京太郎、新たな野望はK-1重量級の三階級制覇!? 「スーパー・ヘビー級の日本人はそう出てこない。今の日本に自分の名前を響かせたろうかなって思います」 <「K'FESTA.4 Day.2」一夜明け会見>

2021.3.30
レポート
スポーツ

(C)K-1

3月29日(月)都内にて「K-1 WORLD GP 2021 JAPAN ~K’FESTA.4 Day.2~」日本武道館大会の一夜明け会見が行われた。

第17試合で実方宏介を予告通りに鮮やかなパンチで倒し、ボクシングからの復帰第1戦をKO勝利で飾った京太郎。メタリックピンクに光るジャケットに前日会見と同じマリオの帽子、そして漫画の目が描かれたメガネという出で立ちで登場すると、一夜明けても止まらないマシンガン・トークを披露する。

前日の実方戦について「キックの難しさを改めて感じた」と振り返るとともに、同日の会見の冒頭で従来のヘビー級が100kgを境に「ヘビー級」と「スーパー・ヘビー級」に分けられることが発表されたと聞かされると、「(クルーザー級も含めて)3階級制覇してやろうかな」と意欲を見せた。

京太郎の存在でK-1の重量級戦線がさらに面白くなりそうだ。

「(スマホからゲーム音楽を流して)スーパーマリオ・ワールドで昨日は戦ったんですけど、どっちモードがいいんですかねえ? 『いい人キャンペーン』なのか、『いい人じゃないキャンペーン』なのか。(※アナウンサーから『今のお気持ちで』と回答)昨日の試合後、リング上でのインタビューが、ギャップがあって全選手の中で一番いいと言われまして、いい人キャンペーンもやっていこうかなと思うんですけど、実際の僕がああいうタイプなんでね。昨日はいい第一歩を迎えられまして、やはりありがたいなと」(京太郎)

K-1の方には、10年以上前、昔のK-1で働かれてた方もいて、その方が『成長したなあ』と。昔、チャンピオンだった時はとんでもないポンコツだったんで。そういう成長も感じられたなと思ったんですけど、とりあえず第一歩を踏み出せたんで、よかったなと思います」(京太郎)

――一夜明けての心境は?)

本音の部分を言いますと、ずっとボクシングとK-1の違いというのを考えていて。今日、ここでしゃべった人って、ずっとK-1に出てた人ばっかりだと思うんですけど、僕はいろんなことをやってきて、面白いな、こんな違いもあるんだなということもありました。ファンの違いもあった中で、やっぱり10年キックをやってないと難しいなと改めて思いました。見てる人は余裕を持って倒したと思ったでしょうけど、僕の中ではあれでいっぱいいっぱいだったんで、大変でした。

――一今後の目標は?

K-1に戻ってきたのは別にチャンピオンになりたいとかそういうことでもなく、いろんな人に僕の思いを伝えたいということと、僕のやってきた経験と情熱を感じてもらいたいというのもそうですし。昨日のK-1を見て、応援してくれる人がいっぱいいたんで、その人の人生に寄り添えるということが素晴らしいなと。

あとは、K-1は正統派の人が多いんで、僕みたいに違うキャラで、違う角度から刺激できたらと思うんでね。正統派は武尊選手とかカッコいい人たちに任せるんで、ヘビー級は今のところは一人しかいないんで、僕ができるのはそういう面で刺激することだけだと思ってます。

――一カーフキックを蹴られてダメージは?

『ついにムエタイがカーフかい!』ですよ! 僕の意見で言うと、K-1にカーフって、なくていいと。別に禁止(にしろ)ってわけじゃないですけど、格闘技K-1にカーフって必要なのかなと。カーフがなくてもローを蹴ればいいかなと思いますし。規制する方法はないですけど、アレをするとパンチがおろそかになる部分もあるし。パンチとカーフ(のコンビネーション)でいくならいいんですけど、カーフだけで攻める人もいるんで。相手に致命傷を与えるんだったらカーフは必要ないと思うんですけど。でも、蹴られて腹が立ったんで、蹴っちゃいました、すみません。

――一パンチだけと言っていたが、どうして蹴った?

例えばカレーライスを食べに行きます。ルーだけ食べますか?ライスも食べますよね? そういうことです。蹴りがあるのに蹴らない手はないじゃないですか。向こうの選手は僕のことを『蹴り倒す』って言ってましたけど、僕はその10年前に世界チャンピオンになってるんで。蹴りますよって話で、それは蹴りますよ。

卜部功也にバンテージ巻いてもらった時に、『そんな薄いんかい』と。もっと3センチぐらい厚くしろよと。3人ぐらいバンテージチェックの人が見てたんで、厚く負けず、いまだに痛いですけど。蹴った方も痛いし蹴られた方も痛いですけど、僕としては5カ月ぐらい追い込んだ末の痛みなんで、いい痛みかなと思ってます。

――一作戦を遂行しようとしていた?

僕、今まで何十戦と戦ってきましたけど、作戦は一個もないんですよ。その場で全部見て、相手の出方をうかがってやってきたんで。どうせ蹴ってくるんですもん。で、『カーフかい!』ってことですよ。細かい話しをすると、ボクシングって、ジャブから入るんですよ。長いラウンドを使って、それを攻略していくんです。でもK-1って、ジャブから入ったら蹴りが来るし、パンチもいきなり打たなきゃいけないんですよ。それは怖かったですね。ボクシングは3R捨てても勝てるんですよ。でもキックは1R捨てたら、厳しいんですよね。それはデカかったです。1Rが終わって焦ってたら卜部功也が『右で倒せます』って気軽に言ってきて、『倒せるんかい!』って右打ったら倒せたんです。昨日の卜部功也会長と濱田トレーナーは最高のチームでした。

――一先ほど、今後ヘビー級とスーパー・ヘビー級に分かれるという発表がありましたが

聞いてなかったんですけど、重量級がスーパー・ヘビー級とヘビー級とクルーザー級に分かれるんですか? だったら3階級制覇してやろうかな? 武尊選手に負けないように。たぶん、スーパー・ヘビー級になると日本人はそう出てこないので、僕は誰とでも。今回も正直、『どうする?』って言われた時に『僕はヘビー級なんで、130kgでも140kgでもいいですよ』って話しはしたんですけど。僕はどの階級でもやったろうかなって。日本人としてヘビー級できてるんで。

今までK-1初の日本人世界王者になって、ボクシングでは世界ランキングに入って東洋太平洋王座も獲って、全部やってきてるんで。僕の中では勝つ負けるということより、そこに挑むということが大事だと思うんで。やったろうかなって思いますけどね。今の日本に響かせたろうかなって。そういう面でも別の角度から刺激できるんじゃないかと思います。

――一久々に戻ってきて、自分の振る舞いで変わった点は?

そこを一番伝えたくて。昔から僕のことを知ってる人が、真剣に『成長したな』って言ってくれたんですよ。僕自身も挑発と思ってないですけど挑発になってしまったり、チャラけてるなと思われたかもしれないですけど、K-1の人たちが走り回って、僕ら一人一人に声をかけてくれて、1日前にKrushもあったでしょう、1週間前にK-1もあったでしょう、そんなに多くない人数の中で、皆さんがこのK-1を作り上げてる、それが素晴らしいです。

あと、後半戦では僕ぐらいでしょう、あの会場に家から十年来のスーツケースを持って、電車で来るのは。上に上ったらお客さんしかいないんですよ。そのお客さんが『大阪から来ました、写真撮ってください』と。あの20代の若い子たちの熱い思いを見て、K-1っていいところにみんないるんだなと思った時に、昔は自分のことしか考えずにイケイケでやってましたけど、今は環境のこととか人のこととか、対戦相手の実方選手にも試合後、ヒザをついて土下座したというのも相手への感謝ですし。心技体の心というのは本当に大事だと思いました。そこが気持ちの部分で、本当に成長したなと思いました。

――一言い残したことは?

とりあえず、あと1~2戦はお手軽プランということで、どうせいつかタイトルマッチをやるので、今はお手軽プランで、お手柔らかにお願いします。

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