ダンスの聖地・神楽坂セッションハウスがオンライン劇場をスタート、オンラインクラスや動画募集も実施

「ダンスの小劇場」として知られる東京・神楽坂のセッションハウスが、オンライン劇場、オンラインクラス、動画募集を行う。

セッションハウスでは新型コロナウイルス感染症対策に係る政府からの緊急事態宣言による要請を受け2020年4月8日（水）～5月31日（日）まで臨時休館中で、6月までの公演は中止・延期となった。そうしたなかで、ダンスの灯を絶やさないこと、これまでに築いてきた財産を時代へ繋げることを目的にオンラインで新たな展開を探る。

「セッションオンライン劇場」（YouTube配信）では、毎週土曜日に気鋭ダンサーが30分ほどのソロとトークを披露。 5月16日（土） 20:00～柿崎麻莉子『柿崎麻莉子 IN THE "SESSION HOUSE"』、5月23日（土） 20:00～三東瑠璃『Matou』、5月30日（土） 15:00～黒沼千春『点 × 線 │Dots × Lines～short version』、5月30日（土） 20:00～奥山ばらば『ながれたり』と続く。無料公開で、投げ銭での寄付金で運営を行う（神楽坂セッションハウスオンラインストアより購入）。なお6月のラインナップは追って発表される。

オンラインクラス（有料・神楽坂セッションハウスオンラインストアより申込み）は5月11日（月）からスタートしており、国内外の定評ある講師陣がダンスクラスを提供する。

「畳一畳の多様性」をテーマにした動画募集はレジデンスダンスカンパニーであるマドモアゼル・シネマが7月18日（土）～19日（日）に予定している公演『途中下車』に関わるもの。当日までの道のりを募集映像と共にドキュメンタリーダンスシアターとして映像発信する。応募方法は、テーマに沿った動画を撮影し、マドモアゼル・シネマのtwitterアカウントのDMへ添付して送信する。

文＝高橋森彦