「『原点回帰』プロレス」記者会見をレポート 初代タイガーは「“本当のプロレス”を期待して」
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「新間寿プロデュース 初代タイガーマスク佐山サトル認定『原点回帰』プロレス」の会見が24日、都内ホテルで行われた。
新日本プロレスのフロント時代、“過激な仕掛け人”と異名を取った新間氏(現リアルジャパンプロレス会長)は、セコンド陣の乱入や凶器が飛び交った“大鵬三世”納谷幸男のデビュー戦(9月14日)に怒りを表明。
「一度しかないデビュー戦をああいう形で終わらせてしまった納谷幸男にもう一度デビュー戦を組みたい」、そんな思いと「道場で積んだトレーニングの成果を出し合うのがプロレス」という自身の理念を実現するべく、今回の「『原点回帰』プロレス」を開催するに至った。
いわば再度のデビュー戦を迎えることとなった納谷の相手は、再び9月に続き雷神矢口に決定。新間氏直々に「正々堂々やってもらいたい」と矢口に申し入れたといい、前回敗れている矢口も「今回は叩き潰すつもりでリングに上がる」とこれを快諾。しかし試合については「これは俺のリベンジマッチじゃない。納谷くんのリベンジマッチだと思っている」と、勝敗だけで測れないプロレスの奥深さを示すように力説した。
対する納谷も「場外でボコボコにされて、勝ったけどいいところを持っていかれた」と、試合内容については矢口の言い分を認めており、「前回のような試合をする訳にはいかない」と表情を引き締める。デビュー戦の反省を踏まえ「体力と筋力を重点的にやった」と進化した自身を語り、前回は温存して終わった必殺技のファイル・ストーリーズ・ホールドも「今回は確実に使えるようにします」と力を込めた。
原点回帰したストロングスタイルのプロレスを見せる今大会で行われるのは「厳選に厳選した」(初代タイガーマスク)シングルマッチ3試合。しかし初代タイガー自らによるストロングスタイルの解説が行われるといい、「ストロングスタイルについて全員に納得してもらう」と鼻息は荒い。
従来にない大会となるのは確実で、初代タイガーは「“本当のプロレス”を期待していて下さい」とコメントを締めくくった。
“大鵬三世”納谷幸男(リアルジャパン)
雷神矢口(フリー)
<レジェンド選手権試合 シングルマッチ60分1本勝負>
スーパー・タイガー(第13代レジェンド王者/リアルジャパンプロレス)
ミスターX(不明)
<シングルマッチ>
船木誠勝(フリー)
松本崇寿(リバーサルジム立川ALPHA)