F・ワイルドホーン&和央ようか記者会見レポート

2015.12.3
レポート
舞台

「一番愛する人と、一番愛する仕事を一緒にできるのはラッキーです」(ワイルドホーン)

『ジキル&ハイド』『デスノート the musical』など、数々の名作ミュージカルを生み出し続ける作曲家フランク・ワイルドホーン。その彼の名曲の数々を、世界各地の人気俳優たちが一堂に会して歌い上げるという夢のようなコンサート『フランク・ワイルドホーン&フレンズ ジャパンツアー』が開催される。世界中を飛び回る多忙な彼が、わずかな来日の合間を縫って、出演者の一人である和央ようかとともに、大阪で会見を開いた。

「ブロードウェイ、ヨーロッパ、アジアのスーパースターが1つのステージに集まる、特別な公演になります。直前のリハーサルまで全員が集まることはないのですが、その分そろった瞬間はものすごいエネルギーが発せられるのではないかと。彼らのファン、もしくは私の作品のファンでいらっしゃる皆さんには、きっと素晴らしいクリスマスプレゼントになるのではと、自分でも期待しています」(ワイルドホーン)

「こんな素晴らしい公演の機会に恵まれて恐縮しておりますけども、日本を代表して世界の一流のアーティストの中に参加させていただけることを、本当に幸せに思います。私は大阪出身ですが、これほどの舞台が大阪で初演を迎えるのはなかなかない機会。私にとって特別な地で、記念(の公演)になるように頑張りたいと思います」(和央)

フランク・ワイルドホーン、和央ようか

ライブの構成やセットリストは計画中だそうだが(註:12/2に一部セットリストを公開。詳細はコチラ)、日本でも上演した作品のヒットナンバーを選んでいきたいとのこと。中でも『RENT』で伝説的な存在となったアダム・パスカルが何を歌うのかが気になるところだが…。

「『ワン・ソング・グローリー』(from『RENT』)は必ず歌うと思います。また彼はロッカーでもあるので、ぜひ『デスノート』を歌ってもらいたいです。また(日本人が主人公の)『MITSUKO』は、震災のあった直後の公演で、日本ということを考えると、私にとっても特別な作品なので(ラインアップに)入れたいと考えています」(ワイルドホーン)

ご存じの通り、ワイルドホーンと和央は昨年電撃婚約を発表し、今夏に結婚式を挙げたばかり。その私生活にも話を振ってみると…。

「〆切なのにできてないとか、神経質になってる姿をそっと見守る日が来るのかなあ…と思っていたんですけど、そんなのはまったく見たことがないんです。どんなものにも感動する人ですし、本当に何を見てもインスピレーションになるんだろうなと。それと人間が大きくて、どんな人にも同じように、細やかに接しているんです。なぜ彼の音楽があれほどダイナミックでありながら、繊細で切ないのかというのがわかる気がしました」(和央)

「2つのカルチャーが一緒になっていると、ミュージカル・コメディが展開するようなこともありますが(笑)、常に何か新しい冒険があって楽しいです。ただ僕と一緒に曲を作るというのは、いつも誘っているけどやってくれない。とても日本人的な、シャイな人だから(笑)。今回自分の一番愛する人と、一番愛する仕事を一緒にできるなんて、私はとってもラッキーですよ」(ワイルドホーン)

フランク・ワイルドホーン、和央ようか

出席している記者がほとんどスポーツ紙の記者と聞いて「だったらアメリカンフットボールの話をしてもいいかな?(笑)私は本当はアメフトの選手に一番なりたかったんです」と、会見中しばしばスポーツ好きの一面を出していたワイルドホーン。そこで「スポーツをミュージカルにする気はないですか?」と聞いてみると…。

「過去に何作か作ろうと試みたのですが、ステージでスポーツを表現するのは、ウソっぽく見え過ぎて難しいんです。でもいつかモハメド・アリをミュージカルにしたいというのは、念頭にあります。彼の人生はスポーツの枠を超えていますからね」(ワイルドホーン)

ワイルドホーンの傑作の数々を一度に耳にできるだけでなく、ヨーロッパNo.1のミュージカル俳優との呼び声の高いトーマス・ボルヒャートが初来日を果たすなど、いろんな面で貴重なコンサート。それが日本で実現されるという非常に大きなチャンスを、それぞれの役者やワイルドホーン作品のファン以外の人たちも、ぜひつかんで欲しい。

イベント情報
『フランク・ワイルドホーン&フレンズ ジャパンツアー』​
 
《大阪公演》
■日時:12月23日(水・祝) 12:00~/17:00~
 
《東京公演》
■日時:12月26日(土)・27日(日) 26日=12:00~/17:00~ 27日=13:00~ 
 
■料金:S席12,000円 A席6,000円 学生5,000円(大阪・東京共通)
発売中
 
■出演:トーマス・ボルヒャート、ジャッキー・バーンズ、和央ようか、サブリナ・ヴェッカリン、アダム・パスカル/フランク・ワイルドホーン(Piano)、ジュリア・ペダーソン(Bass)、デイヴィッド・マン(Woodwinds)、クリント・デ・ギャノン(Drums)
 
■公式サイト:http://www.umegei.com/frank/