社会人アメフト日本一決定戦! 富士通の連覇かIBMの初戴冠か
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今年、頂点につくのは連覇の富士通フロンティアーズか、初戴冠のIBM BigBlueか
ついに今年のXリーグの頂点が決定する。『JAPAN X BOWL XXXI(第31回アメリカンフットボール日本社会人選手権)』の決勝戦、富士通フロンティアーズ対IBM BigBlue戦が12月18日(月)開催される。
ともに11月のクオーターファイナル、セミファイナルで勝ち進んできた両雄だが、ここまでの闘いは両チーム異なっている。レギュラーシーズン2位の富士通は、11日に行われたクオーターファイナルで7位のエレコム神戸ファイニーズを34-7で退け、26日のセミファイナルで今年のパールボウル(東日本決定戦)を制したオービックシーガルズ(同6位)を7-0と完封。得意のディフェンス力を発揮し、順調にファイナルまでこぎつけた。富士通フロンティアーズは2013年から5回連続の出場となり、昨年に引き続き(対オービック、16-3)JAPAN X BOWL初の連覇を目指している。
一方、IBM BigBlueは4位のLIXIL DEERSを51-31という激しい攻防の末に突破。セミファイナルではレギュラーシーズン無敗のパナソニック インパルスを31-24で退けるなど、強豪チームを撃破して進んできた。パールボウルで惜しくも2点差(27-29)で優勝を逃しており、今回も負けて準優勝というわけにはいかず、是が非でも頂点を獲りに行きたいはずだ。
今まで勝てなかったパナソニック インパルスを下したのは大きく、間違いなくチームはノッっている状況だ。しかし、3年前の決勝同カードで10-55と富士通フロンティアーズの軍門に下っているだけに、“千載一遇”ともいえるこの決勝戦で、パナソニック戦に続く連続下剋上を狙っているはずだ。
とにかく富士通フロンティアーズはオフェンス、ディフェンスともに高バランスのチーム。特に、この2戦での戦いは安定しており、レギュラーシーズンでもパナソニックに負けて2位となったものの、勝利した試合はオービックシーガルズ戦(13-10)を除き、30点以上とオフェンス力もいかんなく発揮。その破壊力を示してきた。昨年MVPとなったQBのコービー・キャメロンが間違いなく、このゲームのキープレーヤーとなるだろう。
いずれにしても試合の鍵を握るのは、IBM BigBlueが堅いディフェンス力を誇る富士通フロンティアーズをどう崩すか。オフェンス力では富士通フロンティアーズに負けておらず、お互いのチーム戦略と意表を突くパスワークが勝敗を決しそうだ。富士通フロンティアーズが大会連覇を果たすのか、トーナメントの勢いそのままに、IBM BigBlueがリベンジを果たすのか。東京ドーム中に歓声と雄たけびが交錯する試合はもうすぐだ。
日時:12月18日(月)19:00キックオフ
会場:東京ドーム