<What’s “スタクラフェス”?> 『STAND UP! CLASSIC FESTIVAL 2018』の楽しみ方

2018.5.26
コラム
クラシック


食べて、飲んで、くつろいで! クラシック好き、そして音楽好きにもたまらないフェスティバル、『STAND UP! CLASSIC FESTIVAL ‘18』(スタンドアップ クラシック フェスティバル、略称“スタクラフェス”)が、いよいよこの秋に開催される。

クラシックの演奏会に行っても、2~3時間程度の1公演を聴きに行くのが通常のスタイル。しかし「短めのコンサートを1日に幾つもハシゴできればいいのになあ」と思うこともあるのではないだろうか。そんな夢を叶えてくれるのが、この“スタクラフェス”なのだ。

このフェスティバルは1日限定だが、朝から晩まで、まるごと1日様々なクラシック音楽を、野外で気持ちよく楽しめる趣向になっている。しかも、3つのステージで常時、どこがで演奏されているので、入場したら、まずどのステージで何の演奏を聴こうかという、楽しい悩みが待っている。さらに出演者には松下奈緒(ピアノ、総合司会)や、反田恭平(ピアノ)をはじめとする、今をときめく旬のアーティストたちが勢揃い。いわば野外ロックフェスティバルのクラシック版だ。

SPICEでは今回より、“スタクラフェス”って何?、“スタクラフェス”ってどう楽しめばいい?という皆様の疑問に答える企画シリーズ、<What's“スタクラフェス”?>を連載していく。

反田恭平、松下奈緒、LE VELVETS

3つのステージそれぞれの特徴

スタクラフェス”には3つの異なったコンセプトの会場がある。その3つをご紹介しよう。

■HARBOR STAGE

横浜港をバックに構え、70人規模のオーケストラも収容可能なステージ。大型スクリーンもあり、大迫力の演奏をどこからでも楽しめる。

■GRASS STAGE

ステージの周りを芝生に囲まれたステージ。ヒーリング、リスニングミュージック等、優しいクラシック音楽を中心に演奏される。

■Sunday Brunch Classic Stage

イープラスが渋谷で運営する「eplus LIVING ROOM CAFÉ&DINING」の人気企画、サンデー・ブランチ・クラシックの特別出張版として、赤レンガ倉庫一号館前で開催されるステージ。(観覧無料。本公演のなしでも観覧可)

さらに、このフェスティバルには3つの自由がある

今までのクラッシック演奏会とは違う、3つの「自由!」をご紹介。

■何を聴いても「自由!」

上記の3つのステージで、様々なコンサートが同時並行して開催されている。しかも、さえあれば、会場内のコンサートの出入りは自由だ。HARBOR STAGEとGRASS STAGEは有料観覧エリア内での観覧となるが、座席(自由席)に坐って観覧したい場合は「1日券シーティング」「半日券(14時まで)」を購入のうえ、シーティングエリアで観覧しよう。このはスタンディングエリアにも入場できるので、最も自由度が高い。Sunday Brunch Classic Stageも含め、上演中、どこで何を聴いても自由である。また、シーティングエリアでの観覧にこだわらなくてもいい人は「1日券スタンディング」さえ購入すればスタンディングエリアでHARBOR STAGEもGRASS STAGEも観ることができる(もちろんSunday Brunch Classic Stageも)。上演中、何を聴いても自由、というわけだ。

■飲んで食べても「自由!」

普通のクラシック音楽の演奏会では、当然演奏中の飲食は禁止で、何かガサガサっと音を立てれば、「シー!」と注意される。しかし、このフェスティバルでは、会場内はどこでも飲食可。ビールを飲み、おつまみを食べながら演奏を楽しむ事ができ、まるで家にいるようにリラックスしながら生の演奏を思う存分楽しむ事ができるのだ。

■子供も「自由!」

子供がいる場合、クラシックの演奏会に連れて行くのはハードルが高い。どんな親でも躊躇してしまうだろう。「うちの子が演奏中突然騒ぎ出したらどうしよう」「行く前に何回も説明して、静かにするように言わないといけないのかしら」「何かあった場合、途中で席を立ったりして良いのかしら。」等々、様々な悩みが付きまとう。

しかし、このフェスティバルならば、子を持つ親でもそのような心配は無用だ。会場は出入り自由だし、多少のザワザワも大丈夫。何よりも、演目によっては、「となりのトトロ」や「千と千尋の神隠し」等のスタジオジブリ音楽のコンサートや、クラッシック音楽が主役の人気アニメナンバーの演奏も沢山あるので、子供が退屈することもない。それが全て生で聴けるのだから、子供にとっても、とても贅沢なコンサートになるだろう。

楽しみ方はあなた次第

今回、3つのステージ、3つの自由を紹介したが、まだまだ楽しみ方は沢山ある。どういう順番で誰の演奏を聴いていくか、また、何を食べたり飲んだりしようかなど、嬉しい悩みが沢山でき、まるで自分だけの演奏会プログラムを組むような喜びが生まれ、一日中楽しむ事が出来るだろう。あなただったら、どんな演奏会プログラムを作るだろうか。それを一緒に行く人と話合うだけでも、もう“スタクラフェス”の楽しみは始まっているのだ。

文=清川永里子

公演情報

『イープラス presents STAND UP! CLASSIC FESTIVAL 2018』
 
■公演日時:2018年9月23日(日・祝日)開場9:30/開演10:30/終演20:30 ※予定
■会場:横浜赤レンガ倉庫特設会場 (神奈川県)
 
■出演者(50音順):
【ソリスト】
伊藤悠貴(Vc)、伊礼彼方(Vo)、上野耕平(Sax)、金子三勇士(Pf)、北川辰彦(Bar)、小林沙羅(Sop)、小林美樹(Vn)、サラ・オレイン(Vo,Vn)、反田恭平(Pf)、髙木竜馬(Pf)、丹呉由利子(Mez)、DEPAPEPE、NAOTO(Vn)、中井亮一(Ten)、牛牛/ニュウニュウ(Pf)、藤田真央(Pf)、麻衣(Vo)、松下奈緒(Pf)、松田理奈(Vn)、三浦一馬(バンドネオン)、宮本笑里(Vn)、山本耕平(Ten)、LE VELVETS、他
【指揮】
青島広志、岩村力、横山奏
【アンサンブル】
シアター オーケストラ トーキョー、STAND UP! ORCHESTRA、ぱんだウインドオーケストラ、岩城直也(Pf,編曲)

【Sunday Brunch Classic Stage】※無料ステージ
1966カルテット、こぱんだドラムス、園田涼(Pf)、實川風(Pf)、新倉瞳(Vc)、藤原功次郎(Tb)、細川千尋ジャズトリオ、正戸里佳(Vn)、mille baisers、山田姉妹、米津真浩(Pf)

【総合司会】松下奈緒

料金:
1日券シーティング:13,800円
1日券スタンディング:9,800円
半日券(14時まで):5,500円
※シーティングエリア内は座席あり・自由席になります。シーティングエリアへのご入場は「1日券シーティング」「半日券(14時まで)」をご購入のお客様に限ります。
※半日券(14時まで)は夜まで楽しみたいけど、小さなお子様がいてお昼過ぎまでしかいられない方の為にご用意した枚数限定の特別なです。開場から14時まで、シーティングエリア・スタンディングエリアの両方をご利用いただけます。それ以降はご退場をお願い致します。
※スタンディングエリアはすべてのお客様にご入場いただけます。
※雨天決行 ※4歳以上必要(3歳以下は保護者1名につき1名のみ入場無料)
※ステージ内容は変更になる場合もございます。予めご了承ください。

:好評販売中
 
■関連サイト:
公式サイト:http://standupclassicfes.jp
e+(イープラス):http://eplus.jp/
株式会社イープラス:http://corp.eplus.jp/
Twitter:https://twitter.com/stacla_fes2018
Facebook:https://www.facebook.com/Stand-Up-Classic-Festival-2018-216194119151436/​

■主催:イープラス/朝日新聞社/BSフジ
■協賛:クレディセゾン/ファミリーマート/テラダ・ミュージック・スコア
■後援:神奈川県/横浜市文化観光局/tvk
■企画制作:イープラス/Zeppライブ
■制作協力:クリエイティブマンプロダクション
■協力:日本クラシック音楽事業協会/ソニー・ミュージックエンタテインメント
■問合せ:イープラス:0570-01-2244(受付時間10時~18時・土日祝含む)