尾上右近がYouTubeチャンネルを開設 自主公演『研の會』の映像を期間限定で順次配信

2020.5.15
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「歌舞伎人 尾上右近 / Kabuki-jin Ukon Onoe」

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歌舞伎俳優であり、浄瑠璃方 清元栄寿太夫としても活動する尾上右近が、自身のYouTubeチャンネル「歌舞伎人 尾上右近 / Kabuki-jin Ukon Onoe」を開設した。

本チャンネルは、日本の伝統芸能である歌舞伎や日本舞踊をより身近に、そして清元唄方として、純邦楽、三味線音楽を紹介できたら、という本人の思いで作られた。

なお、本日5月15日(金)19時より自身が行っている自主公演『研の會』の映像の一部が順次公開される。第一弾は第五回『研の會』より『猿翁十種の内 酔奴』(国立劇場/2019年9月)。そして第二弾は5月20日(水)19時より、 第三回『研の會』より『上 羽根の禿 /下 供奴』(国立劇場(2017年8月)の映像が配信される。

第五回『研の會』より『猿翁十種の内 酔奴』

【『猿翁十種の内 酔奴』あらすじ】
舞台は今から約300年前。雪の降る中、1人の男が現れる。前半は、男が酔っ払いとても気をよくして、谷風という相撲取りの、出世していった話や、その剛力で牛の喧嘩を収めた話を、竹馬を使って牛の角に見立てたりして語っていく。後半では、男はさらに饒舌に。単身赴任中の仲間が妻のことを思い出して酔いながら泣く泣き上戸、その姿を見て怒る怒り上戸と、笑い上戸、この「三人上戸」をユーモア豊かに踊り分け、語っていく。最後は酒が切れたのか、雪の寒さが身に染みて物悲しい雰囲気に……。


尾上右近 コメント

尾上右近

皆様、初めまして! 歌舞伎人の尾上右近です。
期間限定で僕の自主公演"研の會"の映像を配信させていただくことになりました。
第一弾は第五回研の會より『猿翁十種の内 酔奴』!

日本の伝統的な人形劇『文楽』と『歌舞伎』が融合してできたとても珍しい踊りです。
舞踊劇なので、踊り手は一言も喋らず、身振り手振りだけで伝えたいことを伝えていく。
ある意味、バレエと同じなんです。

澤瀉屋さんのお家芸で、現・市川猿翁のおじさまが踊られて以来、歌舞伎役者が踊るのは僕が初めての演目でした。
お世話になっている猿之助のお兄さんからもやっていいよとお許しをいただいて踊らせていただいた、とても思い入れのある舞踊です。
そして、人形浄瑠璃の音楽を奏でる文楽座から奏者の皆様を招き、豊竹呂勢太夫さん、鶴澤藤蔵さん、鶴澤清志郎さんに特別出演していただきました。

ご縁のある皆様のご理解、ご協力があって実現した『酔奴』を是非多くの方にご覧いただけたら嬉しいです。

配信情報

「歌舞伎人 尾上右近 / Kabuki-jin Ukon Onoe」
https://www.youtube.com/channel/UCjwefEfEUCf-uODd3EeaAGQ/featured
 
公式サイト:https://www.onoeukon.info/
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