1・2回戦の注目のカードは? 『全国高校サッカー』が30日に開幕!

2018.12.26
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12月30日(日)に開幕する『平成30年度第97回全国高等学校サッカー選手権大会』の組み合わせ表

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『平成30年度第97回全国高等学校サッカー選手権大会』が12月30日(日)に開幕する。その1月2日(土)までに行われる、1回戦および2回戦の注目カードを取り上げてみたい。

まず1回戦で取り上げたいのが、31日に行われる桐光学園(神奈川)vs大津(熊本)。桐光学園は夏のインターハイ準優勝校で、U-16日本代表の西川潤(FW)を擁した攻撃力の高いチームだ。対する大津もJ1湘南ベルマーレ加入が内定している福島隼斗(MF)を抱え、インターハイでベスト8にも入る、「目標は全国制覇」と公言する強豪チーム。対戦が決まった抽選会では思わず会場がどよめいたほどの好カードだ。

同じく31日に行われる浦和南(埼玉)vs東福岡(福岡)も楽しみなカード。東福岡は6年連続20回目の選手権出場となり、Jユースチームも参加している『高円宮杯 JFA U-18サッカープレミアリーグ 2018』のWESTでも5位に。試合では厚い攻撃力を誇るチームだ。

対する浦和南は17年ぶりの選手権出場だが、優勝3度の伝統校。県予選決勝ではインターハイベスト4の昌平を破っており、実力は侮れない。しかも会場となるNACK5スタジアム大宮は“地元”でもあり、大声援を味方にできるだろう。激戦区・埼玉県予選を勝ち抜いた古豪は、初戦で東福岡という大きな壁にチャレンジすることになる。

このほか1回戦で注目なのは、明秀日立(茨城)vs大阪学院(大阪)、星稜(石川)vs関西学院(兵庫)、富山第一(富山)vs西京(山口)といったところだろうか。明秀日立は昨年ベスト8。大阪学院は初出場ながら激戦区を勝ち上がった実力校。星稜、富山第一はともに県予選を無失点で勝ち上がった、守備力の高いチームである。富山第一はインターハイでベスト8に入っており、ダークホースとして名前が挙がっている。

続く2回戦では、徳島市立(徳島)vs流通経済大柏(千葉)の一戦に熱い視線が集まる。流通経済大柏は昨年準優勝で、今年は『高円宮杯 JFA U-18サッカープレミアリーグ 2018』のEASTで4位に食い込んだ、守備力の高いチーム。県予選決勝では市立船橋を2-0で破っており、優勝候補とも呼べる存在だ。それに対する徳島市立は、注目のストライカー・岡健太がどこまで通用するかが焦点となりそうだ。

そのほかでは、青森山田(青森)vs草津東(滋賀)は、主将でJ1北海道コンサドーレ札幌加入が内定している檀崎竜孔(MF)、三國ケネディエブス(DF)という注目選手を擁する青森山田の初戦となる。さらに、2連覇に挑む前橋育英は、初戦で宇和島東(愛媛)と戦うことになった。

ズバリ優勝候補として名前を挙げるとしたら、前橋育英、桐光学園、青森山田、流通経済大柏が4強。浦和南と東福岡の勝者、矢板中央(栃木)、インターハイを制した山梨学院を県予選で破った日本航空(山梨)、富山第一あたりが4強に続くチームか。前橋育英、桐光学園、青森山田、矢板中央などが同じブロックという、組み合わせの妙もある。

例年にない混戦ともいわれる今大会だけに、どんなダークホースが出てくるかも興味が尽きない。1回戦から“最後の大会”にかける高校生の思いが伝わってくることだろう。

頂点を目指して、48校が1回戦からしのぎを削る

イベント情報

『平成30年度第97回全国高等学校サッカー選手権大会​』

 日時:12月30日(日)~2019年1月14日(月)