今週のビルボード・アルバム・チャート

2020.3.4
コラム
音楽

※大手レコード会社の洋楽部門での豊富な経験を持つ筆者によるブログ「洋楽天国」提供記事をお届けします。

今週のビルボード・アルバム・チャート(2020年3月7日付)

韓国のBTSが初登場1位になった。カッコ内は前週。


1( -) BTS(防弾少年団)「Map of the Soul: 7」  422,000枚

2( -) ヤングボーイ・ネヴァー・ブローク・アゲイン「Still Flexin, Still Steppin,」
      91,000枚

3( -) オジー・オズボーン「オーディナリー・マン」  77,000枚 
  
4( 1) ジャスティン・ビーバー「チェンジズ」  66,000枚

5( 4) ロディ・リッチ「Please Excuse Me for Being Antisocial」  65,000枚

6( 2) ア・ブギー・ウィット・ダ・フーディ「Artist 2.0」  57,000枚

7( 6) ポスト・マローン「ハリウッズ・ブリーデイング」  50,000枚

8( 8) ポップ・スモーク「Meet the Woo, V.2」  49,000枚

9( 36) トリッピー・レッド「A Love Letter to You 4」  43,000枚

10( 7) ビリー・アイリッシュ「ホエン・ウィー・オール・フォール・アスリープ、
      ホエア・ドゥー・ウィー・ゴー?」  38,000枚


1位のBTSは定額制音楽ストリーミングによる見なし売り上げが48,000枚しかない。実物のCDと有料アルバム・ダウンロードのセールスが落ちたら、チャートは大幅にダウンする。今買っているのは熱心なファン。2位のヤングボーイ・ネヴァー・ブローク・アゲインは20歳のラッパー。

3位のオジー・オズボーン(71歳)は10年振りのスタジオ・アルバム。ブラック・サバスのデビューから50周年。ソロとして発売した「ブリザード・オブ・オズ〜血塗られた英雄伝説」から40周年。ニュー・アルバムには豪華なゲスト陣が参加。ガンズ・アンド・ローゼズのダフ・マッケイガンとスラッシュ、レッド・ホット・チリ・ペッパーズのチャド・スミスと極めつけはエルトン・ジョン。

4位のジャスティン・ビーバー(26歳)、5月14日から北米のスタジアム・ツアーがスタートする。5位から9位は全てラッパー。10位のビリー・アイリッシュ(18歳)は3月9日のマイアミから北米ツアーが始まる。

>>2020年3月3日「洋楽天国」より