【 [ALEXANDROS] ・RUSH BALL 2018 クイックレポ】『RUSH BALL』で得た躍進と隠し持つ巨大な可能性に見た無二の存在感

レポート
音楽
2018.9.1
[ALEXANDROS]

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RUSH BALL 2018 [ALEXANDROS]

「このイベントで出来た作品がたくさんあります。他にもいろんなことを教わり、本当に感謝していて」と、20周年を迎えた『RUSH BALL』への大きなリスペクトを贈ってくれたフロントマン・川上洋平(Vo/Gt)。思えば[ALEXANDROS]をこの関西の地にいち早く広められたのは『RUSH BALL』の貢献度がとてつもなく大きいと感じる。まだ話題にじわじわ上がっていたほどだった彼らをライブキッズの前に届けてくれたのは間違いなく『RUSH BALL』だった。大阪城音楽堂での前哨戦『RUSH BALL☆R』、2010年のこと。明らかに広大なスケールを内包した今よりも若い彼らの姿を思い浮かべながら、今に意識を戻す。すっかり濃紺の世界に包まれた泉大津フェニックス。暗闇を切り裂くように「Burger Queen」を背にステージへ現れた4人は、実像以上に大きく大きく感じられ、その姿の何と頼もしいことか。

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扉を開け放つような清涼感たっぷりに「Adventure」でオープニングを飾るや、ハンドマイクで自在にステージを駆け回る川上。最前線まで飛び出し、客席の端の端まで煽る容赦ない姿勢に、会場の熱量は増大の一途だ。磯部寛之(Ba/Cho)が紡ぐ軽やかさも伴った躍動感で、まるで音のシャワーを浴びているような「Starrrrrrr」のキラメキ、一方で太い重低音でマシンガンの如くツインギター&言葉を乱舞させる「Girl A」と、このセットは1曲ごとにクライマックスが訪れるといっても過言ではない。

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続く新曲「Mosquito Bite」では極太のリフに乗る快感さたるや! エッジィな庄村聡泰(Dr)のドラミングも楽曲にタフさをもたらし、バンドアンサンブルの強さを見せつけるなか、セッションへと突入。心地よい風も重なって、凄まじい音の大波が押し寄せてくるようだ。そんなプレイヤーとしての純然たる姿も見せつつ、再びハンドマイクに持ち替えた川上。「隅々まで暴れてください、大阪!」とラスト「Kick&Spin」をブッ放す! お約束のフライングVに持ち替えた白井眞輝(Gt)はスラッシーなリフで応戦し圧倒的な高揚感を演出。大きなパノラマ感で、たった6曲とは思えない爪痕を残していった。大観衆一人ひとりをくまなく踊らせる壮大なポピュラリティと、一聴して彼らだとわかるオリジナリティの共存。さらに確固たるロックスターとしての頼もしいシルエット……。この規模のバンドとなった現在においても、改めて[ALEXANDROS]というバンドが隠し持つ巨大な可能性を見た夜となった。
 

文=後藤愛 撮影=瀧本JON...行秀

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セットリスト

RUSH BALL 2018  [ALEXANDROS]
1. Adventure
2. ワタリドリ
3. Starrrrrrr
4. Girl A
5. Mosquito Bite
6. Kick&Spin
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