たこ虹主催「NIF」にSTU48や女子流ら集結、多数コラボも

2018.1.4
レポート
音楽

たこやきレインボー

たこやきレインボーが主催するアイドルイベント「西日本アイドルフェスティバル2017~西のほうでなんかゴチャゴチャやってます!!~」が12月31日に大阪・大阪国際会議場 グランキューブ大阪で初開催された。

「西日本アイドルフェスティバル2017~西のほうでなんかゴチャゴチャやってます!!~」は、東西のアイドルグループを10組集め行われたイベント。東日本で結成されたグループは、西日本のカラーに染まるために1日限定で“改名”するユニークな企画も実現した。

開演前の場内には阪神タイガースの球団歌「六甲おろし」や広島東洋カープの球団歌「それ行けカープ(若き鯉たち)」が流れ、イベントは始まる前から徹底的に西日本ムードに。オープニングアクトは大阪のon and Go!が務め、キャッチーなダンスや歌詞の「恋スルキモチ」では、初見であろう観客もあっという間に振付けをコピーして楽しんでいた。

いぎなり東北産は“ごっつ東北産”として出演。彼女たちの初ライブが大阪だったこともあり「浪速生まれのごっつ東北産だっちゃ」と自己紹介してみせた。“ごっつ東北産”は「大阪と言えば、好きなグループがいるんで、一緒に踊っちゃおうと思います」と言い、たこやきレインボーを呼び込んで「Chocolate Burning」を特別コラボ。横一列に並んでパフォーマンスを披露した。

3番手は山口県を拠点とする山口活性学園。「IDREAM」「対番兵器」などラウドな楽曲で攻め立て、「大阪、そんなもんじゃないでしょ」と煽って場内のボルテージを上昇させる。ほぼノンストップの激しいパフォーマンスを繰り広げ、出番を終えた。大阪☆春夏秋冬はR&Bナンバー「New Me」でクールなダンスを披露。特にメンバー全員でのムーンウォークには大歓声が沸き上がった。また東京女子流改め“大阪女子流”と「ヒマワリと星屑」をコラボする一幕もあった。

福岡県のLinQは地元博多のお祭りのビートを取り入れた「HANABI!!」、ベースラインが印象的な「ウェッサイ!!ガッサイ!!」などを披露。彼女たちは「西日本でフェスが誕生するのがすごい。新たな歴史の幕開け」とイベントへの参加を喜んだ。

後半戦のトップを飾ったのは“ウエストウエストガールズ(西)”ことアップアップガールズ(仮)。彼女たちは1日限定改名のコンセプトに伴い、“ユニバ”、“アメ村”などのワードが飛び出すこの日の為に作った「リスペクトオーサカ」などを歌い上げた。ライブ終盤では「ジャンパー!」「アッパーレー」「アッパーカット!」とパーティーチューンを連打。ステージを所狭しと駆けまわり、会場を大いに盛り上げた。

“大阪女子流”は「鼓動の秘密」「雨と雫」など人気のナンバーを披露したあと、「イベントに呼んでくれた、たこやきレインボーにお礼を言いたい」とたこ虹を招き入れ、「おんなじキモチ」をコラボ。9人によるダイナミックかつ呼吸がぴったりとあったダンスで観客を魅了した。中江友梨は「次は、たこやきレインボーに東京へ来ていただきたい」と自分たちのイベントへの出演をステージ上でオファーしていた。

この日最多の16名で登場したのはSTU48。瀬戸内の海をイメージしたようなホワイトとマリンブルーのボーダー柄の衣装を着た16人はAKB48「言い訳Maybe」などを披露。オリジナル曲「瀬戸内の声」や1月31日にリリースされるメジャーデビューシングルの表題曲「暗闇」など計6曲で盛り上げた。

メンバー全員が関西出身のあゆみくりかまきは「バナナ! サラダ! ホウ・レン・ソウ!」という歌詞がユニークな「反抗声明」などをパフォーマンス。大トリとしてステージに現れたたこ虹は「RAINBOW~私は私やねんから~」でライブをスタートさせた。春名真依が「今日は、酉年のトリを務めます」という大阪ならではのジョークでフワッと笑わせたあと、彼女たちが披露したのは、大阪環状線の駅名が登場する「絶唱!なにわで生まれた少女たち」。そして「ナナイロダンス」では観客が隣の人と肩を組んで踊った。

その後、ステージ上ではニューアルバム「ダブルレインボー」の発売日が2月21日に決定したことや楽曲提供アーティストの情報、新しいアーティスト写真のお披露目、全国ツアーに仙台公演が追加されたことなどが発表された。その後5人は「また大阪に遊びに来て欲しい、アイドルに会いにきてほしい」という気持ちを込めて、大阪の魅力をぎゅっと詰め込んだ曲「たのしかしまし大阪~おいでやす~」を歌唱。最後に「2018年も西日本アイドルフェスティバルを開催したい」と宣言した。