マイク1本での弾き語りに熱狂した大阪。SSW15は新たなシーンの息吹を見せてくれた

2015.11.6
レポート
音楽

SSW15

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SSW15弾き語りフェス大団円! 大柴氏のコメント到着

シンガーソングライターによる、マイク一本の弾き語りフェス!『SSW15』以前もSPICEではこのフェス開催前に取り上げさせていただきましたが、主催の大柴氏が当初から話していた「シンガーソングライターのシーンを作ること」。全国で大小さまざまなフェスで多数のバンドが活躍する中、弾き語りだけが小さなステージに押し込まれていることに疑問を感じスタートしたこのフェスも大盛況のうちに幕を閉じ、新しい試みであったフェスの可能性をみせてくれました。

SSW15

SSW15 ~SINGER SONG WRITERS 2015~
大阪城野外音楽堂

■2015年10月24日(土)
OG 井上ヤスオバーガー
メインステージ 大柴広己 / 大石昌良 / 片平里菜 / 近藤晃央 / 植田真梨恵 / 丸本莉子 / 指田郁也
サブステージ 作人 / 山下秀樹(ザ・ラヂオカセッツ) / 徳久望 / 井田健(PURPLE HUMPTY) / 加藤諭史 / キクチリョウタ / オオタ13月(root13.)

■2015年10月25日(日)
OG コレサワ
メインステージ 大柴広己 / 岩崎慧(セカイイチ) / リクオ / ダイスケ / 石崎ひゅーい / 森良太(Brian the Sun) / ホリエアツシ(ストレイテナー) / ISEKI(ex.キマグレン)
サブステージ トミタショウゴ / 城領明子 / urio(Synchronized door) / PON(ラックライフ) / 近野淳一(鴉) / 谷口貴洋 / 谷澤智文 / 井上緑

 

新たなフェスの楽しみかた、新たなシーンの躍動。今回はフェスの主催者でもある大柴広己氏のフェスを終えてのコメントが到着したので掲載したいと思います。

 

 

SSW15、あとがき。

ごめんなさい。ぼくは長い文章を書くのが苦手です。
つたない文章になってしまう事をお許しください。
でも、どうしても自分の言葉で感謝を伝えたくて、
この文章を書かせていただきます。

改めて、10/24日、25日と二日間に渡って開催されました「SSW15」に
ご来場いただきました皆様。ご協力いただきました皆様。
本当にありがとうございました。

去年よりも何倍にもパワーアップした、出演者の音楽。
そしてそれを受け止める素晴らしきオーディエンス。
初めて見るであろう出演者に送る、惜しみない拍手。歓声。
「シンガーソングライターのシーンを作る」は
ぼくのかねてからの口癖ですが、
それこそが、シーンを作り出す大きなパワーになるんだなと気づかされました。
美しかったです。ほんとに。
あと、ビールも、うまかったなー。笑

SSW15

思い返してみれば、
17歳の高校生だったぼくを、音楽に導いてくれたのは
いわゆる弾き語りの音楽でした。
大きなステージにたったひとりで立ち向かい、魅了する。
そのシンプルな姿に心打たれ、ぼくはギターを手に取り、
シンガーソングライターになろうと決めたわけです。
これでいつか世界を変えてやろうって。

あれから15年。
道はそんなに甘くなく、
たくさん迷ったり、ブレたり。
いろんな人に迷惑をかけたりしたけれど。
やっぱり。自分の信じた事、やったほうがええですね。
自分がかっこいいなと思った事、貫き通した方が絶対かっこええですね。

SSW15

ぼくの人生を変えてくれた弾き語りの音楽。
「SSW15」を通じ、みんなで鳴らした弾き語りの音楽。

世界は変えられないかもだけど、あのときのぼくのように、
いつか、みなさんの人生を変えるようなものになってくれることを
心より願います。

「SSW」はまだ始まったばかり。

2016年10月29日、30日。
大阪城野外音楽堂「SSW16」でお会いしましょう。

大柴広己

 

来年の開催も宣言され、ますますこの「シンガーソングライター」シーンから目が離せません。