細田守監督作『バケモノの子』、大ヒットの要因は?

2015.7.14
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アニメ/ゲーム


全国各地で今年一番の猛暑日を記録した7月11日・12日の週末。超大作や話題作を抑え、興収ランキングで見事1位に輝いたのは、初登場の『バケモノの子』だった。

根強い人気を誇る細田守監督の最新作であることに加え、役所広司、宮崎あおい、染谷将太、広瀬すずら豪華声優陣が顔を揃えたことで公開前から大きな話題を集めていた本作。7月11日に全国457スクリーンで公開されると、土日2日間で動員49万4170人、興収6億6703万5100円をあげた。

公開を記念して、細田監督の『時をかける少女』(06)、『サマーウォーズ』(09)、『おおかみこどもの雨と雪』(12)が3週連続でテレビ放送されたことも、このヒットの要因のひとつだろう。このままトップを突っ走ることができるのか、そしてどこまで記録を伸ばせるのか、今後も期待したい。

2位にランクインしたのは、こちらも初登場の『ターミネーター:新起動/ジェニシス』。全国737スクリーンで公開され、土日2日間で動員35万2748人、興収5億1572万300円を記録した。前週から順位を落としたものの、引き続き好調をキープしている『アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン』は3位。土日2日間の成績は動員23万4553人、興収3億6889万3200円で、累計興収は早くも16億円を突破した。

人気アイドルグループ・乃木坂46のドキュメンタリー映画『悲しみの忘れ方 Documentary of 乃木坂46』が初登場9位にランクイン。全国46スクリーンでの公開ながら、土日2日間で動員2万9551人、興収4560万2400円と健闘を見せた。また、昆虫たちの生態を3Dで映像化したドキュメンタリー『アリのままでいたい』は土日2日間で動員2万8104人、興収3711万5200円で初登場10位に滑り込んだ。【トライワークス】