新開場する京都・南座が11月に『吉例顔見世興行』二代目松本白鸚、十代目松本幸四郎、八代目市川染五郎が意気込みを語る
2018.7.30
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大規模改修工事計画を進めていた京都・南座が、7月28日に京都市内のホテルにて新開場記念となる『吉例顔見世興行』(11月1日~25日)の製作発表会見を行い、新開場を記念すると共に、11月興行では襲名披露を行う二代目松本白鸚、十代目松本幸四郎、八代目市川染五郎が登壇し意気込みを語った。
松本白鸚 37年ぶりの高麗屋三代同時襲名を、思い出のいっぱい詰まった南座の顔見世興行で披露させていただくことになりました。ここまでの襲名披露公演の中で、沢山の方々に支えられていることを実感し、奇跡は皆で起こすものだと強く感じております。どうぞ皆さま揃って南座に足をお運びいただければと思います。
松本白鸚
松本幸四郎 先代の南座の新装開場時に、染五郎として南座初御披露目させていただき、今回また新しい南座で幸四郎として襲名披露させていただくことになりました。『勧進帳』で武蔵坊弁慶を勤めるのは、南座の千穐楽をもってちょうど 100 回目となり、一つの大きな区切りを迎えることになりますので、一層気を引き締めて臨みたいと思います。
松本幸四郎
市川染五郎
今年 1 月 2 月の歌舞伎座に続き、南座でも染五郎として皆様にご披露させていただくこととなりました。地方での1か月にわたる公演への出演は、初めての経験になります。慣れないことも多いとは思いますが、精一杯頑張りますので、どうぞよろしくお願いいたします。
市川染五郎
今年 1 月 2 月の歌舞伎座に続き、南座でも染五郎として皆様にご披露させていただくこととなりました。地方での1か月にわたる公演への出演は、初めての経験になります。慣れないことも多いとは思いますが、精一杯頑張りますので、どうぞよろしくお願いいたします。
歌舞伎発祥の地である京都・四條河原に建つ南座は、江戸時代初期に発祥・官許されたとされる、日本最古の歴史と伝統を継承する劇場です。日本を代表する国際文化都市 京都の劇場として、およそ400年の長きに亘り、歌舞伎をはじめとする多種多様な演目の上演を続けてきた。
その南座が、2年9か月に及ぶ大規模改修工事を経て、11月、3年ぶりの『吉例顔見世興行』にていよいよ開場する。