「一歩前に進みたい」 葉加瀬太郎コンサートツアー2020が開幕
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葉加瀬太郎コンサートツアー2020『FRONTIERS』
2020年9月18日(金)より、「日医工 創立55周年特別協賛 葉加瀬太郎コンサートツアー2020『FRONTIERS』」がスタートした。本コンサートのオフィシャルレポートが到着したので紹介する。
このコンサートツアーは、葉加瀬が「世界中が未知のパンデミックに襲われる中、優しい癒しよりも一歩前に踏み出して、聴く人の気持ちを鼓舞するような作品を作りたい」という思いから出発したデビュー30周年記念オリジナルアルバム「FRONTIERS」を引っ提げて行うもの。キャパの半分を上限として、ソーシャルディスタンスを守った席数で Sold Outしている東京・オリンパスホール八王子を皮切りに全国27会場43公演が実施される。
ツアーの幕開けを飾る初日の公演では、アルバムの方向性を定める道標の1曲目に収録されている新曲「START!」からスタート。ストレートな8ビートが、普段とは違って余裕のある客席に座る観客たちの気持ちを鼓舞し、会場の雰囲気を一気に明るくさせた。次に「MORNING SHOW」を披露し、最初のMCへ。
葉加瀬太郎コンサートツアー2020『FRONTIERS』
MCでは、葉加瀬が「ようこそいらっしゃいました。葉加瀬太郎です。どうぞよろしくお願いします」とあいさつし、「随分とコンサートができない時期がありましたので、今日を迎えるのが本当にうれしく思いましたし、期待と共に同じくらいの不安も抱えながらでしたが、こうやって皆さんの前に、またステージに立てて大変うれしく思います」と複雑な思いであったことを告白。さらに、「今年は僕のデビュー30周年ということで、いろいろと大きな企画を考えてきていたんですね。春にはオーケストラとの全国ツアーを予定していたのですができなくなって、夏も野外の音楽フェスみたいなものもできなくて、僕にとっても大きなコンサートは、去年の末以来ということになります。このツアーも最後の最後までみんなと相談しながらでしたが、『一歩前に進みたいな』という思いから、今日を皮切りに年末までの全国ツアーをやることにしました」と明かした。
続いて、「Boys Be Ambitious」「Manta’s Song」「Ave Maria」を演奏。「Manta’s Song」で観客を見知らぬ豊かな土地へと誘い、「Ave Maria」ではクラシックの名曲をモダンなサウンドにクラシカルな奏法を調和させた葉加瀬ならではの新しいアレンジで“奥深い音楽の世界”へと導いた。
葉加瀬太郎コンサートツアー2020『FRONTIERS』
また、ファン人気の高い葉加瀬によるオリジナルコンサートグッズの紹介コーナーも。新型コロナ感染予防対策として休憩中のロビーでのグッズ販売を廃止し、ウェブでのオンライン販売のみというかたちだが、葉加瀬は「休憩中になったらロビーに行っていただいて、スマホでポチッとしていただくと買えると。今日のコンサートにはあいにく間に合いませんけど、明日以降も全国を回っていますから、どこかで来ていただいて!(笑)」といつもの“葉加瀬節”で会場を沸かせた。
休憩後の第二部は、エルヴィス・プレスリーの「Can’t Help Falling In Love」から始動。色褪せない名曲を葉加瀬がきらびやかな音色で彩り、会場の観客たちは思わずうっとり。
葉加瀬太郎コンサートツアー2020『FRONTIERS』
さらに、同コンサートのピアノと音楽監督を務める羽毛田丈史が本邦初公開となる新曲「Fragrant Woods」を披露した後、葉加瀬による「冷静と情熱のあいだ」「Take On Me」でコンサートはクライマックスへ。
ラストは観客のリクエストに応えるように「情熱大陸」をパフォーマンス。ラストにふさわしい情熱的な演奏で、観客たちと一体になって心を通わせて盛り上がっていた。
アンコールで再登場した葉加瀬は「今日はどうもありがとうございました。年末まで頑張っていきたいと思います!」とコメントし、「Etupirka」を奏でてコンサートを締めくくった。
葉加瀬太郎コンサートツアー2020『FRONTIERS』