森新太郎が演出を手掛けるTCアルププロジェクト2019『モンスターと時計』の上演が決定

2019.8.3
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2019年11月 29日(金)から12月1日(日)に、まつもと市民芸術館小ホールでTCアルププロジェクト2019『モンスターと時計』が上演される。演出は演劇集団円の森新太郎が務める。

TCアルププロジェクトは、まつもと市民芸術館の芸術監督・串田和美の呼びかけで集まったTCアルプのメンバーを中心に、若手演出家を招いたり劇作家に書き下ろしを依頼したりしながら、まつもと市民芸術館でしかできない作品を創造することを目的としている。

本作品はアイルランドの劇団 CllapsingHorse の『Monster/Clock』を原作としており日本初演となる。芝居や歌だけでなくパペットも登場し、大人も子どももちょっと不思議なモンスターたちとのユーモアあふれる冒険の世界が堪能できそうだ。子ども向け作品に初挑戦する森の演出にも注目したい。

森新太郎プロフィール

森新太郎

2002 年に演劇集団「円」に入ると、06 年に『ロンサム・ウェスト』で演出デビュー。09 年、第 50 回毎日芸術賞演劇部門千田是也賞、第 64 回文化庁芸術祭賞優秀賞を、14年、第 21 回読売演劇大賞グランプリ及び最優秀演出家賞、平成 25 年度芸術選奨演劇部門文部科学大臣新人賞を受賞。13 年、文化庁新進芸術家海外研修遣制度でアイルランドへ、18 年、シンガポールへ留学。最近の演出作品に、『奇跡の人』『プラトーノフ』『The Silver Tassie 銀杯』『TERROR テロ』『管理人』『謎の変奏曲』『怪談 牡丹燈籠』『パレード』『景清』『クレシダ』『BENT』『イニシュマン島のビリー』などがある。

森新太郎コメント

「大人が楽しめる舞台でないと子供だって楽しまない。」かつて岸田今日子さんからそう教わった記憶があります。子供向けのお芝居に挑戦するのは今回が初めてですが、決心できたのはTCアルプとの出会いがあったからです。舞台上で自由に遊び尽くすことしか考えていない、この驚くべき集団。彼らと一緒になら、大人も子供も夢中になれる“なんでもあり”な冒険譚を創れるはず。劇場でお待ちしております。

あらすじ
トビーは時計職人の弟子でモンスターです。出会う人みんなを怖がらせてしまうので、心優しい親方と二人、 時計だけを相手に暮らしていました。でもある日、親方が何者かにさらわれると、トビーは親方を探すため、 外の広い世界へと飛び出して行きます――。

 

TCアルプの主要上演作品

『田舎奇談』(2007 年/演出:串田和美)、『罪と罰』(2007・2010/演出:田中麻衣子)、『西の国の人気者』(2009/演出・串田和美)、『メルセデス・アイス』(2012/演出:白井晃)、『月と太陽と泥棒と』(2013/演出:加藤直)、『ユビュ王』(2015/演出:小川絵梨子)、『人間ども集まれ!』(2017、2019/演出:木内宏昌)、など。

公演情報

TCアルププロジェクト2019
『モンスターと時計』
 
■公演日程:2019年 11月 29 日(金)、30日(土)、12 月 1日(日)*4公演あり
■会場:まつもと市民芸術館 小ホール
■座席料金:
一般 3,500 円 U18  2,000円 小学生以下 1,000 円(全席自由・税込)
*U18 は要年齢確認証提示
*4 歳未満入場不可
*車椅子、または補助犬を伴ってご来場される方は、スムーズなご案内のため、購入時にまつもと市民芸術館センターまでお知らせください。
 
■作:EoghanQuinn
■訳詞・翻訳:フジノサツコ
■演出:森新太郎
■出演: [TCアルプ] 串田和美、近藤隼、武居卓、細川貴司、下地尚子、深沢豊、草光純太、坂本慶介 [ゲスト] 水野貴以、高瀬“makoring”麻里子
 
■主催:一般財団法人松本市芸術文化振興財団
■後援:松本市/松本市教育委員会
■ 企画制作:まつもと市民芸術館
■助成:文化庁文化芸術振興費補助金(劇場・音楽堂等機能強化推進事業)|独立行政法人日本芸術文化振興会
 
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