城田優が初演出するミュージカル『アップル・ツリー』来年5月に上演!
2015.12.14
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“生き抜くことは困難であればあるほど、人生はきっと幸せをもたらしてくれる”
『アップル・ツリー』は“真実の愛”をテーマとして、マーク・トゥエインの「アダムとイブの物語」等、原作の異なる3つのストーリーを、「屋根の上のヴァイオリン弾き」のシェルドン・ハーニック(歌詞)とジェリー・ボック(作曲)の名コンビが作った大ヒットミュージカルコメディ。1966年にブロードウエイで初演され、1967年のトニー賞では主演女優賞を受賞。全体を貫いているのは、男と女と悪魔の物語という主題で、自分の人生を求め、迷いながらも本当に大切な愛に気づく人間の普遍的な姿を、今なお輝きを放つ、若々しさと時にはユーモラスな楽曲でつむいでいる。
日本では3回上演されて、耳馴染みのよい音楽とシンプルな愛の物語を通して、ミュージカルだからこその人間賛歌として描かれている作品だ。この34年ぶりの『アップル・ツリー』、城田優が初演出作品として手がける。ミュージカル『エリザベート』にトート役で出演するなど、自身もミュージカル界を牽引する存在として活躍する城田優。この「アップル・ツリー」で、かねてから念願であった演出家という立場で、現代日本にブロードウェイミュージカルの名作をよみがえらせるべく、挑戦する。
日本での上演は久々となり、城田の演出により新しく生まれ変わるミュージカル『アップル・ツリー』に期待が寄せられる。
【STORY】
3組の男女の愛のものがたりをオムニバス形式としたミュージカル。
第1部 アダムとイヴの日記…エデンの園に目覚めたアダムとイヴ。2人は出会い、お互いの存在に当惑しながらも、やがて心を通わせてゆく。ヘビに誘惑され禁断の果実の正体を知ったイヴ。
第2部 女か虎か…未開の王国で行われる奇妙な裁判。闘技場には大きな2つの扉があり、その一方には獰猛な虎が、もう一方には美しい女が待っている。虎に食い殺されるか、女と婚礼を挙げるか…その両極の運命は、囚人みずからの選択に委ねられているのだ。
第3部 パッショネラ…現代のニューヨークで煙突掃除として働く少女エラ。彼女の生活は困窮する一方だが、彼女にはただひとつ、映画スターになりたいという輝かしい夢があった。ある晩、大好きなテレビの向こうに現れたゴッドマザーの魔法により、エラは憧れの映画スター•パッショネラに変身してしまう。富や名声を手に入れ、理想のトップスターに上り詰める彼女だが、その孤独な心は真実の愛を求めて彷徨っていた。
【城田優コメント】
この度、以前より念願だったミュージカルの演出が実現し、とてもワクワクしています。
今回演出をさせていただく『アップル・ツリー』は、僕がぜひやりたいと思い、選んだ作品です。
シンプルですが、メッセージ性が強く、人それぞれの感受性の違いをコミカルに描く中にも、違いがある人々も最終的には分かり合い、愛し合うことができるというメッセージが、とても素晴らしいと思いました。
国や宗教、人種など、違いはたくさんあれど、人類は最後は愛で繋がっているということを、世界の縮図のようなこの作品を通して、観客の方々にお伝えできたらと思っています。
今回、キャストのオーディションもさせていただきましたが、本当に皆さん魅力的な方達ばかりで、審査は非常に難航しました。
残念ながら選べなかった皆さんに対して、今でも後ろ髪引かれる思いがありますが、才能あふれる参加者から、厳選して今回のキャストを選ばせていただきました。
これから稽古を通して、どんな一面を見せてくれるか、本当に楽しみです。
素敵な作品と思っていただけるものをつくりあげられるよう、精一杯取り組みたいと思います。
【プロフィール】
城田優(しろた・ゆう) 1985年生まれ、東京都出身。2003年俳優デビュー。舞台では、ミュージカル『エリザベート』『ロミオ& ジュリエット』『ファントム』などで主演を務めた他、『4Stars』では海外のミュージカルスターと共演を果たす。本年、第6回岩谷時子賞にて「奨励賞」も受賞。2015年は、ドラマ『○○妻』、SPドラマ『結婚に一番近くて遠い女』などに出演、TBS系ドラマ「表参道高校合唱部!」にも教師役を好演。また、映画では、興行収入が現状2015年の洋画でNo.1のディズニー映画『シンデレラ』のプリンス役吹き替え声優も務めた。2010年に史上最年少で『エリザベート』トート役を演じ、第65回文化庁芸術祭・演劇部門で芸術祭 新人賞を受賞。第6回岩谷時子賞奨励賞受賞。来年1月上演の地球ゴージャスプロデュース公演Vol.14「The Love Bugs」にて主演も決定している。
公演情報
ミュージカル『アップル・ツリー』
■期間:2016/5/28~6/7
■会場:赤坂RED/THEATER
■会場:赤坂RED/THEATER
■脚本◇ジェリー・ボック&シェルダン・ハーニック、ジェローム・クーパースミス
■作詞◇シェルダン・ハーニック 作曲:ジェリー・ボック
■日本語脚本◇青井陽治
■演出:城田優
■音楽監督:西野誠
■出演:岸祐二 関谷春子 上野哲也 杉浦奎介 和田清香 小山侑紀 豊原江理佳
■公演に関するお問合わせ〉ワタナベエンターテインメント:03-5410-1885(平日11:00~18:00 )
■前売り開始:2016年3月12日(土)