『NJKF 2018 1st』でWBC日本統一王座戦!大会のトリは能登龍也vsタネヨシホ

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2018.2.22
タネヨシホ (直心会) WBCムエタイ日本フライ級2位/INNOVAIONフライ級1位

タネヨシホ (直心会) WBCムエタイ日本フライ級2位/INNOVAIONフライ級1位

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日本のキックボクシング団体「ニュージャパンキックボクシング連盟(NJKF)」は、「NJKF 2018 1st」を開催。トリプルメインを含む全11試合の組合せを先ごろ発表した。

「NJKF 2018 1st」(18年2月25日、東京・後楽園ホール)では3試合のWBCムエタイ日本統一王座戦が行われるが、その中で大会のトリを務めるのが能登龍也とタネヨシホによるWBCムエタイ日本統一フライ級王座決定戦。昨年10月にKNOCK OUTで対戦するもドローに終わった両者は決着戦でもあるが、ともに昨年末敗戦を喫しており再起を懸ける一戦でもある。どちも敗戦を受けて取り組みを変え、進化した自分を感じており、3Rから5Rに変わって勝敗とベルトを争う。

また、同大会で大田拓真と対戦する予定であった岩浪悠弥が練習中の怪我(三角線維軟骨複合体損傷)により欠場。大田はタイ出身のダウサヤーム・ウォーワンチャイ(1996年11月5日生まれ、53戦42勝11敗、オーソドックス)と対戦する。

能登龍也 (VALLELY) WBCムエタイ日本フライ級1位/NJKFフライ級王者

能登龍也 (VALLELY) WBCムエタイ日本フライ級1位/NJKFフライ級王者

能登龍也

――タネ選手との決着戦にして新たな王座の懸かった試合が近づいてきました。調子はいかがですか?

能登 今までにないくらいの出来なので、まだ少し時間があるんですけど、その間で今以上の仕上がりになるのかと思うと自分でもワクワクします。パンチの距離感だったり蹴りの距離感、あと体の流れない打ち方が分かってきて、蹴っていても打っていても疲れないんです。疲れないでなおかつ強く打てて。この間負けちゃったので自分でもやり方を変えて考えながらやって、それを生み出しちゃいました(笑)。

――12月の石井一成戦は苦い結果(判定負け)となってしまいましたが、そうした新たなことに気がつくきっかけとなったよい面もあったのですね。

能登 敗戦で“何か変えないと”と思って考えていたら生み出してしまいました(笑)。前回一番の問題は自分的には気持ちだと思っています。前は練習の中でも抜いたりした部分があったのでスタミナの心配があって、それが試合に出てしまって手数が出なかったり、そういうことありました。でも練習で1発1発集中して全力でやっていたら、距離とか打ち方が分かって、しっかり打てるようになってきました。今は威力もスピードも上がった感じがして、もう全然違います。

――前回対戦してドローとなったタネヨシホ選手の印象、試合の振り返りをお願いします。

能登 効いたパンチは1回ももらってないし、前に来てくれてやりやすかったっていう印象しかないです。それともうちょっとで倒せる、倒せたなっていう。前回は引き分けてしまったんですけど、もうちょっとで倒せるかなという感じだったので、今回は前回倒せなかった悔しさの分、絶対倒してやろうと思ってます。

――再戦への自信を感じますが、改めて最後に意気込みをお願いします。

能登 メインでやるなんて夢にも思っていませんでしたが、初のメインです。これに勝つか負けるかで僕の人生がだいぶ変わってくるし、今は人生を懸けて練習しているので、楽しみにして頂きたいです。

タネヨシホ

――能登選手との決着戦にしてWBCムエタイ日本統一王座の決定戦が近づいてきました。調子はいかがですか?

タネ いつも通りに仕上がっていて、いい感じです。今回特別意識していることはないですけど、普段の練習の質を上げてやってます。10月に能登選手と試合をしてドローで、12月は初めて負けて(※滉大にプロ初黒星を喫し、DEEP☆KICK王座を失った)、負けてから練習の仕方は変わりました。やっぱり勝ち続けていたら分からない部分もあったし、勝っていたらよい部分しか見なかったと思います。なので負けて初めて、悪かった部分をちゃんと見たと思います。今まではずっと勝っていたけど、やっぱりこのレベルになると通用しないなというのがありました。

――プロ無敗の勢いを止められたドローと敗戦の結果を受け、どんなところを改善したのでしょうか。

タネ 技が雑なところとかです。今まではそれでも勝てていたんですけど、それでは勝てないようになってきて、アカンなと思っています。でも今はそれも練習して改善されているので、今度の試合では違うと思います。

――前回引き分けとなった能登選手の印象、試合を振り返っていかがでしょうか。

タネ 印象は身長が意外と一緒ぐらいで、あとは組んだ時の力が強かったです。あの試合は技だったり首相撲だったり技のチョイス、バランスが全体的に悪かったと思います。

――そんな感想を経て、今回の一戦はどんな気持ちで臨みますか。

タネ 今回はやっぱり冷静にやりたいです。試合中はいつも焦って焦って熱くなって、それでまた焦ってみたいな繰り返しで、そうするとまた雑になってしまうんです。なので、今回は冷静になろうかと。なれたら、ですけど(笑)。

――そんな試合へ向けての意気込みを、改めて最後にもう一度お願いします。

タネ KOを狙いたいですけど判定になると思います。ただ勝てそうとは思うので、勝つことを目標に頑張ります。

イベント情報

『NJKF 2018 1st』

 日時:2月25日(日)
 場所:後楽園ホール (東京都)

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