッツジェラルドと共に演奏した。リクエストコーナーでは「Silent Jealousy」や「X」なども披露。ショーの最後は美しく輝くミラーボールの光の中での「ENDLESS RAIN 」大合唱となり、全16曲の演奏でファイナル公演は幕を閉じた。

また、煌びやかなYOSHIKIMONOを身にまとったモデルたちのファッションショーや、yoshikittyの登場、また、YOSHIKIが突如客席にあらわれるサプライズな一幕など、演奏パフォーマンスのみならず目が離せない演出が続く。そして、YOSHIKI自身「お客さんの声が全部聞き取れる」とMCで話す通り、このディナーショーの醍醐味は何と言っても至近距離でのファンとのコミュニケーションだ。すぐそこに観客がいる風景は、本人にとっても新鮮なようだ。

さらに、今年のチャリティーオークションには、最終日の5点を含め、7公演のディナーショーで計26点のアイテムが出品された。その落札総額は、実に41,590,000円にのぼっている。本人の私物や、撮影時に実際着用された衣装など、今年もお宝アイテムが続出。オークションは場内が熱気に包まれるほどの盛り上がりぶりだった。YOSHIKIは、ハリケーンで洪水被害に見舞われたテキサス州への寄付を先日表明したばかり。今回のチャリティーオークションでの落札額も、今後様々な形で自身が運営する米国非営利公益法人501(c)(3) 「YOSHIKI FOUNDATION AMERICA」を通じて寄付される。

YOSHIKIは、未だ術後の首の痛みが続く中、各地公演にドクターを帯同し、体を気遣いながら行ったディナーショーを行った。痛みを抱えながらも、それでも「壊さなくてはいけない壁がある」と、前に進み続けるYOSHIKI。『EVENING WITH YOSHIKI 2017』後も間髪入れずに、ドキュメンタリー映画『WE ARE X』のプロモーションでヨーロッパ各地を訪問する予定。息つく間もなく、再び世界各国を移動する日々が始まる。