【見所コラム】RISE 3・28後楽園大会は女子決戦! 紅絹vs宮﨑小雪のアトム級(-46㎏)王座戦 & ミニフライ級(-49kg)トーナメント

2021.3.20
コラム
スポーツ

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2019年に女子ファイターのみの大会「GIRLS POWER」をスタート、昨年は優勝賞金300万円を懸けたトーナメント「QUEEN of QUEENS」を開催と盛り上がるを見せるRISE女子戦線。3・28後楽園ホール大会はそんな女子の2大決戦をメインに行われる。王者・紅絹に新星・宮﨑小雪が挑むアトム級(-46㎏)タイトルマッチと、ミニフライ級(-49㎏)王者・寺山日葵への挑戦権を懸けたワンデイトーナメント。2021年も女子の戦いが加速していく。

ベテラン&レジェンド王者・紅絹

▼メインイベント RISE QUEENアトム級(-46kg)タイトルマッチ 3分5R無制限延長R
紅絹(王者/NEXT LEVEL渋谷) ※2度目の防衛戦
vs
宮﨑小雪(挑戦者/TRY HARD GYM/アトム級NEXT QUEENトーナメント2021優勝)

紅絹は2006年10月のデビューで14年のキャリアと62戦35勝(2KO)21敗6分という驚異の戦績を持つベテラン選手。自ら「殴る蹴るよける」が得意と言うように、パンチを主体にしたトリッキーなスタイルで相手を翻弄し、これまでJ-GIRLSミニフライ級(12年11月)、RISE QUEENアトム級(19年7月)と王座を獲得してきた。

RISEでは19年7月のアトム級王座決定トーナメント決勝で那須川天心の妹・梨々を退け王者となり、20年2月の初防衛戦でも倒し倒されの激闘の末に平岡琴を降し王座を守った。昨年10月に行われた47.6㎏契約トーナメント「QUEEN of QUEENS」でもAyaka、百花と若き王者たちを降し貫録を示した。階級上の王者である寺山日葵にこそ3敗と分が悪いが、その他の選手たちにはまだまだ高い壁として存在感を示している。

“天才空手シスターズ・妹”宮﨑小雪

対するは“天才空手シスターズ・妹”こと宮﨑小雪。2003年2月生まれの宮﨑は18歳となったばかり。小学3年から空手を学ぶと10戦10勝(3KO)と無敗のアマチュア戦績を引っさげ2019年11月に16歳でプロデビュー。そこから昨年11月、「QUEEN of QUEENS」トーナメントリザーブマッチでAyakaにこそ敗れたが現在まで6戦4勝1敗1分の戦績で、まだ17歳で臨んだ1月の「アトム級NEXT QUEENトーナメント 2021」で佐藤レイナ、小林愛理奈を連破し今回の挑戦を決定づけた。

宮﨑は「NEXT QUEENトーナメント」の優勝後、リング上から「勝つ自信しかないので牛狩りを待っていてください」と言い放ち(※紅絹は牛を模したコスチュームを着用している)、これを受け紅絹がリングに入り「私よりスピードあるし、私より上手なのでもうタイトルマッチでいいんじゃないですか?」とこの挑発と挑戦を受諾。「平岡(琴)先輩が負けているので私が借りを返します。10代をなめないでください」と言う宮﨑に、紅絹も「30代なめんなよ」と返し、早くもリングで火花を散らした。

寺山こそ勝利しているが本来は階級上の選手であり、アトム級では歴戦で培った技術と試合運びで難攻不落の王者である紅絹。5R戦も有利に使い、今回も政権を守るのか。あるいは宮﨑が切り崩し新ヒロイン誕生となるのか。

無敗の“8頭身JKファイター”に“天才空手シスターズ・姉”がリベンジ戦

▼第2試合 ミニフライ級(-49kg)NEXT QUEENトーナメント 2021準決勝② 3分3R延長1R
宮﨑若菜(TRY HARD GYM/2019年KAMINARIMON全日本女子トーナメント-52kg級優勝)
vs
AKARI(TARGET/2018年KAMINARIMON全日本女子トーナメント-52kg級優勝)

宮﨑小雪がチャンスを掴んだのが1月の「アトム級NEXT QUEENトーナメント」だったが、今大会では1階級上・ミニフライ級(-49㎏)での「NEXT QUEENトーナメント」が行われる。優勝者には同級のRISE QUEEN王者である寺山日葵への挑戦権が与えられる。女子エースとして確固たる地位を築いている寺山だが、トーナメントにはいずれもバックボーンに特徴を持つ4選手が揃った。

まずは小雪の姉で“天才空手シスターズ・姉”こと宮﨑若菜。小雪と同じく空手を経て、1ヵ月早い19年10月にデビューした若菜はここまで5戦4勝(1KO)1敗。サウスポーから攻撃の見切りがよく、前戦となる1月の試合では左ハイキック、左フックでKOを決め、姉妹揃っての勝利を上げた。

そんな若菜に唯一の黒星を与えているのが準決勝で対戦するAKARI。17歳とトーナメント最年少となる高校生のAKARIは、第2代RISE QUEENである神村エリカに幼少から指導を受け、19年9月に15歳でプロデビュー。ここまで取りこぼしなく5戦5勝と快進撃を見せている。得意技は8頭身の長い手足を利した顔面前蹴りとミドルキック。苦手なものには「女子の傷のなめ合い」を上げ、「私が優勝しないとこのトーナメント開催される意味がない」「全員パッとしない」といった強気な発言も隠すところがない。

両者は互いにプロ2戦目であった19年11月に対戦しAKARIが判定勝ち。リベンジを掲げていた若菜にここでチャンスが巡ってきた。「勝って敗北の味を教えます」という若菜に対し、「二度とリベンジすると言わせないようにします」とAKARIも応戦。互いに強い対抗意識を燃やしており、激闘は間違いなしだ。

ボクシング世界王者vs大道塾全日本王者

▼第1試合 ミニフライ級(-49kg)NEXT QUEENトーナメント 2021準決勝① 3分3R延長1R
山本ユノカ(Kick Box/元WBA女子世界ライトミニマム王者、元OPBF女子東洋太平洋フライ級王者)
vs
大倉 萌(大道塾 吉祥寺支部/2017年北斗旗全日本空道体力別選手権大会 女子-215クラス優勝)

準決勝もう1試合も異色対決。ボクシングの元WBA女子世界ライトミニマム級王者である山本ユノカと大道塾で総合武道「空道」を学び全日本大会を制した大倉萌が対戦する。

山本はボクシングで13戦9勝(6KO)2敗2分の戦績を残し、19年からキックボクシングに転向。昨年7月に紅絹と対戦し敗れたが、ここまでキックでは4戦2勝1敗1分。所属ジムの代表も太鼓判を押す身体能力と頑丈さでキックボクシング適応を高め、ボクシングに続いての王者を目指す。

大倉は10歳から空道を学び、155㎝と小柄ながらハーフデッドリフトで300kg、ベンチプレスでは100kgという驚異のパワーを持つ。早稲田大学法学部卒の才媛でもあり、昨年10月の「QUEEN of QUEENS」1回戦ではキックキャリア2戦目ながらミネルヴァ・アトム級王者(当時)の百花と蹴りで渡り合う高い技術を見せ、可能性を感じさせた。

女子軽量級ながらボクシングで高いKO率を誇った山本のパンチと、軽量級の男子ですら上回る大倉のパワー。もう1つの準決勝、宮﨑vsAKARIが潰し合いとなるのも予想されるだけに、両者ともこの一戦をスムーズに勝ち上がり決勝を優位に戦いたい。ボクシングvs空道、ともにキック戦績はまだ浅く、ベースを活かしいかにRISEに適したスタイルを作ってくるかが勝敗を分けそうだ。

“人獣”中村寛参戦&ヘビー級国内戦

▼第6試合 スーパーフェザー級(-60kg) 3分3R延長1R
SEIDO(LARA TOKYO/同級5位)
vs
中村 寛(BK GYM/第6代DEEP☆KICK-60kg級王者)

▼第5試合 ヘビー級 3分3R
内田雄太(Team Aerts/ホーストカップ日本ヘビー級王者)
vs
森 孝太郎(NEXT STEP GYM/J-NETWORKライトヘビー級暫定王者)

また男子も注目カードが並ぶ。デビューから8戦8勝8KO、獣を思わせる荒々しい戦いで“人獣”の異名を取る中村寛がRISEホール大会初参戦。8連勝の後2連敗を喫した中村だが、昨年11月にMMAファイターの魚井フルスイングを1R KOで沈め復活。打たれても打たれても前に出るベテランSEIDOとは見る者を熱くする戦いを繰り広げてくれそうだ。

ヘビー級の内田雄太はオランダへ渡りピーター・アーツ率いるTeam Aertsで腕を磨き、今回RISEに初参戦。空手をベースに20戦18勝2敗と高い勝率を誇る。対する森は現K-1クルーザー級王者であるK-Jeeのトレーニングパートナーであり、新日鉄八幡で活躍し北九州代表にも選出されたことがある元ラガーマン。現在は地元の佐世保でネクストステップジムを主宰し、K-Jeeが苦手意識を持つほどの実力を持つ。コロナ禍で外国人の来日が困難となり停滞を余儀なくされているRISEヘビー級だが、活性化を促す一番となるか。

イベント情報

『RISE147』

 日時:3月28日(日)17:30開始
 場所:後楽園ホール(東京都)

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