パリコレはフェスっぽい!?パリコレレポート
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Yohji Yamamoto パリコレクション 2016ss
パリコレはフェスっぽい!?
ボンジュール。パリからレポートします。イトゥです。
先週パリはいわゆるパリコレ、ファッションウィークでした。パリコレって、いろんなブランドが新作を発表する、アレです。日本にいると、あまりパリコレに触れる機会はありませんが、ちょっと「フェス」に似てたりします。
ちゃんと協会が発表するオフィシャルのタイムテーブルがあり、日程は9日間。朝9時から夜8時半まで約1時間の間隔でコレクションが組まれています。
パリファッションウィークのオフィシャルタイムテーブル (ホームページより引用)
フェスと似ているのは、初日〜前半は新しいブランドが多く、中盤になると、CELINEやBALENCIAGA、ALEXANDER MCQUEENなどの実力派ブランドが登場し始め、最終日付近になると、LOUIS VUITTONやCHANELなどの大物がどどーんと登場します。
会場はパリ市内のあらゆる場所を使って行います。特設会場を建てるブランドもあるし、ルーブル美術館などの公共の施設内でやるブランドもあるし、廃墟のような建物でやるブランドもあり会場からもうコレクションがスタートしている感じです。
今回は、日本を代表するビッグメゾン、YOHJI YAMAMOTOのショーに行ってきました。
オフィシャルタイムテーブルでは、夜の8時半スタート。しかし、8時半になってもお客さんはまばら。
これはYOHJI YAMAMOTOに限った話ではなく、どこのコレクションもオフィシャルの30分遅れぐらいでスタートするからです。オンタイムにはじまったら、逆にブーイングでしょう。「間に合わないじゃないか!」と。
案の定、45分遅れでスタート。会場はもちろん満席。日本からもモデルやタレントさんがちらほら見られますが、基本的に海外のプレス、バイヤー、ブティックがほとんどです。
今回のYOHJI YAMAMOTOの会場は「オテル・ド・ヴィル」。パリの市庁舎です。日本で言うと、市役所みたいなものですね。パリコレでは、こういった公共の施設を会場のするケースが結構あります。なぜなら、公共の施設が歴史的建造物であって、とってもステキだからです。ここが日本とは少し違いますね。
入場方法は、各ブランドからの招待状が必要。当然非売品。ここがフェスとは違います。
招待状をもらうには、
・有名タレントになるか
・優良顧客になるか
・何かしら仕事で携わるか
これらに該当することが必要です。正直、なかなか難しいですが、一見の価値あります!
日本からは、YOHJI YAMAMOTOをはじめ、ISSEI MIYAKEやCOMME des GARCONSなどのブランドも出てまして毎回ものすごい注目を集めています。タイムテーブルも当然中盤からそれ以降。パリコレにはかかせないスーパーブランドとなっています。
もし、パリに来る機会があれば、ファッションウィークに来ることをオススメします。コレクションに行かなくても、ファッションウィーク中は様々な場所でイベントがされていて、とにかく活気があります。
いろ〜んな業界のイベントが開催されるフランスですが、このファッションウィーク中が最も賑わっていると言っても過言ではありません。
ぜひ、旅行プランを立てるときは、ファッションウィーク中を検討してみてください〜!