劇作家・本橋龍が主宰する演劇ユニット・ ウンゲツィーファが連ドラ演劇『一角の角』を配信
(c) 山田薫
2020年7月15日(水)~ 19日(日)吉祥寺シアターにおいて劇作家・本橋龍が主宰する演劇ユニット・ウンゲツィーファを迎え、連ドラ演劇『一角の角』を制作・配信することを決定した。
期間中、1日1シーンずつ作品を制作し、その成果を毎日20時からインターネットでライブ配信する。 加えて、制作過程もウェブ上で随時公開するほか、編集された全編映像は後日有料で配信予定となる。
新型コロナウイルス感染症の影響で公演中止を余儀なくされながらも、急遽連ドラ化し撮影・配信を断行、話題を呼んだ、映画美学校アクターズ・コースの2019年度公演 『シティキラー』(本橋が脚本・演出を担当)と同じく、映像作家の和久井幸一が映像を担当、再び本橋とタッグを組む。
本橋龍 コメント
本橋龍
近頃「皆他人に興味ない」ってことを感じる日々でした。自分含めて。例えば演劇は、鑑賞者もプレイヤー的意識のもとにいる部分がある。それでいいじゃないか。僕もあなたも勝手にやろうぜ。吉祥寺シアターで気の合う仲間たちと遊ぶことにした。楽しみー。皆のプレイの一部になり得るなら、覗いてみたっていいです。
『一角の角』について
住宅街に住むヒトと住宅街に棲む動物たち。
ヒトは自分が生きていくこと、それによりテリトリーを広げていることに悩んだりする。動物たちはあっけらかんと、その隙間に棲みつく。
一匹のタヌキが、「遠くの遠くに海があって、そのまた果てしなく遠くの端っこにはイッカクっていう動物がいるんだって」と言った。ボクはそいつと会うことなんて、ないのだ。
一人のヒトが、「なんで僕らの御先祖さまは、種の繁栄を選んだのだろう」と言った。ボクは意味がわからなかったけど、彼の目の玉は潤っていて、キレイだなぁって思った。
住宅街に住むヒトと住宅街に棲む動物たち。
ヒトは自分が生きていくこと、それによりテリトリーを広げていることに悩んだりする。動物たちはあっけらかんと、その隙間に棲みつく。
一匹のタヌキが、「遠くの遠くに海があって、そのまた果てしなく遠くの端っこにはイッカクっていう動物がいるんだって」と言った。ボクはそいつと会うことなんて、ないのだ。
一人のヒトが、「なんで僕らの御先祖さまは、種の繁栄を選んだのだろう」と言った。ボクは意味がわからなかったけど、彼の目の玉は潤っていて、キレイだなぁって思った。
公演情報
ウンゲツィーファ 連ドラ演劇『一角の角』(いっかくのすみ)
【日時】 2020 年 7 月 15 日(水)~ 7 月 19 日(日) 毎日 20 時からインターネット配信
【会場】 吉祥寺シアター
■脚本・演出:本橋龍
■映像: 和久井幸一
■劇生(出演):畦道きてれつ 石指拓朗 黒澤多生 近藤強 豊島晴香 西留翼 松井文
■舞台監督:黒澤多生
■音:SKANK/スカンク
■照明:小駒豪
■制作:阿部りん
■主催:ウンゲツィーファ
■共催:吉祥寺シアター(公益財団法人 武蔵野文化事業団)
■吉祥寺シアターURL: http://www.musashino-culture.or.jp/k_theatre/