浜松市「たけし文化センター」で“日常風景を見てもらう”アートイベント「HYO-GEN MIMONTH~表現未満を体感する50日間!!!~」開催中

インタビュー
アート
2019.11.10
久保田翠さん

久保田翠さん

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静岡県浜松市の「たけし文化センター」にうかがった。何やら「HYO-GEN MIMONTH~表現未満を体感する50日間!!!~」というアートイベントをやるらしく、話を聞きに行ってきた。たけし文化センターは、運営する認定NPO法人クリエイティブサポートレッツ代表理事・久保田翠さんの息子さんで、重度の知的障害がある、たけし君という個人を全面的に肯定することを出発点にコンセプトをつくり上げた公共文化施設。福祉の場と個人の表現の場が融合した活動が、アート業界でも注目を集めて久しい。まったりくつろぐ人、ひたすら何かに没頭する人、ゲームに興ずる人、大きな声を出し続ける人など、あれこれしたり、何もしなかったり、一つの空間の中でそれぞれの時間が流れている。スタッフの皆さんもオープンだが必要以上に関与するわけでもない(それは僕に対しても)。そんな自由な空間が居心地がいい。さて、たけし文化センターなどを舞台に行われる「HYO-GEN MIMONTH~表現未満を体感する50日間!!!~」とは何か。久保田さんに聞いた。

――「HYO-GEN MIMONTH~表現未満を体感する50日間!!!~」のチラシを拝見すると、音楽の祭典、イベントやトーク、上映会、シンポジウムなどの盛りだくさんの内容です。

久保田 ふふふ。違うんですよ。私たち祝祭性みたいなことがどうしてもできない。いろいろイベントをやっても日常に根付いているものを丁寧に丁寧に探していくことが大事だという考えに戻っていくので、そのときだけ誰かと何かをするということにはなっていかないんです。

――ということは?

久保田 私たちは障害を持つ人たちの面白さ、存在をどう社会化していくかということにしか興味がないんです。たしかに手を替え品を替えいろいろ文化事業をやってきました。でも感覚としては東京オリンピックが契機になって、障害のある人たちが何か面白そうなことをやっているということで世の中から発見されたという感覚です。このイベントのきっかけは、2015年の「TURN(ターン)」というアートプロジェクト。明確に呼ばれたのかもわからなかったんだけど、行きますと言ったんです(笑)。異なる背景を持った人びとがかかわり合い、さまざまな「個」の出会いと表現を生み出すというコンセプトで、会場は東京都美術館だったんですが、美術館に作品を展示したところで何が面白いのかと、そんなに期待していなかったんです。またそもそも美術館って、たけしたちは入れない場所です。だったら普通では絶対やれないことをやろうと、ただただアルス・ノヴァを移動しただけなんですけど。

――施設での日常を見せるということですか?

久保田 はい。利用者とスタッフ35人がバスを連ねて1泊で出かけたんです。懇意にしているアーティストの中崎透さんが場をつくってくれて、箱みたいな部屋にここにあるものをガサガサ持っていて、明らかにアルス・ノヴァという空間をつくりました。お客さんはドアを開けて入ってくるんですけど、部屋は散らかっているし、ワーワー騒いでいる人やドラム叩いている人はいるし、というカオスな空間をいきなり体験していただくんです。それが自分たちも面白かった。それで2016年に浜松市内のビルの2階を借りて、レッツが運営する障害福祉施設アルス・ノヴァを丸ごと移動して、36日間、『「表現未満、」実験室』という企画を実施しました。やってみると、アート的な意味だけでなく、福祉的な意味を強く感じました。

障害ある息子さんとの出会いからすべての価値観を問い直す

ここで、簡単だが、クリエイティブサポートレッツ、たけし文化センターの背景について紹介しておこうと思う。

久保田さんは大学で建築、大学院で環境デザインを学んだ。その間に男女雇用機会均等法が施行されたこともあり、一生仕事をしていこうと妹さんと一緒に会社を立ち上げ、まちづくりのコンサルティングや街並みや公共施設の景観デザインなどの仕事に携わっていた。料理人だった男性と結婚もし、1年後に長女が生まれ、旦那さんが自分のお店を出すことになって浜松に引っ越すことに。そこで2番目の子、たけし君が生まれるのだが、重度の知的障害を背負っていた。いろいろ悩み、苦しむ中から「障害や国籍、性差、年齢などあらゆる『ちがい』を乗り越えて人間が本来もっている『生きる力』『自分を表現する力』を見つめていく場を提供し、 さまざまな表現活動を実現するための事業を行い、すべての人びとが互いに理解し、わかち合い、共生することのできる社会づくり」を目標にクリエイティブサポートレッツを立ち上げる。

久保田 障害はあっても息子はかわいいし、じっくり育てる楽しさもありました。その一方で自分が社会から消されたような焦燥感や孤立感にさいなまれて。なかなか仕事に復帰できない状況はいつも心にモヤモヤがありました。私がそれまで生きてきたのは、女性もどんどんキャリアを積んでいこうとする社会。それが障害のある子供を持つ母親になった途端、住んでいる世界が変わってしまった。レッツもここまでやってきましたが一朝一夕でできたわけではなく、たけしと私、家族のさまざまな葛藤が全部プロジェクトになってきたんです。その時その時で必要と思われるものが世の中にないから、自分たちでつくってきただけなんです。ただ私は芸術大学出身の私にとって、福祉はあまりにも文化が違いすぎて、福祉の人が「良い」ということが本当にわからなかった。だからちょっと変わった福祉施設になったんだと思います。と言いつつも、大学時代も、作品をつくっている人たちの行為をよくわからないという目で見ていました。生まれた以上は何か世の中の役に立たなければいけない、そういう刷り込みが自分にあったんだと思う。けれど目の前に現れた息子がそこから大きく逸脱した人だったから、存在そのものからすべて問い直しですよね。それは母として自分の子供を否定したくなかったんだと思う。

――たけしくんの行動を「アート」「表現」として捉えるには時間がかかりませんでしたか?

久保田 そんなの待ったなしですよ。だって1、2歳のころから便で遊ぶんだから。いくら叱っても止めてくれない。小学校4年生のころからツナギを着ているんですけど、それは手が入らないようにするため。オシャレでもなんでもない。トイレトレーニングをし続けた結果、ツナギを着せることを決めたときは、敗北感や絶望感ばかりで死にたいとも思いました。でも私が死ぬということは彼と心中するということ。そのときにふと便コネをダメだと思っているのは誰なのかなと思ったら、私だった。本人は全然嫌じゃないんです。じゃあ便が汚いとか誰が決めたんだと。いろんな人からスカトロジーという学問があること、おしっこを飲む文化のことを聞いたり、また学んだりすると私たちが信じている価値観って意外に根拠がないものなんだなって思えた。そのころから考えのすり替えを始めたんです。

――実は久保田さん自身が最初にたけし君の行動によって価値観を揺さぶられたんですね。

久保田 そうなんです。また、たけしは容れ物に石を入れて鳴らし続ける行為も1日も休まずにやるんです。私は問題行動とは思わなかったけど、どこにいっても「問題行動」だと言われる。学校で20分訓練して10分石遊びができるみたいなメニューがずっと組まれているのを見ると本当に切なくなりました。だから石遊びが思い切りできる施設をつくろうと思ったわけです。好きなことだけをやる、やりたいことだけやるという施設(アルス・ノヴァ)をつくったんです。利用者のお母さん方からもいろいろ言われましたけど、「いえ、やりません」と突っぱねていましたね。

生活に根ざしたところにあるアートだからこそ、少しだけ生きることを楽にしてくれる

――そこからいろいろなプロジェクトが行われているんですね。

久保田 でもうちなんかは絵も描かない、作品もつくらないみたいなことをやってしまうから、余計わからなくさせているのかも。私はアートが生活に根ざしたところにあるものであってほしいんです。もし術があるとしたら、それを学ぶことで少しだけかもしれないけれど生きるのが楽になることがあると思うんです。それは自分が体験してきたことであり、伝えたいんですよ。そして障害のある人はまだまだ圧倒的に社会から隔絶されているし、奇異なものだと思われている。それをひっくり返すにはどうしたらいいんだろう、価値観を変えるにはどうしたらいいだろうということばかり考えています。難しいのはわかっているんだけど、だからこそアートに期待しているんです。私は社会の価値観を変えるのがアートだと思うんです。作品をつくらないアートという定義がわかりずらいので、多くの人が理解を示してくれることはないと覚悟は決めています。だから変わった活動をとにかくやり続けていれば何かにはなるかなって。

あなたと同じ時間に「この人たちも生きている」

久保田さんの話はたけし君のこと、福祉のこと、美術のことを行き来する。それは螺旋のように強く絡み合い、一つの側面からでは語りつくせないことだから。久保田さんはレッツのテーマである「障害のある人を含めた、人と人とのつながりの再構築」をアートを通して実現していけるのではと浜松アートフォーラムを主催する。また浜松警察署や浜松市社会福祉会館として使われた建物が老朽化で壊されそうになったときに、ここをアートセンターとして活用するという市民運動も起こした。そうしてできた鴨江アートセンターに「福祉施設を入れてほしい」という念願は通らなかったが、先のたけし文化センターのコンセプトにつながっていく。

「HYO-GEN MIMONTH~表現未満を体感する50日間!!!~」の話に戻ろう。

久保田 うちは何もやってないと言えばやってないんですけど、やってないことを周りに知ってもらうためにはどうしたらいいか考えて、彼らがただここで過ごしている姿をお見せしようと観光事業、タイムトラベル100時間ツアー、かしだしたけし、ライブやパフォーマンスをやるわけです。かなりやばいことも時には起きてしまうんですけど、それも含めて見せる。そして「あなたと同じ時間にこの人たちは生きているんですよ、あなたはどう受け取りますか」という問い掛けだけをする。そして一緒に考えてほしいんです。それが許されるのがアートだと思うから。

――レッツさんが運営されている施設が興味深いのは、街に開かれている空間であること、誰でも気軽に訪れることができることです。

久保田 私たちの団体は2000年から始まっていますが、ずっと拠点を街中につくりたかったんです。私が都市デザインをやっていたこともあるのかもしれませんが、障害者施設が郊外にばかりあることが許せなくて。重度の知的障害のある人たちが中心市街地にいることで、トラブルも含めて、行き交うその姿を通して街にさまざまな影響を与えていけるのではないか、障害のある人のありのままの姿が人びとの人生観を変えていくのではないかと考えています。2008年に街中にたけし文化センターBUNSENDOをつくってみたんです。それまで「やりたいのはアートですか、福祉ですか」と切り分けられてしまっていた。アート的なイベントをやると福祉関係の人は来なくて、福祉的なイベントをやるとアート関係の人は来ない、そして両方から怒られてしまう。この二つを合わせられないかずっと悩んでいたんですよ。それでたけし文化センターのコンセプトができた2008年から準備を始めて障害福祉施設アルス・ノヴァを始めました。そのときはそれまではアートと福祉は分かれていた。それが一緒になったのは2014年のたけし文化センターのヴぁ公民館ができたとき。アートと福祉を合体させた。そこからさまざまな実験事業が本格的に始まったんですよ。

たけし文化センターの概要

たけし文化センターの概要

――そして、昨年、街中に念願だった「たけし文化センター連尺町」ができ上がったのですね。

久保田 日本財団さんの多大な応援を得て昨年、図書館、カフェ、ゲストハウス、シェアハウス、音楽スタジオ、障害福祉施設を併設した3階建てのビルを建てることになりました。それがここです。都美館でのイベントを経て『表現未満』を始めたのが2016年で、2017年に文化庁の芸術選奨文部科学大臣新人賞をいただいたんですよ。それは本当にびっくりしました、こういう活動も芸術として認めてくれるんだと。

実は今年夫が亡くなったんです。やっぱり家族は大変。とにかく過酷です。たけしの障害は重すぎてどこにも預かってもらえない。だからアルス・ノヴァがない日曜日は全部二人で見ていました。放っておくとぐるぐる徘徊みたいなことをするから、当てのないドライブを8時間くらいするんです。夫は体調を崩していたし、さらに疲弊してしまったんですね。

――それは悲しいですね。

久保田 それでこのビルの3階に居住スペースをつくったんです。たけしが今ここに住んでいて、ほかの事業所のヘルパーさんが入れ替わり立ち替わり24時間介助してくれています。けれど介助する人と二人だけの生活になってしまうのも怖いんですよね。それでここにはゲストハウスが付いているんです。今はフィールドワークを兼ねた学生さんが住んでくれている。他者を入れて風通しを良くすることで住めるかどうか。もちろん入所施設にも短期ステイがあって時々入れてもらえるんです。ただ1カ月に1度通うところでは、本人にとっては不安でしかない。それに、たけしは普段は自由なところで生活しているから、規則の多い施設では無理ですよね。私が一番大切にしてきたことを取り上げてしまうことになってもしまう。私が幸せになり、たけしが幸せになることを考えると、やっぱり自分でつくるしかない。開拓したくて開拓しているんじゃなくて、ないからやっているんです。

のヴぁ公民館

のヴぁ公民館

公民館の外に自分の部屋をつくってゲームをしている利用者さん

公民館の外に自分の部屋をつくってゲームをしている利用者さん

ご近所の方が参加する版画などのワークショップも

ご近所の方が参加する版画などのワークショップも

――改めて『HYO-GEN MIMONTH~表現未満を体感する50日間!!!~』について教えてください。

久保田 この建物が2018年の11月1日にできて、今年の3月に『「表現未満、」展覧会 レッツ観光局』をやりました。そして今回です。うちは私の考えだけでなく、スタッフ全員で話すんですよ。自分たちがやっている日常みたいなものを、そもそも文化祭みたいな形で見せるのはどうなのかという話になりました。前回はむしろいろんなイベントをつくったんです。でも今年はそういうのをやらない。ただただ日常が連なっていくだけ。そこに大切さがあるんでしょうね、ここの施設は。3日間だけ文化祭みたいなときがあるんですけど、実質はいつもの日常の50日間です。これ、うちの伝統なんですけど、利用者さんだけではなく、スタッフも好きなことがやれる場所なんです。スタッフが楽しめないことは利用者さんも楽しくないでしょという議論になるんです(笑)。

たけし文化センターで繰り広げられるさまさまな催し

たけし文化センターで繰り広げられるさまさまな催し

――『表現未満』プロジェクトによる成果、変化は何かありますか?

久保田 意外に福祉の仲間ができてきました。絵や音楽をつくっているときの方が距離があった。「しえんかいぎ」という企画があります。福祉施設では支援会議を定期的にやるんです。それはどちらかと言えば問題解決型。「しえんかいぎ」は、例えば「O君がどうしても電化製品屋さんに行ってしまい、そこで固まってしまう」というテーマがあるとします。固まってしまうのをどうしたらいいか。しかし解決を目指さないんです。なぜ固まるのか、固まるってなんなのか、固まって迷惑を感じるのは誰か、そういう話をひたすらする。そもそも答えなんか見えない。利用者も答えが見えない人ばかりがやってくる。どう対応していいのか、現場は困り果てるわけですよ。「しえんかいぎ」に答えはないけれど、「あ、これでもいいんだ」と思えることに共感してくれる。だから最近レッツはアートだよねと言われなくなりました。ヘンな施設だとは思われているだろうけど、意外にまともに福祉をやっているんだねと言われます。今は免許を持っているスタッフも多くなりました。みんなとったから。そこから学んでくださることも増えています。でも私、なんだかん福祉の人は信用できるんです。みんな障害ある人のことが大好きだから。アール・ブリュット系のことをやっている施設でも、彼らをすごく好きで、たまたまその先に作品があったみたいな姿勢でいる。そしてスタッフたちとここまで試行錯誤してきて感じることは、「福祉施設でももっとやれることはいっぱいある」ということです。

取材・文:いまいこういち

イベント情報

HYO-GEN MIMONTH~表現未満を体感する50日間!!!~
 
■日程:2019年11月3日(日)〜12月21日(土)
■会場:
たけし文化センター連尺町(静岡県浜松市連尺町314-30)
のヴぁ公民館(静岡県浜松市入野町9156-4)
■料金:入場無料
■問合せ:認定NPO法人クリエイティブサポートレッツ Tel.053-451-1355、メールlets-arsnova@nifty.com
■公式サイトhttp://cslets.net/miman/archives/902?_thumbnail_id=903

<主な企画>
 
雑多な音楽の祭典「スタ☆タン!!3」 イベント終了
あなたの大切にしている音の表現、音とも言い切れぬ現象、森羅万象、如何なることも対象にしたオーディションイベント。第3回は新拠点・たけし文化センター連尺町にて開催。出演者だけでなく審査員もすべてを公募。一体全体いかようなる混迷と光に満ちあふれることとなるのくぁっ!?
■日時:11月3日(日)13:00~19:00
■場所:たけし文化センター連尺町

 
週刊あるす・のヴぁ放映 イベント終了
のヴぁてれびが毎週金曜の夜に公開するバラエティ番組。
■日時:11月8日(金)
 
かたりのヴぁ イベント終了
かたりのヴぁはレッツの気軽なてつがくカフェ。お茶でも飲みながら、身近で、でもあまり深く話したことのないことを話してみませんか? 話さないで聞くだけの参加もOK。振られたら「パス」といえばいい。途中から参加、途中で退出でも大丈夫です。まずは、ごいっしょに。テーマは「臭いものに蓋をしないとどうなるか」。 
■日時:11月9日(土)19:00〜21:00 
■会場:たけし文化センター連尺町
■参加費:無料(寄付制)
■担当:夏目はるな(レッツスタッフ)

 
みどのヴぁ
クリエイティブサポートレッツ代表の久保田翠を囲んでざっくばらんに話す「みどのヴぁ」。毎月テーマを変えて開催します!
■日時:11月12日(火)10:30~12:30
■場所:たけし文化センター連尺町
■参加費:300円

 
おためしタイムトラベル
アルス・ノヴァの日常を体験する「タイムトラベル100時間ツアー」、この期間は日帰りおためしサイズで開催! アルス・ノヴァの人びとと、のんびりするもよし、アグレッシヴにセッションするもよし、一人でぼーっとするもよし。まずはたけぶんにて受付を! あとはどうぞ、お気の向くままに。1日過ごしてみたあと、何が見える?
■日時:11月15日(金)~11月16日(土)   
■申込み https://100htour.net/info

 
トーク「手さぐりの表現未満、」vol.1 
 8ミリフィルムのホームムービー、動物園の象との記念写真、戦地へ送られた励ましの手紙など、“市井の人びとによる記録”に 着目したアーカイブづくりに携わってきたAHA![Archive for Human Activities/人類の営みのためのアーカイブ] 世話人の松本篤さんとともに、個人の生活=記憶に出会いなおす・触れなおす方法をめぐり考えます。
■日時:11月15日(金) 18:30~20:30
■場所:たけし文化センター連尺町

 
週刊あるす・のヴぁ放映
のヴぁてれびが毎週金曜の夜に公開するバラエティ番組。
■日時:11月15日(金)

しえんかいぎ 
通常はほとんど身近な関係者のみで行われている「支援会議」に、編集者や哲学者、他施設職員など、普段現場に関わることのない識者をコメンテーターとして招き、哲学カフェ形式で行います。
■日時:2019年 11月 19日 (火曜日)
■場所:たけし文化センター連尺町 
■コメンテーター:関根幹司(studio COOCA施設長)

 
トーク「手さぐりの表現未満、」vol.2 
お昼の献立が気になる。毎朝自分でオリジナルの飲み物を作る。戦うようにカレーを食べる。レッツでは日々些細で愉快な食べることのこだわりを目の当たりにします。食を取り巻く人や文化に目を向け、ズラし組み替えながら作品を作ってきたアーティストのEAT&ART TAROさんを迎えて、色んな人のこだわりを紐解き、実際にやってみます。
■日時:11月22日(金) 18:30~20:30
■場所:たけし文化センター連尺町

 
週刊あるす・のヴぁ放映
のヴぁてれびが毎週金曜の夜に公開するバラエティ番組。
■日時:11月22日(金)
 
トーク「手さぐりの「表現未満、」」vol.3
わたしたちが家庭や職場や遊び場でふだんしている行為、交わしている言葉や動作、地味で小さなやりとりに、実は大事件に匹敵する出来事が埋め込まれている!? ひとの会話や身振りを研究する一方、視聴覚文化などについても考察を続ける早稲田大学文学学術院教授・細馬宏通さんをゲストに招いて「からだ」をつぶさにみなおします。
■日時:11月27日(水) 18:30~20:30
■場所:たけし文化センター連尺町

 
テッテイテキにTettte@レッツ
マスクでへーんしん! さまざまな素材を貼ったり、色を塗ったりして、オリジナルマスクを作ります。開催日の1週間前までに、参加者のお名前・ご年齢、連絡先、お子さんの場合は保護者様のお名前をお知らせください。 内容詳細はブログにて。
■日時:11月28日(木) 10:30~12:00
■場所:たけし文化センター連尺町
■申込み・問合せ:こどもアトリエTette(スズキサチコ)Tel.090-8233-9518、メールart_tette@yahoo.co.jp

 
おためしタイムトラベル
アルス・ノヴァの日常を体験する「タイムトラベル100時間ツアー」、この期間は日帰りおためしサイズで開催! アルス・ノヴァの人びとと、のんびりするもよし、アグレッシヴにセッションするもよし、一人でぼーっとするもよし。まずはたけぶんにて受付を! あとはどうぞ、お気の向くままに。1日過ごしてみたあと、何が見える?
■日時:11月29日(金)~11月30日(土)   
■申込み:https://100htour.net/info

 
週刊あるす・のヴぁ放映
のヴぁてれびが毎週金曜の夜に公開するバラエティ番組。
■日時:11月29日(金)
 
トーク「手さぐりの表現未満、」vol.4
表現は一人で行うものなんでしょうか? 表現とは意図的な内面の表出なんでしょうか? そもそも生活と表現となにが違うんでしょうか? 「住み開き」「表現のたね」などの著書を手がけ、「千住タウンレーベル」などのアートプロジェクトも行う文化活動家・アサダワタルさんは、身近にある行為・活動を編み直して、新しい表現とその可能性を実験・模索しています。そんなアサダさんに「表現」の意味をもみほぐしてもらう2時間です。
■日時: 11月30日(土) 18:30~20:30
■場所:たけし文化センター連尺町

 
トーク「手さぐりの表現未満、」vol.5 深澤孝史さん×ハーモニーさん
「いたずら」ってなに? 「くだらなさ」とは? 身も蓋もない質問で、すみません。でもでも、突然「いたずら」や「くだらない」モノゴトに出会うと、そんなことを考えたくなるく らい、途方にくれたり、揺らいだりすることがあります。「とくいの銀行」や「おべんとう画用紙」などを手がける美術家・深澤孝史さん、「幻聴妄想かるた」を製作・販売する就労継続支援B型事業所ハーモニーの新澤克憲さん、同じくハーモニーのメンバーである田中純さん、益山弘太郎さんを加えて「いたずら」や「くだらなさ」の姿を追いかけながら「信仰」の話まで、ガヤガヤと語っていただきます。
■日時:12月5日 (木) 18:30~20:30
■場所:たけし文化センター連尺町

 
「表現未満、」文化祭2019「表現未満、」を観測しよう!
つかみどころがない、すぐに消えてしまうという点においては、「表現未満、」とは特定の何かを指すというよりは霧や光のような現象に近いのかもしれません。いろいろな人達が一緒にいると、「表現未満、」が現れる確率がアップするそうです。「表現未満、」文化祭で「表現未満、」の現れる瞬間を捕まえよう。いろいろな人たちが一緒にいるイベントをたくさん開催予定です!
■日時:12月6日(金)~12月8日 ※随時
■場所:たけし文化センター連尺町、のヴぁ公民館

 
超・幻聴妄想かるた大会@浜松
東京・世田谷の就労継続支援事業所「ハーモニー」がつくる「超・幻聴妄想かるた」。読み札には、「あ、宇宙人!先っぽが光ってる」「正社員が叫んでいる!」などの言葉が並びます。実は、ハーモニーに集う人たちが、幻覚・妄想といった病気ゆえの苦労と日常生活を題材にして、自分たちで作ったかるたです。ハーモニーのメンバーさんとかるた大会を開催。制作秘話なども伺います。
■日時:12月6日(金) 13:30~14:30
■場所:たけし文化センター連尺町
■ゲスト:新澤克憲、田中純、益山弘太郎

 
映画「ナイトクルージング」上映会&佐々木誠監督トーク
「見えない監督の映画に、あなたは何を“観る”のか?」マジョリティとマイノリティの境界線に焦点を当てた作品を多く手がける佐々木誠監督の最新作(2019年劇場公開)。前作『インナー ヴィジョン』に続き、先天的な視覚障害を持つベーシスト・作曲家の加藤秀幸が、SFアクション映画の監督に挑む姿を追ったドキュメンタリー。上映後には監督のト ークもあります。
■日時:12月6日(金) 18:00~19:00
■場所:木下恵介記念館(静岡県浜松市中区栄町3-1)
■問合せ:053-451-1355(電話)

 
週刊あるす・のヴぁ放映
のヴぁてれびが毎週金曜の夜に公開するバラエティ番組。
■日時:12月6日(金)
 
クラブアルスvol.2-冬の乱-
魅惑のナイトイベント「クラブアルス」が帰ってくる! ローカルDJたちがプレイするディ スコ、夜のレディオ体操、スーパードゥーパー、スーパーファミコン、紙の山HDXなどで遊びたおしましょう! スペシャルゲストDJは、勉 強家(スタディスト)の岸野雄一さんです!
■日時:12月7日(土)18:00~21:00
■場所:たけし文化センター連尺町

 
シンポジウム「生きること、それも表現 ~「表現未満、」はどこに行く~」
「誰もが認められる社会」を実現するためには、自分と同じ属性の人だけではなく、さまざまな立場の人たちの生き方、価値観に触れることが必要です。しかし、『他者』を受け入れていくことはとても難しく、いくつもの「理解しがたい」ことを乗り越えていかなければならないでしょう。「表現未満、」はその人を現す行為を(たとえ問題行動だとしても)、その人の表現、そして「表現未満、」としてリスペクトしていく文化を育てたいと考えています。このシンポジウムでは、社会の周縁にいる障害者を例に、その存在を「表現」としてどう社会に顕在化しているのか、また、さまざまな人たちの存在を受け入れていくために「表現」どうとらえていけばいいのか、また、社会化することの意義を探っていきます。
■日時:12月8日(日) 13:00~19:00
■場所:たけし文化センター連尺町
◎第一部13:00〜:表現の多様性~私たちが伝えたいこと~
そもそも障害の人たちから生まれている作品たちは、芸術という文脈に回収されていくことを望んだのでしょうか。また彼らの表現活動は、新奇的な作品制作が目的ではなく、福祉という事業が持つ、人と人との関係の作り方や多様性、人が生きていく上で欠かせない「文化的な生活」のあらましを社会に顕在化させていくことも大きな役割ではないでしょうか。トークゲストは、はじまりの美術館 かんちょー・岡部兼芳さん、鞆の津ミュージアム学芸員・津口在五さん、NPO法人スウィングリジチョー・木ノ戸昌幸さん
◎第二部15:00〜:表現の可能性~他者・社会と接続するために~
「表現」は限られた人たちのものでも、美術館やホールだけで扱うものではありません。人々の生活と地続きにある「表現」がどのように展開され、これからの日本の中でどんな意味をはらんでいくのかを、美術家で秋田公立美術大学教授・藤浩志さん、地域活動家・小松理虔さん、久保田翠認定NPO法人クリエイティブサポートレッツ代表理事が語り合います。
 
出張かたりのヴぁ
■日時:12月9日(月)14:00~16:00
■場所:あいホール(浜松市中区幸3-3-1)

 
みどのヴぁ
クリエイティブサポートレッツ代表の久保田翠を囲んでざっくばらんに話す「みどのヴぁ」毎月テーマを変えて開催します!
■日時:12月10日(火)10:30~12:30
■場所:たけし文化センター連尺町
■参加費:300円

 
しえんかいぎ
 通常はほとんど身近な関係者のみで行われている「支援会議」に、編集者や哲学者、他施設 職員など、普段現場に関わることのない識者をコメンテーターとして招き、哲学カフェ形式で行う「しえんかいぎ」として、他者に開いていきます。
■日時:12月11日(水) 18:00~20:00
■場所:たけし文化センター連尺町 
■ゲスト:山下完和さん(やまなみ工房施設長)

 
週刊あるす・のヴぁ放映
のヴぁてれびが毎週金曜の夜に公開するバラエティ番組。
■日時:12月13日(金)
 
かたりのヴぁ
 かたりのヴぁはレッツの気軽なてつがくカフェ。お茶でも飲みながら、身近で、でもあまり深く話したことのないことを話してみませんか? 話さないで聞くだけの参加もOK。振られたら「パス」といえばいい。途中から参加、途中で退出でも大丈夫です。まずは、ごいっしょに。  
■日時:12月14日(土) 19:00〜21:00
■会場:たけし文化センター
■参加料:無料(寄付制)

 
しえんかいぎ
 通常はほとんど身近な関係者のみで行われている「支援会議」に、編集者や哲学者、他施設 職員など、普段現場に関わることのない識者をコメンテーターとして招き、哲学カフェ形式で行う「しえんかいぎ」として、他者に開いていきます。
■日時:12月17日(水) 18:00~20:00
■場所:たけし文化センター連尺町 
■ゲスト:西川勝さん(臨床哲学者)

 
週刊あるす・のヴぁ放映
のヴぁてれびが毎週金曜の夜に公開するバラエティ番組。
■日時:12月20日(金)

不思議の国とアルスvol.35
 各々が繰り返し繰り出す音の渦に君は如何様に飛び込むのかっ!?  「不思議」なのはこの爆音の空間ではない!! 自身に潜り込んでゆく2時間を体感した先に君が感じる「不思議」は、本来、各々が繰り返し繰り出される発露が、この国のシス テムの中ではいともたやすく埋没するではないかっ!?  なんたる「不思議の国」もはや「アルス・ノヴァ」は対極に有り!!と、私は思ったりしますが皆さんどう思いますか?
■日時:12月20日(金)13:30~15:30
■場所:たけし文化センター連尺町
■ゲスト:梶原徹也(ドラマー)

 
おためしタイムトラベル
 アルス・ノヴァの日常を体験する「タイムトラベル100時間ツアー」、この期間は日帰りおためしサイズで開催! アルス・ノヴァの人びとと、のんびりするもよし、アグレッシヴにセッションするもよし、一人でぼーっとするもよし。まずはたけぶんにて受付を! あとはどうぞ、お気の向くままに。1日過ごしてみたあと、何が見える?
■日時:12月20日(金)~12月21日(土)   
■申込み:https://100htour.net/info

 
アートインコミュニティ3
 毎月第3土曜日開催のアートインコミュニティでは、 ホシノマサハルさんといつもの人たちが集い、何か作っています。そこにやってきた人たちが、混じったり、混じらなかったり。ちょっとやってみたい気持ちを刺激されて、道具を手にとってみたり。この場で何か作ってみたい、と思う人、いっしょにいながらなんかやってみたい、と思う人、どなたでもきてください。テーマや目標はありませんが、人がいます。場があります。それぞれのやり方で、やりたいことをやってみてください。その場から、どんなものが見えてくるのでしょうか。
■日時:12月21日(土)10:30~12:00
■場所:のヴぁ公民館
■参加費:1500円 ※材料や道具は、基本的にご自分でご用意ください
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