葵わかなと木下晴香が主演(Wキャスト)でミュージカル『アナスタシア』2020年春に上演

2019.7.1
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舞台

葵わかな、木下晴香


ブロードウェイミュージカル『アナスタシア』が日本キャストで上演される。主演のアーニャ役には、葵わかな木下晴香(ダブルキャスト)が決定。また、演出はオリジナルと同じダルコ・トレスニャクが手掛ける。公演は2020年3月に東京・東急シアターオーブ、同4月に大阪・梅田芸術劇場メインホールにて。

ミュージカル『アナスタシア』は、第70回アカデミー賞で歌曲賞、作曲賞にノミネートされたアニメ映画『アナスタシア』(1997)に着想を得て制作されたミュージカルだ。1918年、帝政ロシア時代の最後の皇帝ロマノフ2世をはじめ一族が殺害されたというニュースがあふれる中、皇女アナスタシアだけは難を逃れて生き続けているという歴史上の謎「アナスタシア伝説」に基づいた物語。記憶を無くした主人公アーニャが、自分の過去を取り戻し、愛する家族と自分の心の帰る場所を見つける旅路を描いた、大人から子供まで楽しめる愛と冒険に満ちた作品となっている。

ブロードウェイ公演は、2017年3月にプレビュー公演を経て、4月24日に開幕。以降、2019年3月まで2年間にも及ぶロングラン上演となった。その他、2018年10月からのスペイン公演、北米ツアー、11月からのドイツ公演に続いて、本年9月にはオランダ公演の開幕も予定され、世界各国での上演も続々と決定。ニューヨークタイムズを始め大手アメリカメディアの劇評でも絶賛されるなど、ブロードウェイで高く評価された本作が、本国クリエイティブ・スタッフ&日本キャストで早くも上演される。

今回、主演アーニャ役を演じるのが、2019年『ロミオ&ジュリエット』で華々しくミュージカルデビューを果たした葵わかなと、ディズニー実写映画『アラジン』のプレミアム吹き替え版ジャスミン役で話題の木下晴香というのも注目だ。そんな二人からコメントが届いたので紹介する。

■葵わかな コメント

日本初演、アジア初演のこの作品に携わることが出来てとても光栄です。アーニャは力強い美しさを持った女性です。記憶がないという孤独の中で、夢と希望を持って愛を探す冒険に出ます。楽曲、衣装、舞台装置、どれもお話の世界観を感じるとても素敵なものです。ブロードウェイからいらっしゃるクリエイティブチームの皆さんと、海外作品ならではのダイナミックさを作りながら、日本にしかない繊細さをプラスしていけたらと思います。『アナスタシア』を通して皆様にお伝えできるものがありますように。


【葵わかなプロフィール】
1998年6月30日生まれ。神奈川県出身。2009年女優デビュー。以降、TV ドラマ、映画、 CM と映像作品で幅広く活躍。 2017 年には NHK 連続テレビ小説『わろてんか』でヒロイン・藤岡てん役を好演し、注目を集める。最近の主な出演作品に『ブラックペアン』(TBS 系 )、映画『青夏 きみに恋した 30 日』などがあるほか、2019年ミュージカル『ロミオ&ジュリエット』でヒロインのジュリエット役にて初舞台、初ミュージカルに挑戦した。今後の出演待機作に、映画『任侠学園』(9月27日公開)、開局60周年特別ドラマ『教場』(フジテレビ系・2020年新春放送)がある。


 

■木下晴香 コメント

楽曲を聴いて心奪われたのが、この作品との最初の出会いでした。それから作品を知れば知るほど魅了されている今、こうしてアーニャを演じる機会を頂けたこと、本当に嬉しいです。日本初演の舞台に参加させていただくのは初めてで、今までと少し違うワクワクと緊張がありますが、素晴らしいクリエイティブチームの皆さん・キャストの皆さんと、この作品にもっと深く触れる日々をとても楽しみにしています。この作品は、アーニャの人生を軸として、成長や家族、恋心、信じるもの…その輝きや温もりに気づける魅力が詰まった作品です。素晴らしい舞台をお届けできるよう、全力で努めます。よろしくお願い致します!


【木下晴香プロフィール】
1999年2月5日生まれ。佐賀県出身。2017年にミュージカル『ロミオ&ジュリエット』のオーディションでジュリエット役を射止める。2018年『モーツァルト!』(小池修一郎演出)では、ヒロインのコンスタンツェ役を務めた。以降、ミュージカルを中心に活躍。本年再演された『ロミオ&ジュリエット』では再びヒロインのジュリエット役、4月『銀河鉄道999 さよならメーテル〜僕の永遠』メーテル役、6月に公開されたディズニー実写映画『アラジン』ではプレミアム吹き替え版でヒロインのジャスミン役を演じた。今秋には、ミュージカル『ファントム』でクリスティーヌ・ダーエ役での出演が控えている。

 
<ストーリー>
舞台は1907年、帝政末期のロシア、サンクトペテルブルグ。ロシア帝国最後の皇帝ニコライ二世の母、マリー皇太后はパリへ移り住む準備を進めている。ニコライの末娘、皇女アナスタシアは祖母との別れを悲しみ、自分もパリへ連れて行くよう頼むが、マリーは美しいオルゴールをアナスタシアに渡すとロシアから去っていく。十年後の1917年、美しい少女に成長したアナスタシアは家族と幸せな生活を送っていたが、突如宮殿がボルシェビキ(後のソ連共産党)の攻撃を受け一変する。ニコライ二世をはじめとするロマノフ一家が逃げ惑う中、アナスタシアはマリーからもらったオルゴールを取りに一人戻る。やがて宮殿は炎に包まれ、ロマノフ一家の死が確認されるが、サンクトペテルブルグの人々の間に「アナスタシアが生きている」という噂がまことしやかに流れ始める。家族の死を悼み、悲しみに暮れていたマリーはアナスタシアとの再会を願い、アナスタシアを見つけた者に巨万の賞金を授けると宣言する。そこで、二人の詐欺師ディミトリとヴラドは、アナスタシアによく似た偽物の少女を教育し、賞金をだまし取ろうと企て、アーニャと名乗る記憶を無くした少女に出会う。彼女にアナスタシアの面影を見つけたディミトリとヴラドは彼女を計画に巻き込み、サンクトペテルブルクからマリーの住むパリへと旅立つ。アーニャはこの出会いにより、昔の記憶を次第に取り戻してゆく。時を同じくして、政府はボルシェビキの将官グレブにアナスタシア生存の噂を調べ、暗殺せよという恐ろしい命令を下す。パリでアーニャはマリーとついに再会を果たすが、同じ時、グレブがアナスタシアを見つけ出し…。

 


 
【ダルコ・トレスニャク(演出)プロフィール】
『紳士のための愛と殺人の手引き』の演出でトニー賞とドラマ・デスク賞を受賞。2011年、ハートフォード・ステージの芸術監督に就任。2004~2009年、サンディエゴのオールド・グローブ・シェイクスピア・フェスティバルで芸術監督を務めた。演出を手掛けたその他の作品に『The Killer and The Merchant of Venice』(シアター・フォー・ニュー・オーディエンス)、『Titus Andronicus』(ストラトフォードのシェイクスピア劇場)、『シティ・オブ・エンジェル(City of  Angels)』(グッドスピード・ミュージカルズ)がある。また、以下の作品でサンディエゴ・シアター・クリティクス賞(演出賞および最優秀芸術監督賞)を4回受賞している:『シラノ・ド・ベルジュラック』、『冬物語』、『ペリクリーズ』。演出家としてのキャリアをスタートさせたウィリアムズタウン・シアター・フェスティバルでは、8シーズンにわたって次の作品を手掛けた:『The Skin of Our Teeth』、『ローゼンクランツとギルデンスターンは死んだ』、『三つのオレンジへの恋』、『Princess Turandot』、『The Blue Demon』、『冬物語』、『Moving Picture』、『Under Milk Wood』。パブリック・シアターのほか、シアター・フォー・ニュー・オーディエンス、オレゴン・シェイクスピア・フェスティバル、シカゴ・シェイクスピア・シアター、ヴィニヤード・シアター・カンパニー、ブルーライト・シアター・カンパニーでも演出を手掛ける。子供時代をユーゴスラビア、米国、ポーランドで過ごした後、スワースモア大学とコロンビア大学で学び、卒業後まもなく米国籍を取得。シアター・コミュニケーション・グループ、ペンシルベニア芸術評議会、全米芸術基金、アラン・シュナイダー賞演出部門から助成金を得た。

 

公演情報

ミュージカル『アナスタシア』
 
■スタッフ:
[脚本]TERRENCE McNALLY(テレンス・マクナリー)
[音楽]STEPHEN FLAHERTY(ステファン・フラハティ)
[作詞]LYNN AHRENS(リン・アレンス)
[振付]PEGGY HICKEY(ペギー・ヒッキ―)
[演出]DARKO TRESNJAK(ダルコ・トレスニャク)

 
■キャスト: 葵わかな、木下晴香 他
 
<東京公演>
■公演期間: 2020年3月
■会場:東急シアターオーブ

 
<大阪公演>
■公演期間: 2020年4月
■会場:梅田芸術劇場メインホール

 
■企画・制作:梅田芸術劇場 
■東京公演主催:フジテレビジョン/梅田芸術劇場
■大阪公演主催:梅田芸術劇場
■オフィシャルエアライン:ユナイテッド航空

 
■問合せ先:梅田芸術劇場(東京)0570-077-039/(大阪)06-6377-3800
■公式HP:http://www.anastasia-japan2020.jp/
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