Little Glee Monster インタビュー　“紅白歌合戦” “アリーナ公演”新たな夢を叶える2018年のはじまり

初の武道館単独公演、Earth,Wind & FireやAriana Grandeのサポートアクトに抜擢、メンバーの卒業、9thシングル「明日へ」がオリコンウィークリー2位と、2017年は多くのトピックスがニュースに上がったLittle Glee Monster（以下、リトグリ）。秋には、カバー曲「Jupiter」がTBS系新日曜劇場『陸王』の初回放送で事前告知なしに放送され、大きな反響を呼んだ。次いで、紅白歌合戦に出場。大晦日にテレビでその姿を見た人も多いだろう。結成から4年、歌うことが大好きで、夢を抱いて飛び込んだ少女たちは、今やお茶の間の存在になった。
2018年、リトグリはさらに飛躍する。1月17日には3rdアルバム『juice』をリリース、そして2月に横浜アリーナ、3月には大阪城ホールで、初のアリーナツアーを行なう。今回SPICEでは、これまでの振り返りと、紅白歌合戦やアリーナ公演への想い、そして2018年の抱負をメンバー全員に聞いた。

●武道館で始まった2017年、初のアリーナ公演から始まる2018年

――2017年はリトグリにとってどんな1年でしたか？

アサヒ：武道館から始まって、2017年を紅白歌合戦で終われるのはすごく幸せなことですし、ドラマの曲になったり……いろんな場面でリトグリの曲を使っていただけて、本当に嬉しい1年でした。

――1番印象に残っていることは、やはり武道館でしょうか。

全員：そうですね。

芹奈：ずっと夢見てたステージだったというのもあるし、ファンの皆さんと同じ夢でもあったので、みんなが同じ夢に向かって進んで、叶った瞬間を一緒に見れたことがやっぱりすごく印象的でした。

かれん：360度お客さんが入ってる状況っていうのはなかなか無いことですし、ステージに立った瞬間、ガオラー（リトグリファンの呼称）の皆さんの声援が沢山聞こえてきて、すごく嬉しかったです。

MAYU：武道館はメンバーそれぞれの大きな自信につながったと思います。そういう気持ちの強さは、武道館に立てたことで大きくなったんじゃないかなと。

アサヒ：うん、ほんとにそうですね。

芹奈：結成当時からずっと武道館を夢見てて、その当時はほんとに、夢のまた夢って思うくらいだったんですけど……1年を越すごとに、だんだん現実味を帯びてきたというか。その気持ちの変化もすごく嬉しかったですね。私たちずっとワールドツアーをやりたいと言ってるんですけど、その夢に近くなっていけるように、来年も再来年もずっとずっと頑張っていきたいなと思いますね。（取材は2017年12月下旬）

――ワールドツアーが叶う時も楽しみですね。

manaka：たまにイベントとかでアジアから来てくださる方もいらっしゃって。わざわざ日本に足を運んで来てくれるのはほんとに嬉しいです。アジアもそうですし、他の国の方たちも、世界にはまだまだリトグリを知らない方ばっかりだと思うので、少しでも私たちのことを知ってもらえるように、会いに行けるように、日本での活動をまず頑張って、どんどん広がっていけばいいなと思ってます。

かれん：前にリトグリでサンフランシスコに歌いに行ったことがあったんですよ。警備員さんもノリノリで（笑）、すごくあったかくて。日本の曲で言葉がわからなくても盛り上がって下さったりもしたので、またアメリカやいろんな場所に行けたらいいなと思ってます。

――日本では警備員さんが踊るなんて想像つかないですね（笑）。

かれん：ですよね（笑）。めっちゃノリノリでした！

――そのほか、これから新たに挑戦してみたいことはありますか？

かれん：オリジナル曲で全部アカペラで歌ったことはないので、やってみたいです。ライブで歌うアカペラはカバーが多いので。

芹奈：自分たちの曲をメドレーでアカペラするっていうのは楽しそうですね。あと「明日へ」の作詞みたいに、自分たちで何かを作るということは、これからも増やしていければなって思います。

――そして、年末の『紅白歌合戦』がありますね。出場が決まった時、ご家族や皆さんの反応はいかがでしたか。

全員：喜んでくれました！

manaka：みんなすごく応援してくれてますね。

MAYU：紅白は日本で1番見られる番組だと思うんですよ。一種のお祭りだし、あまりテレビを見なかったり音楽を聴かない方でも多分家族の行事とかで、すごく幅広い世代の方が見られてると思うので。私たちには、海外でも活躍したいという夢もあるんですけど、やっぱりまずは日本でリトグリの知名度をもっともっと上げていきたいと思いますし、紅白は本当に沢山の方に見ていただける大きなチャンスなので、このチャンスを無駄にせず、2018年につなげていけるようにしたいです。2018年はアリーナから始まるんですけど、2017年がやっぱりすごく濃かったので、2017年に負けないように、もっともっと飛躍していけたらなと思います。

――そう、春にはアリーナ公演が東阪で行われますね。

全員：はい！

芹奈：ほんとに嬉しかったですね。リトグリの歴史で1番の出来事です。

――大阪出身の芹奈さん、MAYUさん、manakaさんは思い入れもひとしおだと思うのですがいかがですか？

manaka：大阪出身のメンバーがいたり、かれんは大阪育ちですし、リトグリは大阪に所縁がありますし、“大阪といえば大阪城ホール”という気持ちもあるので、やっぱり立てることになって嬉しいです。

芹奈：アリーナ公演の内容はこれから詰めていく感じなんですけど……大阪城ホールも横浜アリーナも、何度かイベントでは立たせていただいてたんですけど、その場をリトグリ一色に染めるというのは初めてなので、ドキドキしますね。

――単独のアリーナ公演となると、きっと見える景色も違うでしょうし。

芹奈：そうですね。特にアリーナ公演が決まってから、イベントで横浜アリーナに立たせていただいた時に、「自分たちがここでワンマンをするんだ」と考えながらステージに立った時は本当に嬉しくて。心から楽しみだなと思いました。

――では最後に、2018年の抱負を教えてください。

かれん：私たちはワールドツアーを目指してるので、2018年も世界につながるようなことを出来たらいいなと思いますし、そのためにも日本中の方にリトグリのことを知ってもらえるよう、2018年も頑張りたいです。

MAYU：今年はアニメの主題歌をやらせてもらったりして、日本のアニメは海外でもすごく人気があるので、今年いただいたチャンスが2018年につながればいいなというふうに思います。

芹奈：もっと私たちの作っている音楽を聴いてくれる人たちが増えていくように、頑張っていきたいです。

manaka：丁寧にライブをすることを心がけて、2018年はもう歌える場所があればとにかく歌いたいと思ってます。

アサヒ：2018年も沢山の場面でリトグリの歌を使っていただけるように、精一杯歌っていきたいなと思います。

――ありがとうございます。アリーナ公演、楽しみにしております！

取材・文＝久保田瑛理　撮影＝日吉“JP”純平