瀧内公美と神尾楓珠が喜びと安堵の言葉 SNSの裏アカウントを題材に葛藤・欲望・性への衝動を描く映画『裏アカ』公開日が決定
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映画『裏アカ』 瀧内公美 (C)2020映画『裏アカ』製作委員会
映画『裏アカ』が2021年4月2日(金)に公開されることが決定。あわせて、キャスト・監督のコメントが到着した。
(C)2020映画『裏アカ』製作委員会
映画『裏アカ』は、映像クリエイターと作品企画を発掘する『TSUTAYA CREATORS’ PROGRAM FILM 2015』から生まれたもの。同企画で準グランプリを受賞した加藤卓哉監督のデビュー作だ。脚本は、『そこのみにて光輝く』『オーバー・フェンス』の高田亮氏が加藤監督と共同で担当。アパレルショップの店長として働きながら、寂しさを抱える主人公・真知子が、SNSの裏アカウントの世界と現実世界の間で激しく揺れ動き、翻弄される姿を描き出す。主演をつとめるのは、映画『火口のふたり』で第93回キネマ旬報ベスト・テン主演女優賞を受賞した瀧内公美。主人公を翻弄する原島努/ゆーと役で神尾楓珠が出演。そのほか、市川知宏、SUMIRE、田中要次、神戸浩、松浦祐也、仁科貴、ふせえりらがキャストに名を連ねている。
映画『裏アカ』 神尾楓珠 (C)2020映画『裏アカ』製作委員会
本作は、当初2020年6月の公開を予定していたが、新型コロナウイルスなどの影響により延期に。今回の発表で、新たな封切り日程が明らかになった。公開決定を受けた瀧内、神尾、加藤監督のコメントは以下のとおり。
瀧内公美
今年の6月に映画「裏アカ」を皆さまにお届けする予定でしたが、世界を揺るがす出来事が起き、劇場が一時閉館してしまう事態が発生し、公開延期になってしまいました。「裏アカ」は、長年助監督を務め、映画界を支えてきた "これからの映画作家" として活躍していかれる加藤監督のデビュー作品です。撮影前から、加藤監督と何度も何度もミーティングを重ね、話し合い、時に停滞しながらも、納得がいくまで作品作りを行なってきた、愛おしい作品です。皆さまに完成したものを見て頂くことによって、初めてこの作品の価値が生まれていくと思っていたので、公開延期、未定となったときは一緒に作品を作りあげたスタッフさん・キャストさんの顔が浮かび、なんとも言えない気持ちになったことを覚えています。ですが、製作陣ほか沢山の方々のご尽力により、来年の4月に劇場公開させて頂けることが決まりました。やったぁ!皆様の元にお届けするまでもう少々お時間頂きますが、公開時にお逢いできることを楽しみにしています。「裏アカ」よろしくお願い致します。
神尾楓珠
約2年の月日を経て、ようやく『裏アカ』公開できることを嬉しく思うのと同時に安堵も感じてます。
決して明るい話ではないですが、現代のSNSだったり、何か届くものがあると思うので
ぜひ劇場に足を運んでもらえると嬉しいです!
加藤卓哉(監督)
加藤卓哉監督 (C)2020映画『裏アカ』製作委員会
延期されていた公開日が決定し、コロナ禍のなか奮闘してくれた配給・宣伝チームに心から感謝したいと思います。
2015年に賞をいただいてから、クランクインまでに4年、完成してから公開まで2年を要する難産な映画になりました。
現場では、瀧内さんと神尾くんが文字通り渾身の力で演技をしてくれました。特に瀧内さんは、準備段階から他の仕事をすべて断って、主人公・真知子になり切ろうと一緒にもがいてくれました。そして、スタッフ全員が、初監督である僕をあらゆる面で支えてくれました。その分思い入れは強くなり、世の中も自分自身も様々なことが変わりましたが、この映画では変わらない人間の本質を描いたつもりです。
作品に込めたメッセージが、長い年月を経て来春、観客の皆さんにどのように届くのか、期待と不安の入り混じった気持ちで初日を待ちたいと思います。
『裏アカ』は2021年4月2日(金)新宿武蔵野館、池袋HUMAXシネマズ、渋谷シネクイントほか全国ロードショー。