【八王子天狗祭クイックレポ】グッドモーニングアメリカ 二回目の感無量 グドモ、堂々と『ハチテン』を締める
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八王子天狗祭【天狗ステージ】 グッドモーニングアメリカ
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二度目の『ハチテン』もいよいよ大詰め。トリはオーガナイザー、グッドモーニングアメリカ。
まず。たなしん、「ありがとうございまーす!」と叫び声はきこえるが姿は見えず、と思ったら、アリーナ最後方から、屈強な裸体の天狗(のお面をかぶったボディービルダー)4名に、騎馬戦スタイルで担がれて登場。そのままフロアをぐるっと行進してからステージに到達。天狗4名がムキムキとポーズを決めてサッと退場するや否や、金廣真悟を食う勢いでオーディエンスが1曲目「未来へのスパイラル」を歌い出す。曲のセンチメンタルな感じも含め、1曲目なのにもうアンコールの曲のような感動的な空気になる。2曲目から一転、重く速い四つ打ちの「アブラカタブラ」で、フロアはハンドクラップとダンスの渦に。オーディエンスみんな、疲れてるだろうにすごいテンションだ。
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渡邊幸一のお礼の言葉、ペギの小ボケ、今日1日ほとんどのアクトを観ながら会場を回りまくっていたたなしんの「ファイヤー!」コールをはさんで、さっきフォーリミがカバーしていた「言葉にならない」の本家バージョンを披露。長きにわたってグドモのライブのピーク・ポイントであり続ける「コピペ」では、後半に渡邊幸一がステージ中央でギター弾きまくり、金廣は右のマイクで歌う。
メロディと言葉のひとつひとつを刻みつけるように金廣が歌った「風と鳴いて融けてゆけ」、「来年もまた『ハチテン』をやりたいと思いました、みんなのおかげだと思っています!」という宣言に続いてハンドマイクで歌われた「STAY WITH ME」を経て、今日一日通して最大のシンガロングが響いた「空ばかり見ていた」で、本編が終了。4人は揃って深く長いおじぎをしてから、ステージを下りた。
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アンコールでは、たなしんが柵前まで駆け下りてお客さんにお礼を言い、渡邊幸一がスタッフ・共演者・お客さん・地元八王子など全方位に感謝の言葉を延べてから「拝啓、ツラツストラ」をプレイした。曲の後半で残っていた出演者たちが乱入。曲が終わるとみんなでオーディエンスをバックに記念撮影、2年目の『八王子天狗祭』、すべてのアクトが終わった。
フェス全体、あらゆる点で昨年よりスケールアップしていた。最後にステージを去る時にたなしん、「まだ来年は決まってないんだけど、みんなのおかげでやれる気がしてきました」と、感慨深そうに語っていた。
きっと無事に終わった安堵よりも「これはいける! 続けていける!」という手応えの方が大きかったんだろうな。
取材・文=兵庫慎司 撮影=佐藤 広理(@hilf_ntlo)、白石 達也、安藤 みゆ(@ad_miyu)
グッドモーニングアメリカ
1. 未来へのスパイラル
2. アブラカタブラ
3. 言葉にならない
4. コピペ
5. 風と鳴いて融けてゆけ
6. STAY WITH ME
7. 空ばかり見ていた
[ENCORE]
8. 拝啓、ツラツストラ