熊川哲也の手により全幕バレエとして甦った名作『海賊 Le Corsaire』が初の書籍化
-
ポスト -
シェア - 送る
『海賊 Le Corsaire』(303 BOOKS)
2020年10月28日(水)熊川版『海賊』の壮大なストーリーを小説化して再現した書籍『海賊 Le Corsaire』(出版社303 BOOKS)が全国書店にて発売される。
『海賊』は、1814年にイギリスの詩人、ジョージ・ゴードン・バイロンの手により長編詩として誕生。地中海を舞台に、海賊コンラッドが躍動する物語は、多くの振付家の創作意欲を掻き立て、歴史の中でさまざまなヴァリエーション(バレエにおけるソロの踊り)が生まれた。その一方で、バイロンが描いた詩の世界が、物語となり、全幕作品として日の目を見る機会は長い間訪れなかった。そんな『海賊』に大胆に手を加え、全幕作品として甦らせたのがKバレエカンパニーの芸術監督・熊川哲也だ。熊川の手により物語が編み直されると、屈強な海賊たちの壮大なアドベンチャーストーリーに生まれ変わり、2007年に初演された舞台は好評を博し、今年10月15日(木)~18日(日)には、Bunkamura オーチャードホールにて上演が予定されている。
Kバレエカンパニー公演『海賊』
本書は、熊川版『海賊』の壮大なストーリーを、作家の神戸万知が小説化して再現したもの。今まで活字になっていなかったさまざなディテール、登場人物の心の揺れ動き、衝撃のクライマックスをつむぎだし、また豪華な舞台芸術、ダンサーたちの舞踊は、イラストレーター粟津泰成が描き出している。また、大人から子どもまで楽しむことができるよう、難読漢字にはふりがながつけられている。
『海賊 Le Corsaire』(303 BOOKS)
『海賊 Le Corsaire』(303 BOOKS)
『海賊 Le Corsaire』(303 BOOKS)
また、巻末には、特別企画として、熊川哲也のインタビューを収録。バイロンの詩をベースとして、『熊川版 海賊』の物語がどのようにしてつむがれていったのか、その舞台裏についての秘話を語っているという。
(C)中森真
この度、10月1日(木)~21日(水)代官山 蔦屋書店にて、粟津康成『海賊 Le Corsaire』原画展が開催されることが決定した。また、『海賊』に出演するダンサーたちによるオンライントークショーの開催も決定。原画展詳細は、代官山 T-SITEのWEBサイトにて、トークショー詳細は、KバレエカンパニーのWEBサイトで今後発表されていく予定だ。本書は、10月1日(木)より、Kバレエオンラインショップ「Stage Door」、代官山 蔦屋書店、 Bunkamura内「ブックショップ ナディフモダン」にて先行販売が開始される。
『海賊 Le Corsaire』(303 BOOKS)
なお、10月15日(木)~18日(日)に上演される『海賊』は、10月15日(木)18:30公演、10月17日(土)12:30公演、10月18日(日)12:30公演では、イープラス・Streaming + をはじめとするストリーミングサービスにてオンラインライブ配信が決定。10月18日(日)12:30公演は、各地のユナイテッドシネマでのライブビューイングも決定している。
公演情報
文:神戸万知
絵:粟津康成
発行元:303 BOOKS
定価:2,000円 + 税
サイズ:21.6 × 1.3 × 15.3cm
ページ数:88ページ
ISBN コード:978-4-909926-04-3
発売:2020年10月28日
公演WEBサイト: https://www.k-ballet.co.jp/contents/2020corsaire
会場:Bunkamura オーチャードホール
日時:2020年10月15日(木)~18日(日)
主催:TBS
特別協賛:大和ハウス工業株式会社
協賛:SL Creations
オフィシャルエアライン:ANA
制作:K-BALLET・TBS