六甲オルゴールミュージアム レクチャーコンサート「宮沢賢治の音楽世界」開催 宮沢賢治が表現した「オルゴール」に関する新説を研究者が解説

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2019.7.6


2019年7月12日(金)から9月10日(火)まで、六甲オルゴールミュージアム開館25周年記念特別展『星空とオルゴール~銀河鉄道の旅~』が開催される。 この特別展の関連イベントとしてレクチャーコンサート「宮沢賢治の音楽世界」が行われることとなった。

宮沢賢治は音楽好きとして知られ、 西洋音楽などの影響を受けて書かれた作品もある。彼の著書、詩集『春と修羅』には「風景とオルゴール」をはじめとしたオルゴールの表現が散見され、西洋音楽への関心がうかがえる。当レクチャーコンサートでは、賢治の生涯を追いながら彼と音楽にまつわるエピソードを宮沢賢治の研究者である甲南女子大学文学部教授 信時哲郎氏が分かりやすく解説し、賢治が生きていた頃に作られたアンティーク・オルゴールなどでゆかりの楽曲を演奏する。 また、賢治が表現した「オルゴール」とはどのようなものか、新説も加えて解説する予定だ。

<講師プロフィール>
甲南女子大学文学部教授・宮沢賢治学会理事  信時哲郎(のぶとき てつろう)

信時哲郎氏

信時哲郎氏


1963年神奈川県横浜市生まれ。 1986年上智大学文学部国文学科を卒業し、 1993年上智大学文学研究科国文学専攻博士後期課程単位取得退学。 1994年神戸山手女子短期大学専任講師、 1999年神戸山手大学専任講師。 2005年甲南女子大学文学部助(准)教授となる。 現在、 同大学教授。 戦後漫画史、 宮沢賢治の生涯と作品、 都市と文学などをテーマに研究を行う。


開館25周年記念特別展「星空とオルゴール~銀河鉄道の旅~」概要

満天の星空を投影したコンサート展示室で、アンティーク・オルゴールなどの自動演奏楽器の音色を鑑賞するコンサートを開催。本企画では、宮沢賢治の小説「銀河鉄道の夜」の物語世界をオルゴールの演奏と共に楽しむ。この小説は、主人公たちが銀河を走る銀河鉄道に乗って様々な人々に出会い、そして別れる物語。コンサートでは、その銀河鉄道の車窓から主人公たちが眺めたであろう銀河のイメージを大きく投影する。その空間の中で、 物語に登場する楽曲をオルゴールなどで演奏し 銀河鉄道に乗車して旅をしているかのようにコンサートを楽しむことができる。

イベント情報

開館25周年記念特別展『星空とオルゴール~銀河鉄道の旅~』
 
■開催期間:2019年7月12日(金)~9月10日(火)
■コンサート時間: 10:30~16:30までの毎時30分から各回約15分間
※入館料のみでコンサートをご覧いただけます。
※毎時00分スタートで別プログラムのコンサートを実施。
【使用楽器例】
・デカップ・ダンス・オルガン“ケンペナー" (自動演奏オルガン/ベルギー/1938年)
・レジーナフォン155型(ディスク・オルゴール/アメリカ/1910年頃)
【演奏曲目例】
・「星めぐりの歌」/作曲:宮沢賢治
・交響曲第9番「新世界」第2楽章/作曲:A・ドヴォルザーク
■営業時間:10:00~17:00(16:20受付終了)
■休館日:特別展会期中は9月5日(木)
■六甲山ポータルサイト  https://www.rokkosan.com/

イベント情報

レクチャーコンサート『宮沢賢治の音楽世界』
 
■日程: 7月27日(土)17時~18時(予約不要)
※入館料のみで参加できます。
■会場:六甲オルゴールミュージアム(神戸市灘区六甲山町北六甲4512-145) 
■入館料:大人(中学生以上)1,030円/小人(4歳~小学生)510円
■定員: 80名(先着順)
■講師:甲南女子大学文学部教授 信時哲郎(のぶときてつろう、 宮沢賢治学会理事)
<講師プロフィール>
1963年神奈川県横浜市生まれ。 1986年上智大学文学部国文学科を卒業し、 1993年上智大学文学研究科国文学専攻博士後期課程単位取得退学。 1994年神戸山手女子短期大学専任講師、 1999年神戸山手大学専任講師。 2005年甲南女子大学文学部助(准)教授となる。 現在、 同大学教授。 戦後漫画史、 宮沢賢治の生涯と作品、 都市と文学などをテーマに研究を行う。
■公式サイト  https://www.rokkosan.com/
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