『Songful days』開催記念特別連載 「アナタの泣けるアニソンセレクション」Vol7 DJ spacetime

2018.2.22
コラム
アニメ/ゲーム

SPICEが3月3日に両国国技館で開催する『Songful days』を記念して、短期集中連載がスタート。各界の人々にそれぞれ”アナタの泣けるアニソン”を聞いていく本コラムインタビューの第七弾は、都市型大規模アニソンイベント「Re:animation」ヘッドライナーDJのspacetime。DJプレイを「アニメの話をしているだけ」と公言する彼の”泣けるアニソン”は?

――あなたと「アニメ」の関わり方について教えてください。いつごろからアニメが好きになったとか、どの作品が印象に残っている、など。

生まれたときからずっとアニメは見ていたのですが、いわゆる「子供らしい視点」から「アニメファンとしての視点」に切り替わったのは小学校高学年ぐらいの頃です。

当時を振り返ってみると、この頃にちょうど自分をアニメファンの道に引き込んだ偉大な先輩と出会ったこと、ちょっと大きめの病気にかかってほとんどインドアな生活をしていたこと、90年代声優ラジオ黄金期が到来したこと、人生かけて追いかけているいくつかのアニメと出会ったことなどが自身の中にあるオタク気質を呼び覚ましたんじゃないかなと思っています。

一時期は音楽ゲームに傾倒して視聴する本数が減った時期もあるのですが、2000年代中盤ぐらいからアニメの録画・配信環境などがどんどん良くなった事に伴って、今はまた数多くのアニメを視聴する日々となりました。

オタク生活の長さからか90年代の作品や声優さんについて言及することが多いのですが、ここ数年の作品では『一週間フレンズ。』に自分でも驚くほどハマってしまい、熱心に聖地巡礼をしては声にならない叫びをあげていたことが記憶に新しいです。

基本的には、昔から今に至るまでずっとラブコメが好きなんだと思います。

――あなたにとっての「泣けるアニソン」を2~3曲教えて下さい。
(アニメ主題歌に限らず、キャラソング・アニソンアーティストのノンタイアップ曲でも構いません)

・「Yuri on ICE」梅林太郎 
『ユーリ!!! on ICE』劇中歌・勝生勇利ショートプログラム使用曲

時事ネタではあるのですが、いま開催している冬季オリンピックで日本のペアがショートプログラムの使用曲に「Yuri on ICE」を選んでいるんだとか。作品でも、大きな目標になるであろうオリンピック。

実際の五輪のリンクでこの曲が流れたら、泣いてしまうかもしれないなあと思って選ばせて頂きました。アニメファンという生き物は「らしさ」がうまく現実とクロスする瞬間に強烈な憧れを持つものですが、それの最たるところかもなあと感じています。


・「ちいさな花」天野由梨
『神秘の世界エルハザード(OVA版)』ED曲

あえて「今まで視聴した中で最も好きなアニメ」を上げるとすればこの作品の名前を出します。最終回を迎えてから20年を超える作品ですが、それぐらい自分の中で大切な、そして思い出深いアニメです。

今では1大ジャンルとなっている「異世界転生モノ」に分類されると思うのですが、現代のものとは少しアプローチが異なっているので、かえって新鮮に映るかもしれません。

現在は小説家としてご活躍されている原案・構成・脚本の月村了衛さんによって、美しくまとめあげられたシナリオの最高のラストシーン。

ここに「天地無用!魎皇鬼」から「ストライクウィッチーズ」に至るまでまで数多くの作品を手がけられた長岡成貢さんによるエルハザードの世界観を十二分に詰め込んだこの楽曲が、キャラデザの中澤一登さんによる幸せいっぱいなイラストボードとともにエンドロールとして流れる。歌唱は、この作品のヒロインであるイフリータ役・天野由梨さん。

その圧倒的な世界観に、視聴してからしばらく呆然として過ごしたことを覚えています。

 

・「恋愛の時空」折笠愛
『天地無用!』第二十六話「結論無用!」挿入歌

素晴らしい楽曲とともに、今なお語り継がれる「お祭りってのはな ちょいと待ってりゃ また必ずやってくるんだぜ」という魎呼の名台詞。最終回に1度だけ流れた挿入歌ですが、美しい桜の演出と共に当時のアニメファンへ強烈な印象を残した最高の「泣ける一曲」です。

 

――最後にさまざまな音楽がある中で「アニソン」というジャンルについてコメントを頂ければ。

アニメの楽曲は、楽曲そのものだけでなくアニメという作品と共に成り立っているものだと考えています。その曲が90秒間流れるだけで、アニメの1クール13話が思い返される。

それだけの大きなパワーがある音楽、それがアニソン。

今回のテーマについても、楽曲だけでなくそれをとりまくストーリーや背景を踏まえて選曲させて頂きました。今後も1曲1曲が抱える膨大な情報量に埋もれないように、そのアドバンテージをアニメファンらしく楽しんでいけたらと思います。

 spacetime
消費の記憶を追いかけながら、ひたすら走る”秋葉原系”DJ。
アニメ×ダンスミュージックの大型野外DJフェス「Re:animation」を中心に、90年代から現代に至るまでの幅広い選曲でアニメファンとして生きる楽しさをフロアと共有するべく全国各所で活動中。
アニメ/ゲーム/声優/同人/PC等に傾倒した典型的オタ人生を歩んでいるが、そんな自分がちょっと好き。
 
イベント情報
SPICE (powered by e+) presents Songful days —次元ヲ紡グ歌ノ記憶—​
 

 


【日程】2018年3月3日(土)
【時間】OPEN16:00 / START17:00
【会場】両国国技館
【出演】Kalafina / 茅原実里 / May’n (五十音順)
 
▶イベントURL:http://eplus.jp/songfuldays/

【料金】
アリーナ指定席:12,960円(お土産付き)ーSOLD OUTー
枡指定席:8,640円
スタンド指定席(A):8,100円
スタンド指定席(B):7,020円ーSOLD OUTー
※料金は税込価格です。
※枡席は2名掛けを予定しており、ゆったりご覧いただけます。

【主催・企画】SPICE/e+(イープラス)
【制作】SPICE/ユニオンマスターエンターテインメント
【協力】キョードー東京 
スケジュール】
▽海外旅行者向けインバウンド受付中:http://eplus.jp/ib-songfuldays/
▽一般発売:受付中


 
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