高良健吾がベッドの下から女性のすべてを覗き見る 18歳未満鑑賞禁止で映画『アンダー・ユア・ベッド』が公開へ
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映画『アンダー・ユア・ベッド』 (C)2019 映画「アンダー・ユア・ベッド」製作委員会
高良健吾主演の映画『アンダー・ユア・ベッド』が2019年夏に公開されることが決定した。
『アンダー・ユア・ベッド』は、KADOKAWA とハピネットの共同製作『ハイテンション・ムービー・プロジェクト』第二弾として公開される作品。4月12日公開の第一弾『殺⼈⻤を飼う⼥』と同様に、大石圭氏の同名小説を映画化したものだ。
本作では、誰からも必要とされず存在を無視されてきた男が、学生時代に初めて「名前を呼んでくれた」女性と11年ぶりに再会。別人のように変わっていた彼女に執着し、住居に侵入してベッドの下から監視し続ける、という物語が展開する。メガホンをとったのは、『バイロケーション』や、『リアル鬼ごっこ3・4・5』『氷菓』などの安里麻里監督。なお、本作は、18歳未満の入場・鑑賞を禁止する、R18+のレーティングで公開される。
主人公の孤独な男を、『多十郎殉愛記』などの公開を控える俳優・高良健吾が演じている。公開決定にあわせ、高良がベッドの下から監視し続ける姿をとらえたカットも解禁されている。
高良と安里監督のコメントは以下のとおり。
高良健吾(三井直人役)
いつもより個人的な想いが多くある現場だった気がします。続けてこられたからこそご褒美が多かったというか。若い現場だったのでエネルギーもあって気持ちがいい組でした。
この作品は心から痛々しくて不気味ですから、ご褒美、気持ちがいいという想いは現場中にはゼロ、むしろマイナスになるのですが、それでも、確かにあったと今でも思える日々、現場でした。
観る人をなんともいえない気持ちにさせる作品なのかもしれませんし、R 指定がついているので観る人を選んでいますが、笑えるか笑えないかは気分次第の不気味な愛と緊張がある作品だと思います。
安里麻里(監督)
原作『アンダー・ユア・ベッド』は「もう一度名前を呼ばれたい男」の話だ。ただ「名前を呼んでくれた」という些細な事が、主人公・三井にとっては、かけがえのない幸せの記憶。その女を妄想的に想う。変質的であり、純粋でもある。この危ういキャラクターを描いてみたかった。狂気か愛か分からない瞬間をいくつも。緊張感と過敏すぎる空気感。そんなヒリヒリする映画を作ろうと思った。
主人公・三井は高良健吾さんに演じてもらった。繊細な役どころで、同じシーンでもニュアンスを変えていくつか芝居をしてもらう事があった。こちらが一言投げかけるだけで、まるで別人のような顔つきに変わっていて、よく驚かされた。「目を離してる間に何か塗りました?」とメイク部に聞いたほど。とんでもない役者と出会ってしまったと思う。暴力描写はかなり激し目だ。でも、だからこそ裏腹に、大きな癒しがこの映画にはある。このカタルシスを、多くの人に味わって欲しい。
『アンダー・ユア・ベッド』は今夏テアトル新宿ほか全国ロードショー。