歌舞伎座『吉例顔見世大歌舞伎』昼の部、夜の部の特別ポスターが公開 菊五郎ら出演者が扮装姿で登場
2019.10.30
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2019年11月1日(金)~25日(月)歌舞伎座にて上演される『吉例顔見世大歌舞伎』昼の部、夜の部の特別ポスターが公開された。
特別ポスターは、昼の部、夜の部それぞれ3演目ずつまとめられており、11月顔見世興行は、芝居界の正月と言われていたため、かつての芝居小屋の顔見世の賑わいとその雰囲気を意識したデザインになっている。
昼の部ポスターの上部には、尾上菊五郎が8年ぶりに演じる家の芸『髪結新三』の新三がどんと構えており、丁稚長松を勤める孫の尾上丑之助との共演にも注目したい。丑之助にとって『髪結新三』は父・菊之助と昨年3月の国立劇場で共演ぶりの2度目となる。そして、中央には鮮やかな色彩の衣裳が華やかな、中村芝翫と尾上松緑の『関三奴』。下部には、松本幸四郎が襲名後初めて演じる『研辰の討たれ』の守山辰次。辰次を仇として追いかける九市郎と才次郎の兄弟を、坂東彦三郎と坂東亀蔵の本当の兄弟が演じる。
一方、夜の部ポスターは、上部に『菊畑』の奴智恵内と虎蔵の姿。中村梅丸にとっては中村莟玉披露狂言となり、今回師匠の中村梅玉と共に撮り下ろしたスチールでは義経らしい凛々しい表情を見せている。中段にいるのは中村時蔵と中村鴈治郎。池波正太郎が作・演出を務め、昭和52年に一度だけ上演された幻の名作『市松小僧の女』の復活となる。そして、下部にいるのは松本幸四郎と市川染五郎の親獅子と仔獅子。昨年の南座での襲名披露公演でも踊った『連獅子』に再び親子で挑む。
公演情報
『吉例顔見世大歌舞伎』
■日程:2019年11月1日(金)~25日(月)
■会場:歌舞伎座
■会場:歌舞伎座
■昼の部
木村錦花 作
平田兼三郎 脚色
大場正昭 演出
一、研辰の討たれ(とぎたつのうたれ)
平田兼三郎 脚色
大場正昭 演出
一、研辰の討たれ(とぎたつのうたれ)
守山辰次 幸四郎
平井九市郎 彦三郎
平井才次郎 坂東亀蔵
八見伝介 亀鶴
小平権十郎 廣太郎
猿廻し光吉 市村 光
高橋三左衛門 寿治郎
吾妻屋亭主清兵衛 橘太郎
中間市助 松之助
湯崎幸一郎 錦吾
粟津の奥方 高麗蔵
宮田新左衛門 竹三郎
平井市郎右衛門 友右衛門
僧良観 鴈治郎
平井九市郎 彦三郎
平井才次郎 坂東亀蔵
八見伝介 亀鶴
小平権十郎 廣太郎
猿廻し光吉 市村 光
高橋三左衛門 寿治郎
吾妻屋亭主清兵衛 橘太郎
中間市助 松之助
湯崎幸一郎 錦吾
粟津の奥方 高麗蔵
宮田新左衛門 竹三郎
平井市郎右衛門 友右衛門
僧良観 鴈治郎
二、関三奴(せきさんやっこ)
奴 芝翫
奴 松緑
奴 松緑
河竹黙阿弥 作
三、梅雨小袖昔八丈(つゆこそでむかしはちじょう)
髪結新三
白子屋見世先より閻魔堂橋まで
髪結新三 菊五郎
手代忠七 時蔵
弥太五郎源七 團蔵
下剃勝奴 権十郎
お熊 梅枝
紙屋丁稚長松 丑之助
肴売新吉 橘太郎
車力善八 秀調
加賀屋藤兵衛 家橘
家主女房おかく 萬次郎
後家お常 魁春
家主長兵衛 左團次
■夜の部
一、鬼一法眼三略巻(きいちほうげんさんりゃくのまき)
菊畑
中村梅丸改め初代中村莟玉披露狂言
奴智恵内実は吉岡鬼三太 梅玉
奴虎蔵実は源牛若丸 梅丸改め莟玉
笠原湛海 鴈治郎
吉岡鬼一法眼 芝翫
皆鶴姫 魁春
奴虎蔵実は源牛若丸 梅丸改め莟玉
笠原湛海 鴈治郎
吉岡鬼一法眼 芝翫
皆鶴姫 魁春
河竹黙阿弥 作
二、連獅子(れんじし)
狂言師右近後に親獅子の精 幸四郎
狂言師左近後に仔獅子の精 染五郎
僧蓮念 萬太郎
僧遍念 亀鶴
狂言師左近後に仔獅子の精 染五郎
僧蓮念 萬太郎
僧遍念 亀鶴
池波正太郎 作
大場正昭 演出
江戸女草紙
三、市松小僧の女(いちまつこぞうのおんな)
お千代 時蔵
市松小僧の又吉 鴈治郎
南町奉行同心永井与五郎 芝翫
娘お雪 梅枝
森田屋彦太郎 萬太郎
武士大沢録之助 由次郎
掏摸の仙太郎 市蔵
大番頭伊兵衛 齊入
後妻お吉 秀調
百姓権兵衛 家橘
嶋屋重右衛門 團蔵
おかね 秀太郎
市松小僧の又吉 鴈治郎
南町奉行同心永井与五郎 芝翫
娘お雪 梅枝
森田屋彦太郎 萬太郎
武士大沢録之助 由次郎
掏摸の仙太郎 市蔵
大番頭伊兵衛 齊入
後妻お吉 秀調
百姓権兵衛 家橘
嶋屋重右衛門 團蔵
おかね 秀太郎