KAATキッズ・プログラム 2019、山本卓卓演出の『二分間の冒険』のチラシビジュアル完成

2019.5.15
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舞台

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2019年8月17日~25日 KAAT神奈川芸術劇場 <大スタジオ>にて上演される、KAATキッズ・プログラム 2019、山本卓卓演出の『二分間の冒険』のチラシビジュアルが完成した。

KAATは、毎年おとなもこどもも本気で楽しめる高品質な舞台をKAAT キッズ・プログラムとして現代の演劇シーンを牽引するアーティストとともに創作している。今夏の新作は、30年にわたってこどもたちに読みつがれてきた日本屈指のファンタジー小説「二分間の冒険」の舞台化だ。

本公演の台本・演出を手掛けるのは、劇団「範宙遊泳」を主宰し、次世代を担う気鋭の作家・演出家として注目を集める「山本卓卓(やまもとすぐる)」。1985年に初版された本作が30年のときを経て、87年生まれの若い山本の感性あふれたテキストと、あそびごころあふれる楽しい演出、そしてオリジナルキャラクターも出現!?して、今のこどもたちに届く言葉や世界に生まれ変わる。

また、人気イラストレーターの「ひらのりょう」がアニメーションのイラストをてがけ、ひらのならではのユニークなキャラクターが冒険の世界を駆けめぐる。

イラストレーション:ひらのりょう

イラストレーション:ひらのりょう

音楽には世界を舞台に活躍する打楽器奏者の「加藤訓子」。ほかにはないオリジナルな音の世界を書き下ろす。

出演者は7人で、そのうち3人は実際にこどもを子役が、老人役を年配の俳優が演じ、出演者の年齢層の幅も魅力のひとつだ。本作のテーマのひとつである、若さと老いを表現する。本公演での冒険を通じて、観客のこどももおとなも「一番確かなもの」そして「若さと老い」を考えていく。

そして本公演では、夏休みの宿題に役立つような子供向けのバックステージツアーや12才から参加できる群衆役のエキストラの公募もあるので、チェックしてみてはいかがだろうか。

山本卓卓 コメント

GPS が発達した現代において、携帯電話ひとつ持っていればサハラ砂漠の真ん中でさえ迷うことなく家に帰ることができる私たちにとって”冒険"という言葉は果たして失笑することなく受け止め得るのでしょうか。迷うことや失敗することが否定されているかのような時代に、置いてきぼりをくらった"冒険"が寂しそうにしています。
物語の役目のひとつは、そうした寂しそうにしている言葉を甦らせることにあります。
冒険冒険冒険。
子どもから大人まで、冒険はきっと待っています。 

「二分間の冒険」舞台化についての台本・演出プラン 山本卓卓

原作を読み進めていくなかで重要なテーマが奥底にあることに気づきました。「二分間の冒険」は「あなた」に出会い「みんな」と力を合わせることで「私」を発見する物語なのだと。だからこそ「私」と「あなた」だけでなく「みんな」という存在が不可欠なのだと考えました。今回、エキストラを募ったのはそのためです。そうした「みんな」を演出すること自体僕自身初めての試みですが、冒険とは勇気と挑戦のことであると信じて取り組みます。
また、今作は映像と俳優のインタラクティブを駆使して、ファンタジー世界を演劇的に表現します。演劇は想像力に依拠する芸術ですが、想像力の先にある”経験”を目指し子供から大人まで明日をよりよく生きるための種を蒔きたいと考えています。目の前の人間が勇気を持って困難に立ち向かっていく姿勢を、その瞬間を、想像力に頼らず、しっかり僕はみせたい。「二分間の冒険」力強い演劇にします。

<『二分間の冒険』あらすじ>
物語は主人公の悟という男の子が学校の校庭で「ダレカ」という黒猫と出会うところからはじまります。悟は、言葉をつかう黒猫と話しているうちに異世界にトリップしてしまいます。ダレカは、これはかくれんぼで時間内におれを捕まえたら元の世界に戻してやる、といい、ダレカはその時には黒ネコの姿ではなく、この世界で一番確かなものになってる、という。一番確かなものとは?ダレカを探し始める悟。ダレカを探し始める悟。しかし迷い込んだ世界は、恐ろしい竜が支配する世界で、そこでは子供たちが竜の館のいけにえとして集められていました。
しかもそれは学校の友達たち!小学校のパラレルワールドのようなその世界 なその世界で、元の世界に戻るための方法は、竜をたおし、「いちばんたしかなも」の姿になったダレカをみつけ出すこと。悟は、いつの間にか巻き込まれていく、息を飲むようなはらはらした冒険に身をおきながら、なぞを出す竜との戦いを乗り越え、そして「この世界でいちばんたしかなもの」に姿を変えた黒ネコを見つけ出して、無事に元の世界に戻れるのでしょうか……!?

 

公演情報

KAATキッズ・プログラム 2019 『二分間の冒険』

日程:2019年8月17日(土)~ 8月25日(日)
公演会場:KAAT神奈川芸術劇場 大スタジオ

原作 岡田淳(偕成社刊)
上演台本・演出 山本卓卓(範宙遊泳)
アニメーション/ひらのりょう(FOGHORN)
音楽/加藤訓子
出演 百瀬朔、佐野瑞稀、下川恭平、亀上空花、小林那優、埜本幸良、青山勝
声の出演 犬山イヌコ
 
(全席自由席・入場整理番号付・税込)
おとな 3,500 円
こども(4 歳~高校生) 1,000 円
こども・バックステージツアーデー 1,500 円 (8/18、8/20、8/22、8/23のみ) 
 
【夏休み・スペシャルバックステージツアー】
8/18、8/20、8/22、8/23は終演後、こどもたちに向けたスペシャル・バックステージツアーを開催。
*舞台の仕組みやセットの裏がわをのぞけるツアーです。
撮影ポイントもあり!夏休みの絵日記にもぴったりです。(約 30 分予定)
*参加にはバックステージツアーデーをご購入ください(各回 20 名限定)
*バックステージツアーには本券 1 枚につき、おとな 1 名同伴可能です。
 
発売日 5日25日(土) 一般発売
 
かながわ http://www.kaat.jp/
0570-015-415(10:00~18:00)
窓口:KAAT神奈川芸術劇場2F (10:00~18:00)

エキストラ募集

エキストラ大募集

このおしばいに出演するエキストラ(群衆役)を募ります。
経験は問いません。悟たちと一緒に冒険の旅にでてみませんか?

■応募条件・内容
*対象:12 歳~25 歳位までの男女、約 30 名。
*日程:7/20,8/3-4 ,8/10-11,8/15-25 に稽古と本番を予定しています。
原則的には全日程参加いただけることが応募条件です。
会場はKAAT神奈川芸術劇場内です
*役柄:エキストラ(悟のクラスメイトや竜の館でであう友人たちなど)
*出演料、交通費等の報酬はありません。
*未成年の方は選考後、保護者の同意書をご提出いただきます。

■応募方法(メールにてご応募ください)
①メールタイトルを「二分間エキストラ応募」としてください。
②以下 A~H を記入・添付してください。
A 応募者のお名前
B 年齢
C 住所(区市町村まで)
D 連絡先電話番号
E 性別
F 身長
G エキストラをやってみたい理由
H 全身が写ったお気に入りの写真1点を添付(2MG 以内)
③ oubo@kanagawa-af.org にお送りください。
 締め切り 6月30日中必着 先着順ではありません。

■選考結果のお知らせ
選考の上、応募者全員に7月8日(月)までにご連絡いたします。

■注意事項
兄弟やグループでご応募の場合
・グループでのご応募も可能です。
・1つのメールに各項目をお知らせください。
・写真は人数分添付してください。
・選考を個人ごとに希望するか、グループ単位で希望するかをご記入ください。