香港のカルチャーライフを満喫できる『香港アートマンス』が3月に開催 歴史を感じる文化スポットから、最先端のアートまでを体感

ニュース
アート
2019.2.27
アート・バーセル香港 (C) Art Basel

アート・バーセル香港 (C) Art Basel

画像を全て表示(9件)

香港では、3月に『アート・バーゼル香港』や『アートセントラル』など国際的に著名なアートフェアやアートイベントが連日行われ、1ヶ月間、香港のカルチャーライフを満喫できる『香港アートマンス』を迎える。さらに、ここ数カ月の間に最先端のアートスポットやストリートアートが続々と誕生しており、世界中のアートファンから注目を集めている。

『アート・バーゼル香港』、『アートセントラル』で最先端のアートを体感

今年で7回目の開催となる、アジア最大規模のアートフェア『アート・バーゼル香港』(2019年3月29日〜31日)には、初参加の21のギャラリーを含め、36の国と地域から242の近代・現代アートのギャラリーが香港コンベンション&エキシビション・センターに集結。

公式サイト:https://www.artbasel.com/hong-kong

アートセントラル (C) JacquieManning

アートセントラル (C) JacquieManning

アジアパシフィックのギャラリーが中心に参加し、若くてダイナミックなアーティストから著名なアーティストの作品まで強力なラインナップが揃う『アートセントラル』(2019年3月27日〜31日)では、今年初参加の32ギャラリーを含めた 100以上のギャラリーが参加する。今年5回目の開催となり、選りすぐりのパフォーマンスのほか、大規模なインスタレーションやニューメディアアートや講演会なども予定されている。会場となるセントラルのハーバーフロントでは、アートを
楽しむだけでなく、ビクトリアハーバーや香港の見事な夜景を堪能できる。

公式サイト:http://artcentralhongkong.com/

路地に広がる特徴的なストリートアート

香港でのアート体験はイベントや施設だけに留まらない。アートは街に飛び出し、街の隅々にまで浸透し、ローカル地域でもさまざまなストリートアートに出会うことができる。中環(セントラル)や上環(ションワン)、さらにはおしゃれな街として今話題の西営盤(サイインプン)にある最新のストリートアート路地「アート・レーン」を散策すると、国内外のアーティストたちが古い建物や階段に描いたアート作品を見ることができる。さらに、「HK Urban Canvas」のガイドツアーでは、ローカルの商店の個性や物語を地元の若いアーティストが描いたシャッターアートの数々を見て回ることも。賑やかなストリートシーンに注意深く目を向けてみると、様々なコントラストやギャップなど、ありとあらゆる面白さを見つけられ、ストリートシーンにこそ香港の魅力が隠されていることに気がつくだろう。

歴史を感じる最新の文化スポットが続々オープン

香港ではこの数ヶ月の間に、文化的に非常に重要な意味を持つ3つの新スポットが誕生した。

1.広東オペラなどを気軽に楽しめる舞台芸術劇場 「戯曲センター(Xiqu Centre)」

エリア:西九龍文化地区
公式サイト:https://www.westkowloon.hk/en/xiqucentre

「戯曲センター」は、広東オペラなどの中国伝統劇「戯曲」の保全と促進、を担う施設として2019年1月にオープンした舞台芸術劇場だ。新たな文化地区として開発が進む西九龍文化地区に誕生したこの施設は、伝統的なものと現代的なものを対比させた見事なデザイン建築として大きな注目を集めている。鉄骨を用いた先進的なフォルムの8階建ての建物は中国の伝統的なランタンをイメージしており、正面から見たデザインは緞帳が上がる舞台を思わせる。施設内の「TeaHouse Theatre」では伝統的なお茶や点心を楽しみながら、広東オペラを気軽に鑑賞することもできる。

2.美術館、レストラン、ブティックなどを含む最先端の複合文化施設 「大館(Tai Kwun)」

エリア:中環(セントラル)
公式サイト:https://www.taikwun.hk/en/

香港の伝統を語るうえで欠かせないもうひとつのスポットが、2018年にオープンした「大館」(タイクン)だ。「大館」はもともと旧セントラル警察署群だった香港法定古蹟を、10年もの年月をかけてリノベーションし、現代アートの美術館や、香港でトップクラスのレストランやショップを含む総合的な文化施設として生まれ変わらせたもの。アートマンスの期間中には、「HKArtsFestival@TaiKwun」(3月2日〜10日)が開催され、数々の無料パフォーマンスやダンスバトル、コミュニティダンスやコンテンポラリーダンス、ワークショップ、映画上映などのプログラムが行われる。

3.香港の繊維産業の歴史や現代染織を体感できる 「The Mills」

エリア:荃湾(ツェン ワン)
公式サイト:http://www.themills.com.hk/en/

そして話題の最新スポットが、紡績工場をリノベーションして画期的なカルチャーハブとして生まれ変わった「The Mills」だ。かつては工業地帯だったツェン ワンに位置する「The Milles」は、香港の繊維産業の黄金時代の様子を後世に伝えるとともに、新たなクリエイティブな人材を育成する場所としての役割も担っている。3月にオープン予定の「Centre
for Heritage, Arts and Textile(CHAT)」では、香港の繊維産業の歴史が学べるほか、香港だけでなく世界の最新の染織について様々な情報を得ることができる。CHAT では、3月17日から12月31日まで伝統的な糸巻車を使って手作業で綿糸をつむぐ体験もできる「Welcome to the Spinning Factory!」展示を行うほか、3月16日からは現代染織を展示する「Unfolding: Fabric of Our Life 展」も開催される。

香港最大の舞台芸術イベント『香港芸術節』

『香港アートマンス』では、演劇や音楽などの舞台芸術のイベントも多数開催される。中でも一番の注目は『香港芸術節』だ。40年以上の歴史を持つこのイベントは、オペラや演劇、音楽、ダンスなど、国内外の優れた舞台芸術を紹介する、今や香港の文化にとってなくてはならない重要な存在になっている。今年は2月21日から3月23日までの31日間に渡り、世界中から1,700人を超すアーティストが集結し、166回の公演と300回以上のチャリティ公演が予定されている。

香港アートマンスの詳細については、香港政府観光局のウェブサイトを参照してほしい。

シェア / 保存先を選択