東京オペラシティ アートギャラリーで『ジュリアン・オピー』展が開催 日本の美術館では11年ぶりの個展

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2019.5.24
左から Telephone(2018)、Running 1(2018)、Towers 1(2018)

左から Telephone(2018)、Running 1(2018)、Towers 1(2018)

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日本の美術館では11年ぶりの個展となる『ジュリアン・オピー』展が、2019年7月10日(水)~9月23日(月)まで、東京・西新宿の東京オペラシティ アートギャラリーにて開催される。

ジュリアン・オピー(1958-)は、イギリスを代表するアーティストのひとり。点と線という最小限の視覚言語によって、生き生きとした人物像や風景を表現する作風で知られている。作品の素材には、伝統的な絵画や彫刻の素材だけでなく、LEDディスプレイや看板など、ふだん目にする工業製品も含まれる。ありふれた素材から生み出される真新しい視覚表現が、年齢や性別、文化的な背景を超えて、幅広い層に支持される魅力となっているのだ。

Julian Opie / Walking in New York 1 / 2019

Julian Opie / Walking in New York 1 / 2019

オピーは1980年代よりヨーロッパのアートシーンで頭角を現し、その作品は世界の主要な美術館に所蔵され、現代美術を語るうえで欠かせない重要なアーティストのひとりとなっている。 グラフィックデザインやピクトグラムともシンクロするオピーの平面作品は、絵画という枠にとどまらないハイブリッドな魅力に満ち溢れている。また、オピーは日本の浮世絵やアニメのセル画のコレクターとしても知られ、輪郭線を強調した彼の特徴的な作風には、そこからの影響を感じることができる。

開館20周年という節目の年に開催する本展は、さまざまなジャンルが融合し、グローバル化がますます進行する現代において、東京オペラシティ アートギャラリーが今後向き合うべき方向性のひとつを示すものといえるだろう。

イベント情報

ジュリアン・オピー
会期:2019年7月10日(水)~9月23日(月)
会場:東京オペラシティ アートギャラリー(東京都新宿区西新宿3-20-2-3F)
開館時間:11:00~19:00 (金・土は20:00まで/最終入場は閉館の30分前まで)
休館日:月曜日(祝日の場合は翌火曜日)、8月4日(日・全館休館日)
入場料:一般1,200(1,000)円/大・高生800(600)円/中学生以下無料 ※( )内は15名以上の団体料金
一般お問合せ:03-5777-8600(ハローダイヤル)
ウェブサイト:http://www.operacity.jp/ag/
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