篠田麻里子、役作りに「お酒を飲んで」~舞台『アンフェアな月』製作発表
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(左から)秦建日子、篠田麻里子、飯田基祐
秦建日子のベストセラー小説「アンフェアな月」が篠田麻里子を主演に迎え、2018年2月に舞台化される。11月16日(金)に~刑事・雪平夏見シリーズ~ 舞台『アンフェアな月』の製作発表囲み取材会が行われ、篠田と山路徹夫役の飯田基祐、原作の秦が舞台化への思いを語った。
本作は、女性刑事・雪平夏見を主人公としたハードボイルド小説シリーズの一作品で、篠原涼子主演でTVドラマ&映画化された『アンフェア』シリーズの原作となった『推理小説』の続編に当たる物語。捜査一課でトップの検挙率を誇る、バツイチで男勝り、その上、酒豪という一風変わった主人公の活躍を描き、原作シリーズは累計部数157万部を突破する大ヒットを記録している。
篠田麻里子
舞台化に当たり、主人公・雪平を篠田、雪平の相棒である安藤刑事役を染谷俊之が演じ、飯田、中村優一、和田琢磨、内田裕也、下村青ら実力派が脇を固める。脚本・演出は、サスペンス作品から2.5次元ミュージカルまで幅広いジャンルで活躍している菅野臣太朗が担当する。
飯田基祐
会見で秦は「小説が連続ドラマになってから10年が経ち、あれだけ映像のキャストのイメージが強い中で、あえて舞台化のプロジェクトを進めたチームの勇気に感謝し、どんな新しい『アンフェア』ができるのかとワクワクしています」と、今回の舞台化への思いを語った。
秦建日子
映像作品が大ヒットを記録している作品だけに、篠田からは、「プレッシャーしかない」という本音も。それでも、「自分なりの雪平夏見を探し出せたらいいなと思っています。それが一番の課題です。これはこれとして、新しいものとして、この作品を見てもらえたら嬉しいです」と意気込んだ。
また、「稽古は1月からですが、アクションシーンがあればいいなと思って、準備もしています」と犯人との格闘シーンを想定したアクションの練習に余念がないようで、「蹴りや回し蹴りの練習はもちろんやっていますが、それ以外にも今回は銃を使うシーンがあると思うので、見栄えがよくなるように重点的に練習しています」と明かした。
篠田麻里子
さらに篠田は、大のお酒好きという雪平の役作りの一環として、「お酒を飲みます」と宣言。普段は「お酒はあまり飲まない」篠田だが、「お正月に甘酒から」スタートするという。
一方、舞台出演は3年ぶりとなる飯田は、「怖いんですよね、板に乗る感覚をわすれているので。よっぽど、稽古を真剣にしないとと思っています。お客さんの熱気や反応が直に伝わるので、動揺しないようにしたいです…」と心境を述べると、篠田は「私は緊張すると楽しくなるんです。緊張にワクワクしてくるんですよね。ドMですかね?」と話し、会場を沸かせた。
篠田麻里子、飯田基祐
取材・文・撮影=嶋田真己
■日時:2018年2月22日(木)~3月4日(日)
■会場:天王洲・銀河劇場
■脚本・演出:菅野臣太朗
■出演:篠田麻里子、染谷俊之、岡田達也、佐藤和夫、中村優一、和田琢磨、内田裕也、下村青、堤下敦、飯田基祐、田中稔彦、齋藤健心、野崎弁当、川奈浩介、瀬川ももえ、小森敬仁、柳沢卓、馬庭良介、及川崇治、町田恵理子、安里唯、沢健太郎、坪井未来、神木彩良、重清もも子、麻野心智美、末松杏梨