ハリー・スタイルズ「カエリタクナイ!」 “大好きな日本”で行なわれた初のソロツアー・第一部の最終公演をレポート

レポート
音楽
2017.12.11
ハリー・スタイルズ

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ハリー・スタイルズ ソロツアー
2017.12.8(金) 東京 EX THEATER ROPPONGI

「日本と東京が大好きだからここでツアーを終えたかった」。そう語ってオーディエンスを湧かせたハリー・スタイルズは、9月に始まった初のソロ・ツアーの第一部最終公演を12月8日、東京のEX THEATER ROPPPONGIで敢行。ファースト・アルバム『ハリー・スタイルズ』の全収録曲にフリートウッド・マックなどのカバーを加えた、計15曲を披露した。

ハリー・スタイルズ

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ワン・ダイレクション時代は考えられなかった小さな会場とあって、興奮し切ったファンの前に、深紅のグッチのスーツをまとい、ギターを抱えて登場した彼。4人編成のバンドを従えて、アップビートな曲ではミック・ジャガーを思わせる挑発的な身のこなしを見せ、歌声も以前よりタフに響かせて、存在感満々のロックンローラーに変身を遂げていた。ワン・ダイレクションの「ストックホルム・シンドローム」と「ホワット・メイクス・ユー・ビューティフル」も、思い切りロックにアレンジして聴かせるが、あちこちで日本語のMCを挿んだりと(「ニホンニスミタイ!カエリタクナイ!」などなど)、サービス精神の旺盛さは相変わらずだ。

ハリー・スタイルズ

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サービス精神と言えば、アンコールでもこの日だけの素敵なサプライズを用意していた。いきなりフロアを見下ろすバルコニーに現れたハリーは、マイクも使わずに、アコギの弾き語りでリトル・ビッグ・タウンの「Girl Crush」を歌ってくれたのである。その後大ヒット曲「サイン・オブ・ザ・タイムズ」でショウを締め括ると、お馴染みの「ガンバリマース!」の掛け声をキメて、たくさんの投げキスを送りながらステージをあとにした。


文=新谷洋子

セットリスト
ハリー・スタイルズ ソロツアー
2017.12.8(金) 東京 EX THEATER ROPPONGI

1. Ever Since New York
2. Two Ghosts
3. Carolina
4. Sweet Creature
5. Only Angel
6. Woman
7. Meet Me In The Hallway
8. Just a Little Bit of Your Heart (アリアナ・グランデ カバー)
9. Stockholm Syndrome (ワン・ダイレクション)
10. What Makes You Beautiful (ワン・ダイレクション)
11. Kiwi
[ENCORE]
12. Girl Crush (リトル・ビッグ・タウン カバー)
13. From The Dining Table
14. The Chain (フリートウッド・マック カバー)
15. Sign of the Times

 

ライブ情報
2018年 来日公演
5月10 日(木) 大阪/神戸ワールド記念ホール
5月12 日(土) 東京/幕張メッセ
2018年来日公演に関する情報はこちら:
https://www.creativeman.co.jp/artist/2018/05harry/
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