宝塚歌劇宙組トップスター・真風涼帆が異国で伝説化した侍を演じるヒロイックで快活な娯楽作『El Japón(エル ハポン) -イスパニアのサムライ-』

2019.11.16
レポート
舞台

宝塚ミュージカル・ロマン 『El Japón(エル ハポン) -イスパニアのサムライ-』 撮影=田浦ボン

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宝塚歌劇宙組公演の宝塚ミュージカル・ロマン『El Japón(エル ハポン) -イスパニアのサムライ-』が11月15日(金)、兵庫県・宝塚大劇場で開幕した。

■宝塚ミュージカル・ロマン『El Japón(エル ハポン) -イスパニアのサムライ-』<作・演出/大野拓史>

●遠い異国の地でなぜ日本の侍の伝説が残っているのか

『El Japón』は日本から遠く離れたスペイン南部の町、コリア・デル・リオで語り継がれている日本の侍の伝説の真相を描いた物語。慶長18年、夢想願流剣術の名手・蒲田治道は、仙台藩が派遣する慶長遣欧使節団の一員として、スペイン(イスパニア)へたどり着く。ところが国王フェリペ3世との交渉が難航し、港町セビリアの郊外にあるコリア・デル・リオで足止めを食らうことに。

宝塚ミュージカル・ロマン 『El Japón(エル ハポン) -イスパニアのサムライ-』

そんなある日、治道は一人の日本人女性を救助。彼女は、農場に奴隷として売られたが、脱走をしてきたという。そして、匿う先を探しているとき、宿屋を営む女性カタリナと出会う。彼女は、その一帯を牛耳る大農場主ドン・フェルディナンドから邪な欲望を抱かれていた。

●宙組トップスター・真風涼帆とトップ娘役・星風まどかの演技に心揺さぶられる

蒲田治道役には、宙組トップスターの真風涼帆。異国の地であっても侍としての気高さを決して失わず、日本人奴隷たちのために尽力し、悪に立ち向かう正義感と優しさを持つ、まさにヒーロー。真風が、その人間像を勇壮に演じている。カタリナ役には、宙組トップ娘役の星風まどか。亡き夫への深い愛情、そして遺された宿屋を守り抜こうとする気丈さ。星風のエネルギッシュな芝居が、キャラクターの力強さをより印象づける。

宝塚ミュージカル・ロマン 『El Japón(エル ハポン) -イスパニアのサムライ-』

大切な人のことが忘れられず、面影を引きずって生きている治道とカタリナ。ふたりの悲痛な想いと、それでも前に進んでいこうとする姿に心が揺さぶられる。また、快活な剣術シーンの数々からも目が離せない。

宝塚ミュージカル・ロマン 『El Japón(エル ハポン) -イスパニアのサムライ-』

■ショー・トゥー・クール『アクアヴィーテ(aquavitae)!!』〜生命の水〜<作・演出/藤井大介>

ショー・トゥー・クール『アクアヴィーテ(aquavitae)!!』〜生命の水〜は、ウイスキーをテーマに構成し、芳醇なイメージを漂わせるショー作品。真風涼帆のスタイリッシュでクールな格好良さ、その深みのある存在感に酔いしれることができる。

ショー・トゥー・クール 『アクアヴィーテ(aquavitae)!!』 ~生命の水~ 

また、真風を中心とした宙組メンバーによるダンスも圧巻。トロピカルな雰囲気、ダンディーなムードなど、様々なシチュエーションを背景に、宙組が個性的な魅力を発揮している。

ショー・トゥー・クール 『アクアヴィーテ(aquavitae)!!』 ~生命の水~ 

宝塚ミュージカル・ロマン『El Japón(エル ハポン) -イスパニアのサムライ-』、ショー・トゥー・クール『アクアヴィーテ(aquavitae)!!』〜生命の水〜は12月15日まで宝塚大劇場にて、東京宝塚劇場では2020年1月3日から2月16日まで開催される。

取材・文=田辺ユウキ 撮影=田浦ボン

公演情報

宝塚歌劇 宙組公演
宝塚ミュージカル・ロマン
『El Japón(エル ハポン) -イスパニアのサムライ-』
作・演出/大野拓史
 
ショー・トゥー・クール『アクアヴィーテ(aquavitae)!!』〜生命の水〜
作・演出/藤井大介
 
主演:真風 涼帆、星風 まどか 

<兵庫公演>
■日程:2019年11月15日(金)~ 12月15日(日)
■会場:宝塚大劇場(兵庫)
<東京公演>
■日程:2020年1月3日(金)~ 2月16日(日)
■会場:東京宝塚劇場(東京)
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