ミュージカル『マリー・アントワネット』の昆夏美と田代万里生が帝劇で餅つき！　一日消防署長として火災予防を呼びかける

ミュージカル『マリー・アントワネット』に出演中の昆夏美と田代万里生が、本日11月1日に帝国劇場で開催された「第39回 火災予防安全もちつきまつり」に、一日消防署長として参加した。丸の内では火災による死者数0を更新し続けており、今年の9月21日に45年目を迎えたという。本イベントでは一般オーディエンス100名も観覧する中、AED訓練と餅つきが実施された。

最初に一日消防署長委嘱状交付式を終えると、人工呼吸や心臓マッサージを含めたAED訓練が行われた。AED訓練はスタッフによるコミカルな演技を交えながら行われ、和やかな雰囲気の中、進行された。

スタッフの熱演に対して昆は「署長のお芝居、AED訓練をされた方々の素晴らしい演技も含めまして、AEDの使い方の大切さを改めて学べました」。田代は「丸の内消防署の皆様による帝国劇場公演に心の底から感動すると共に、僕ら役者も負けじとお芝居を頑張りたいなと思いました」とそれぞれコメントした。

丸の内消防署長は昆と田代の二人に対して、「心を揺さぶられるような感動、そしてもう一度観たくなる最高傑作の『マリー・アントワネット』にご出演中のパワフルでチャーミングな昆夏美さんと、抜群の歌唱力を誇る田代万里生さん。今日は２人に一日消防署長としてご参加いただき、誠にありがとうございました」と感謝を述べた。

マルグリット・アルノ―役の昆は「帝国劇場では『マリー・アントワネット』で革命の炎を毎日燃やしまくっていますが、私生活では炎に気をつけて生活してきたいと思います。皆様もお気をつけください」と、革命に燃える民衆を代表するマルグリットならではの挨拶で締めくくった。

フェルセン伯爵役の田代は「僕たちが上演している『マリー・アントワネット』の舞台はベルサイユ宮殿です。当時のパリには消防隊員はいたのですが、ベルサイユ宮殿に消防隊が設置されたのが1785年のこと。それまでは消防隊がパリから駆けつけるまでに数時間もかかったそうです。僕たち日本国民は消防署の皆様のおかげで、たった数分で駆けつけてもらえます。素早い対応に安心しながらも、それに甘えず、日頃の行いを気をつけていきたいなと思いました。パリのオペラ座はたった２時間で全焼してしまったそうですが、消防法のおかげで日本は安全に守られています。みなさんも気をつけてください」と、出演中のミュージカル『マリー・アントワネット』の舞台であるパリの消防ネタを織り交ぜつつ、火災予防を呼びかけた。

昆と田代の2人が出演中のミュージカル『マリー・アントワネット』は、東京・帝国劇場で11月25日まで上演される。その後は場所を移し愛知・御園座で12月10日〜21日、大阪・梅田芸術劇場メインホールで1月1日〜15日と、年明けまで公演が続く予定だ。

取材・文・撮影＝松村蘭(らんねえ)