テレビ東京『池の水ぜんぶ抜く』が結んだ縁 日比谷公園で発見された“瓦”が佐賀の地で初お披露目へ
2018.1.3
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瓦が展示される佐賀城本丸歴史館
テレビ東京のドキュメントバラエティ番組『池の水ぜんぶ抜く』撮影中に東京・日比谷公園で発見された佐賀藩江戸上屋敷の軒丸瓦と軒平瓦の破片が、2018年1月1日(月曜日)より約1か月間、佐賀県の佐賀城本丸歴史館で特別展示されることが決まった。
同展示は、佐賀県が2018年に明治維新から150年を迎えるのを機に開催する『肥前さが幕末維新博覧会』を記念して展示するもので、東京都の協力を得て実現した。
博覧会のメインパビリオン「幕末維新記念館」
『池の水ぜんぶ抜く』は、タイトルどおり“池の水を全部抜く”異色の番組。2017年9月3日放送のシリーズ第4弾『緊急SOS!超巨大怪物が出た!出た!池の水ぜんぶ抜く大作戦4』ロケでは、東京・日比谷公園の雲形池の水が114年ぶりに抜かれた。すると、池から家紋が描かれた瓦が発見され、調査の結果、この瓦が佐賀藩江戸上屋敷であることがわかった。
佐賀藩の家紋・杏葉紋の入った軒丸瓦破片
霞が関、有楽町に隣接する都心の都立公園である日比谷公園は、江戸時代に江戸城日比谷御門のすぐ外に位置していた。そうそうたる大藩の上屋敷が置かれていた場所で、雲形池や噴水前広場、小音楽堂付近が、幕末における佐賀藩鍋島家の上屋敷だと考えられていた。幕末日本の近代化をリードし佐賀藩を牽引した第10代藩主・鍋島直正もこの地で誕生し、江戸滞在中の多くを過ごしたという。
2018年1月2日(火曜日)放送の『緊急SOS!池の水ぜんぶ抜く大作戦6~今年も出た出た!正月3時間スペシャル』の中でも、佐賀での展示が紹介されている。
イベント・番組情報
佐賀藩江戸上屋敷の瓦展示
会期: 2018年1月1日(月曜日)~2018年2月4日(日曜日)
場所:佐賀城本丸歴史館(佐賀市城内二丁目18-1)御式台(おんしきだい)(正面入口から入ってすぐの場所)
開館時間:9時30分~18時
入場料:無料
公式ホームページ:http://saga-museum.jp/sagajou/
肥前さが幕末維新博覧会
会期:2018年3月17日(土曜日)~2019年1月14日(月曜日・祝日)
会場:佐賀市城内エリアを中心に県内全域
主な内容:幕末維新期に国内最先端の科学技術を有していた佐賀。メインパビリオンの「幕末維新記念館」をはじめ、最新の映像技術等で佐賀の偉人や偉業を紹介し、幕末維新期の佐賀を体感することができる博覧会。
池の水ぜんぶ抜く
公式ホームページ:http://www.tv-tokyo.co.jp/ikenomizu/